重要文化財旧高橋家住宅

旧高橋家住宅は、入母屋造り茅葺きの大きな農家で、深い軒と広い土間、整えられた庭が“武蔵野の大屋敷”を感じさせる重要文化財です。外観は広角で屋根と庭木、空をバランスよく収め、屋根の厚みを強調。室内では土間から座敷を見上げるように撮ると、生活空間の層の違いが伝わります。中望遠で梁や囲炉裏、農具のディテールを寄りで拾えば、農村の歴史を語るシリーズに。曇天でコントラストが穏やかな日ほど、木と土の階調が豊かに写せます。