恵山

火口から立ち上る噴気と荒涼とした赤褐色の岩肌が、標高618mとは思えない迫力を生む活火山。5月下旬は山麓を染めるエゾヤマツツジ、秋は黄金色のススキ、冬は冠雪と四季ごとに被写体が変化するため通年で楽しめる。火口原駐車場から山頂まで約70分とアクセス良好で、広角レンズで荒々しい地形をダイナミックに、望遠で湯気と植生を抽象的に切り取れる。夜は光害が少なく星景撮影にも最適。午前6時開門の登山道路を利用すれば、朝焼けに染まる噴煙と太平洋の水平線を同時に収めた絶景が狙える。防寒と火山ガス対策は万全に必須。