大鳥居

大鳥居は、日本海に面した砂浜に堂々と立つ巨大な鳥居で、水平線と空の広がりを一気に写し取れるスポットです。干潮時は濡れた砂浜が空を映す鏡となり、夕景では鳥居をシルエットにして空と波のグラデーションを主役にできます。日中は雲の影が海面を走る瞬間を狙い、広角で低く構えれば、足跡や流木が自然な前景に。長秒で波をなめらかに流すと、旅の寂寥感と開放感が同居する印象的な一枚になります。風の強い日は飛沫対策をしつつ、レンズの前玉だけはこまめに拭きながら撮影したい場所です。三脚とNDがあれば表現の幅はさらに広がります。