川合神社

川の流れや水田の気配が近い土地の神社は、風景と信仰を同じフレームに入れやすいのが魅力。広角で鳥居と空、周囲の里道をつなげると“ここにある理由”が写り、望遠で扁額の文字や注連縄、苔の粒立ちを寄れば密度も確保できます。雨上がりは路面反射が強い味方で、ローアングルだと朱や灯籠が二重に映ってしっとり。春の若葉、秋の落ち葉、冬の薄雪で印象が大きく変わり、雪の日は白が背景を整理して端正にまとまります。人がいる日は1/2秒で流して静けさを残し、最後に手水の水滴を寄りで締めると完成。青い時間の外灯も絵になります。