陵山古墳

陵山古墳は、集落の背後にこんもりと盛り上がる墳丘が特徴で、里山の暮らしと古代の墓が自然に溶け合った風景が撮れる場所です。田んぼ越しに低い目線で狙えば、季節ごとに表情を変える稲の色と墳丘のシルエットを一枚に収めることができ、特に夕方の逆光で影絵のように抜くと印象的です。広角で空を大きく入れて開放感を出したり、望遠で墳丘の稜線だけを切り取って抽象画のように見せたりと、レンズワークで雰囲気が大きく変わります。霧の朝や雨上がりには空気が柔らかくなり、草のディテールや遠くの山並みの階調もきれいに出るので、三脚を使って低感度で丁寧に写しとりたいスポットです。