親不知レンガトンネル

親不知レンガトンネルは、レンガのアーチと奥へ吸い込まれる直線が強烈なリーディングラインになるスポット。入口の暗部を大きく取り、出口の光を小さく置くとドラマが生まれます。連続するレンガの目地は望遠で圧縮すると密度が増し、広角なら曲線の迫力が出る。雨の日はレンガが深く沈んで色が締まり、濡れた路面の反射が雰囲気を底上げします。夕方はトンネル内の陰影が濃くなり、シルエットの人物を一点景にするとスケール感が出る。長秒で人影を消して静寂を作るのもおすすめ。海風や波の気配を想像させる余白を残すと、場所らしさが立ち上がります。