居多神社

海に近い杜に抱かれる居多神社は、参道の鳥居と社叢の深い緑が主役。朝は斜光が玉砂利に影を落とし、縦構図で奥行きがぐっと伸びる。春の新緑、秋の紅葉は色の層が増え、雨上がりは苔と濡れ石が艶やかで質感勝負に最適。海風で葉が揺れる日は1/15秒前後で少し動きを残すのも手。木漏れ日は絞り込んで光芒を狙うと神秘的で、平日朝の静かな時間ほど成功率が高い。参道のカーブを低い位置から狙い、人物を一点景に置けば物語が生まれる。広角で森の量感、標準〜中望遠で注連縄や手水の滴を丁寧に。PLで葉の反射を抑えると緑が締まり、鳥居の朱は飽和に注意。