
【2026年版】マイクロフォーサーズの神レンズ8選|LUMIX・OM SYSTEM・SIGMA・ライカDGまで用途別に








マイクロフォーサーズのレンズ選びは「小さく軽いのに、望遠が強い」という魅力がある一方で、LUMIXやOM SYSTEMの純正に加えて、SIGMAやライカDG、中華レンズ、さらにはCマウント遊びまで選択肢が幅広く迷いやすいところです。ここでは旅行の1本から望遠、ポートレート、動画まで用途別に選びやすい実績あるレンズを中心におすすめ8本を厳選し、選び方の軸と用途別の最適解がつかめるように整理します。
この記事のサマリー

マイクロフォーサーズのレンズ選びは、まず35mm判換算で画角を整理し、「何をどこまで写したいか」を明確にすることが軸になります。

手ブレ補正の有無やボディとの協調、AFや動画との相性を確認すると、望遠や暗所での失敗を減らせます。

旅行なら高倍率ズーム、作品づくりや暗所なら明るい単焦点、動体や野鳥なら望遠ズームという切り分けが分かりやすい整理です。

LUMIX・OM SYSTEM・SIGMA・ライカDGはそれぞれ強みが異なり、目的から逆算すると満足度が上がります。

まずは出番の多い用途の1本を決め、次に弱点を補う1本を足す考え方が、迷いにくく現実的な組み立て方です。
マイクロフォーサーズのレンズ選び|まず押さえる3つの軸
マイクロフォーサーズのレンズを選ぶ際は、まず換算画角で用途を整理し、次に手ブレ補正やAF性能、動画との相性を確認します。そのうえで、ズームで汎用性を取るのか、明るい単焦点で描写を重視するのか、マクロや魚眼など表現に特徴のあるレンズを選ぶのかなどサイズと描写の方向性まで考えると、買い足しの順番も見えやすくなります。
同じ標準ズームでも24-120mm相当なのか24-200mm相当なのかで守備範囲は変わります。まずは「何を撮る日が多いか」を具体的にしておくことが大切です。
選び方1.35mm判換算で必要な画角を先に決める
マイクロフォーサーズは焦点距離が2倍換算になるため、12-60mmは24-120mm相当、100-300mmは200-600mm相当として考えます。35mm判換算で捉えることで、実際にどこまで写せるのかが具体的に見えてきます。
たとえば旅行では、広角24mm相当が欲しい場面(建築や室内)と、望遠200mm相当が欲しい場面(遠景やステージなど)が一日の中で両方出てくることがあります。あらかじめどこまでカバーするのかを決めておかないと、現地で「もう少し寄りたい」「もう少し広く撮りたい」と感じる場面が出てきます。
一方、スナップ中心であれば40mm相当や50mm相当の単焦点で画角を固定するほうが、構図が安定し、撮影のリズムも作りやすくなります。
選び方2.手ブレ補正は望遠と動画で効く。協調補正もチェック
手ブレ補正は、広角では気づきにくくても、望遠や夜景、動画で体感差が出ます。マイクロフォーサーズは軽いぶん微ブレも出やすく、補正の有無が歩留まりに直結しがちです。
具体例として、200-600mm相当で鳥を追うときはシャッター速度を上げてもブレが残ることがあり、レンズ内補正が助けになります。また子どもの室内動画では、滑らかな補正と静かなAF駆動が重要です。ボディとレンズが協調する方式(Dual I.S.やSync IS)に対応しているかも確認しておきましょう。
選び方3.便利ズームで固めるか、単焦点で描写を深めるか
最初の1本は高倍率ズームで守備範囲を広げ、次に単焦点で描写の幅を足していく、という順番は組み立てやすい選び方です。高倍率ズームは旅行でレンズ交換を減らせるため汎用性が高く、単焦点は暗所やボケ表現で描写に差を出しやすくなります。
たとえば家族旅行や食事の写真が多いなら、便利ズームに小型の単焦点を1本組み合わせるとバランスが取りやすくなります。一方、ポートレートを意識するなら85mm相当〜112mm相当の中望遠単焦点が選択肢として分かりやすいでしょう。
中華レンズやCマウントは価格を抑えて個性的な描写を楽しめますが、周辺描写や逆光耐性にクセが出やすい傾向があります。まずは標準的なレンズで基準を作り、その後に取り入れるほうが整理しやすくなります。
メーカー別の特徴と互換性:LUMIX・OM SYSTEM・SIGMA・ライカDG
マイクロフォーサーズは基本的にボディとレンズの相互互換があり、LUMIXボディにOM SYSTEMレンズ、OM SYSTEMボディにLUMIXレンズも装着できます。ただし手ブレ補正の協調制御や一部の高度な機能は組み合わせによって挙動が異なるため、重視する性能を先に決めておくことが大切です。
純正は総合バランス型、ライカDGは解像感と色のまとまり、SIGMAは明るい単焦点と価格のバランス、個性派レンズは描写のクセを楽しむ方向というように役割で分けて考えると、選択肢が多くても判断しやすくなります。
望遠と動画では手ブレ補正とAFの相性が差になる
望遠域や動画撮影では、ボディとレンズの相性が結果に直結します。特に200-600mm相当のような超望遠域では、わずかなブレが歩留まりに影響します。
LUMIXは対応ボディとレンズを組み合わせることでDual I.S.による協調補正が働き、望遠手持ち撮影で安定しやすい傾向があります。長時間の撮影では、補正の効き方によって疲労感にも差が出ます。
一方OM SYSTEMは、ボディ内補正を軸にした設計が特徴で、Sync IS対応レンズと組み合わせることでさらに安定性が高まります。動画では、補正だけでなくAF駆動音やフォーカスの追従特性も重要です。静粛性に優れたレンズは、室内収録やVlog撮影で扱いやすさが増します。
ライカDG・SIGMA・個性派(中華/Cマウント)は狙いが明確
ライカDGはズームでも単焦点でも、解像感と階調、色のまとまりを重視する人に向きます。旅行の記録を作品寄りに仕上げたい、逆光のシーンを多用したいといった撮影で差が見えやすいでしょう。
SIGMAはF1.4単焦点のラインが分かりやすく、価格を抑えつつボケと暗所性能を手に入れたい人に人気です。中華レンズやCマウントはさらに安価ですが、周辺画質の落ち込みやフレア、個体差が出ることもあるため、SNSで見た作例のいい部分だけで決めないのが安全です。
マイクロフォーサーズのレンズ比較早見表
定番8本を得意な撮影ジャンルで一覧にし、用途ごとの特徴をつかみやすく整理しました。
製品名 | 特徴 |
|---|---|
LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 II | 旅行の最適解。広角〜望遠を1本でこなす軽量高倍率ズーム |
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 | 標準ズームの画質を底上げ。日常〜旅で写りの満足度を狙う |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 24-200mm相当+強力補正。アウトドアで頼れる万能PROズーム |
LUMIX G 20mm F1.7 II | 軽くて明るい40mm相当。スナップと食事写真の定番単焦点 |
LUMIX G 42.5mm F1.7 | 85mm相当のポートレート入門。小型でもボケと補正が強い |
SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporary | 112mm相当F1.4。背景を大きくぼかして主役を浮かせる |
LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II | 200-600mm相当を手持ちで。野鳥・飛行機・スポーツの王道 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO | 80-300mm相当F2.8通し。動体とイベントで信頼できるPRO望遠 |
早見表の段階で「旅行用の1本」「人物撮影の1本」「望遠の1本」といった用途ごとの役割が見えると、買い足しの順番まで整理がしやすくなります。たとえば最初に14-140mmで守備範囲を確保し、次に20mmや42.5mmといった単焦点で表現の幅を足していく構成は、荷物と満足度のバランスが取りやすい例です。
逆に、最初から画質も守備範囲も高いレベルで両立させたい人には、12-60mmのライカDGや12-100mm PROのような汎用性がありながら描写の質も高いレンズが合っています。
以下では、各レンズの得意・不得意を具体的な撮影シーンに沿って詳しく掘り下げていきます。
LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 II|まずは1本で完結したい人へ

LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 II ASPH. POWER O.I.S.は、35mm判換算28-280mm相当を1本でカバーできる高倍率ズームです。重量約265gと軽く、レンズ交換を減らしつつ、広角の風景から望遠での子どもや動物まで1日でカバーできる点が魅力です。
旅行の撮り逃しを減らす焦点距離と携帯性
28mm相当から使えるため街並みや集合写真にも対応しやすく、280mm相当まで伸びることで遠くの被写体も大きく写せます。展望台からの遠景や、動物園で檻越しに撮る場面でも「もう少し寄りたい」と感じる機会は少なめです。
荷物が軽いと、結果的にカメラを持ち出す日が増えます。週末の散歩や帰省のタイミングで気軽に持って出歩けるレンズとして機能し、撮影頻度そのものを底上げしてくれるタイプでしょう。
高倍率ズームならではの注意点と上手な使い分け
開放F値は広角側F3.5〜望遠側F5.6のため、夕方の室内や夜景では十分なシャッター速度を確保しにくく、結果としてISO感度が上がりやすくなります。食事写真や薄暗い室内で大きなボケを狙うなら、後述の20mm F1.7 IIや42.5mm F1.7のような明るい単焦点を追加すると、描写の自由度が高まります。
また望遠端では空気の揺らぎや被写体ブレの影響も受けるため、動く被写体はシャッター速度を意識するのが重要です。手ブレ補正は助けになりますが、動体を止めるのはシャッター速度という基本は変わりません。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 II ASPH. POWER O.I.S. |
発売日 | 2015年4月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 14-140mm F3.5-5.6 |
35mm判換算 | 28-280mm相当 |
手ブレ補正 | あり(POWER O.I.S.) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.30m/0.25倍 |
フィルター径 | 58mm |
重量 | 約265g |
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LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0|標準ズームの画質を上げたい人へ

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.は、24-120mm相当をカバーする高級標準ズームです。広角側F2.8スタートで、ズームしてもF4に留まるため、キットズームからのステップアップで暗所・ボケ・解像の全部が分かりやすく改善します。
日常の光をきれいに写すズーム。逆光や階調が強い
標準ズームは出番が多いぶん、写りの違いが積み重なって効いてきます。たとえば朝夕の斜光で空のグラデーションを残したい、室内窓辺のポートレートで肌と背景をなめらかに繋ぎたい、といった場面で階調の出方が満足度に直結します。
24-120mm相当は旅でも使いやすく、広角で景色を押さえ、50-85mm相当付近でスナップポートレートに移行できます。単焦点ほど割り切れないが、キットの写りでは物足りないという層に刺さりやすいレンズです。
価格とサイズは上がる。代わりに“この1本の信頼”が増える
廉価な12-60mmクラスと比べると価格は上がり、ボディとの合計重量も増えます。軽快さ最優先の人は14-140mmのような軽量高倍率のほうが幸せになりやすいでしょう。
一方でレンズ交換を頻繁にしない運用なら、このズームの守備範囲と画質のバランスは強力です。競合としてはF2.8通しのPROズームがありますが、携帯性と価格を含めた現実解として12-60mm F2.8-4は落とし所が分かりやすい選択になります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. |
発売日 | 2016年10月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 12-60mm F2.8-4.0 |
35mm判換算 | 24-120mm相当 |
手ブレ補正 | あり(POWER O.I.S.) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.20m/0.30倍 |
フィルター径 | 62mm |
重量 | 約320g |
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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO|アウトドアの万能ズームを1本で

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは、24-200mm相当をカバーするPROグレードの高倍率ズームです。ズーム域の広さに加えて、レンズ内手ブレ補正とボディ補正が協調する構成が強く、登山や旅、イベント撮影までとにかく失敗を減らしたい人に向きます。
24-200mm相当の守備範囲が撮影の計画を簡単にする
24-200mm相当は、風景から簡易望遠までが一気通貫で繋がります。たとえばハイキングで広角で稜線、中望遠で人物、望遠で遠景の山肌をレンズ交換なしで撮れるため、天候が変わりやすい日でもテンポが落ちません。
もう一つの強みが近接性能です。テーブルフォトや植物の接写で「もう少し寄りたい」を叶えやすく、旅先で見つけた小物や料理を撮っても記録以上に仕上げやすいでしょう。
F4固定の明るさと重量は事前に確認しておきたいポイント
F4固定は扱いやすい一方で、夜の室内やライブハウスのような暗所では、F1.7やF1.4の単焦点に比べてISOを上げる必要が出ます。暗所での人物表現を優先するなら、後述の42.5mmやSIGMA 56mmの追加が効率的です。
またレンズ単体で500g台と、マイクロフォーサーズの中ではしっかり重い部類です。それでもフルサイズで同等域を揃えるよりは軽く、雨や寒さに強い設計も含めて、屋外用途の信頼性に価値を置く人には納得しやすいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO |
発売日 | 2016年10月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 12-100mm F4.0 |
35mm判換算 | 24-200mm相当 |
手ブレ補正 | あり(最大6.5段相当:ボディ協調時) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.15m/0.30倍 |
フィルター径 | 72mm |
重量 | 約561g |
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LUMIX G 20mm F1.7 II|最小クラスで写りの良さを持ち歩く

LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.は、35mm判換算40mm相当の小型単焦点です。重量約87gの薄型設計で、ズームを外して「今日は軽く撮る日」にぴったりです。日常スナップ、食事、街歩きの相性がとても良い1本でしょう。
40mm相当は広すぎず狭すぎず。スナップが決まりやすい
40mm相当は、スマホの広角に慣れた人でも使いやすく、背景を整理しやすい画角です。たとえばカフェで席を立たずに料理とテーブル周りをまとめたり、街角の看板と人物を自然な距離感で収めたりできます。
F1.7の明るさがあれば、室内でもシャッター速度を確保しやすく、ISO感度の上昇も抑えやすくなります。光量の少ない場所でも撮影の成功率が上がるのが利点です。キットズームのまま夜の室内を撮って、ノイズやブレに悩んだことがあるなら、その違いは実感しやすいでしょう。
AFの癖と手ブレ補正なしは、使い方でカバーする
小型ゆえにAF駆動やフォーカスの追い込みは最新設計のレンズに比べて得手不得手があります。動く子どもを追うより、止まった被写体やテンポのよいスナップで気持ちよく使うのが向きます。
手ブレ補正は非搭載なので、暗所はシャッター速度を落としすぎない、体を固定して撮るなど基本の工夫が効きます。もし補正込みの単焦点が欲しいなら、次に紹介する42.5mm F1.7のようなO.I.S.搭載レンズが候補になります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH. |
発売日 | 2013年6月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 20mm F1.7 |
35mm判換算 | 40mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.20m/0.13倍 |
フィルター径 | 46mm |
重量 | 約87g |
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LUMIX G 42.5mm F1.7|ポートレートをそれっぽくする最短ルート

LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH. POWER O.I.S.は、35mm判換算85mm相当の中望遠単焦点です。人物撮影で背景を整理しやすく、顔の形も自然に見えやすい画角なので、ポートレート入門として分かりやすい結果が出ます。しかも小型で持ち歩きやすいのが嬉しいところです。
85mm相当+F1.7のボケは、家族写真でも効果が見える
85mm相当は、被写体との距離を取りつつ、背景を大きくぼかしやすい焦点距離です。たとえば公園で子どもを撮るとき、背景の遊具や人混みが溶けて主役が立ちやすく、写真の情報量を整えられます。
室内でも、窓際の自然光を使った撮影で柔らかい雰囲気が作れます。ズームだと背景がザワつく状況でも、単焦点のボケが整理を助け、撮った直後の印象が大きく変わるでしょう。
近すぎると距離が足りない。室内は画角の確保が課題
85mm相当は狭めの室内だと引けず、全身や複数人を入れたい場面では窮屈になります。家の中で子どもを撮る比率が高いなら、20mmや25mm相当の標準域も合わせて考えるとバランスが良いです。
一方で本レンズはO.I.S.搭載なので、単焦点でも手ブレに強いのが利点です。夕方の室内でシャッター速度を落としがちなシーンでは、ブレの失敗を減らしやすく、初心者でも扱いやすい中望遠として評価できます。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH. POWER O.I.S. |
発売日 | 2015年2月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 42.5mm F1.7 |
35mm判換算 | 85mm相当 |
手ブレ補正 | あり(POWER O.I.S.) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.31m/0.20倍 |
フィルター径 | 37mm |
重量 | 約130g |
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SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporary|大きなボケと解像を両立した中望遠

SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporaryは、35mm判換算112mm相当の中望遠単焦点です。F1.4の明るさで背景を大きくぼかしやすく、ポートレートやステージ撮影で主役を浮かせる表現が作りやすいのが魅力になります。
112mm相当は背景の整理力が強い。人物と花に効く
112mm相当は圧縮効果が得られやすく、背景の情報量を整理しながら主役を際立たせられます。街中でのポートレートでも、看板や電線が入りやすい場面をフレーミングとボケでまとめやすい画角です。
花の撮影でも、背景が雑然としがちな公園で主題を切り出しやすくなります。F1.4の明るさは被写界深度が浅く、ピント面が薄くなるため、狙った位置に合わせる操作そのものも楽しめます。
手ブレ補正なし・距離感は要注意。扱いは丁寧に
レンズ内手ブレ補正がないため、暗所ではシャッター速度を確保しないとブレやすくなります。たとえば屋内の発表会では、被写体ブレも加わるので、ISOを上げてでも速度を稼ぐ判断が必要です。
また112mm相当は撮影距離が必要で、狭い室内だと引けません。屋外の人物撮影、ステージ、運動会の保護者席など距離が確保できる場所で真価を発揮するタイプなので、使う場所が想像できる人ほど満足度が高いでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporary |
発売日 | 2018年11月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 56mm F1.4 |
35mm判換算 | 112mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.50m/0.14倍 |
フィルター径 | 55mm |
重量 | 約280g |
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LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II|望遠でマイクロフォーサーズの強みを実感

LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.は、35mm判換算200-600mm相当の望遠ズームです。600mm相当までを比較的コンパクトに持ち歩けるため、野鳥・飛行機・運動会・モータースポーツなど遠くを大きく撮る用途で、マイクロフォーサーズの旨みをそのまま味わえます。
200-600mm相当がこのサイズ感。手持ち運用が現実的
フルサイズで600mm相当を狙うとレンズが大型化しがちですが、マイクロフォーサーズなら手持ちで振れる現実的なサイズに収まります。たとえば河川敷で鳥を探しながら歩く、航空祭で構図を変え続けるといった場面で、機材の軽さが撮影の集中力に直結します。
また望遠端だけでなく、200mm相当から始まるのも実用的です。被写体が近づいたときにフレームアウトしにくく、まずは見つけて追うという望遠撮影の基本を身につけやすいでしょう。
暗さとAFの工夫が鍵。成功率を上げる設定の考え方
開放F4-5.6は、曇天や夕方ではシャッター速度が稼ぎにくくなります。鳥やスポーツは被写体ブレが主因になりやすいので、ISOを許容してでも1/1000秒前後を確保する、といった割り切りが歩留まりに効きます。
競合としてはPRO望遠ズームや超望遠単焦点がありますが、価格と携帯性のバランスで100-300mmは強いです。まずこのレンズで「自分が何mm相当を一番使うか」を把握すると、次のステップ(より明るい望遠、より長い超望遠)にも繋げやすくなります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S. |
発売日 | 2017年2月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 100-300mm F4.0-5.6 |
35mm判換算 | 200-600mm相当 |
手ブレ補正 | あり(POWER O.I.S.) |
最短撮影距離・最大倍率 | 1.50m/0.21倍 |
フィルター径 | 67mm |
重量 | 約520g |
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M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO|イベントと動体に強い本気の望遠ズーム

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは、35mm判換算80-300mm相当のF2.8通し望遠ズームです。運動会、屋内イベント、ステージなど、シャッター速度を稼ぎたいシーンで武器になります。ズーム全域で明るさが変わらないため、露出の安定感も高いです。
F2.8通しは背景と被写体の分離とシャッター速度に効く
80-300mm相当でF2.8通しというのは、マイクロフォーサーズでは特別な存在です。たとえば体育館の競技や発表会で、F5.6の望遠ズームだとISOが上がりすぎる場面でも、1〜2段分の余裕が生まれます。
背景ボケも得やすく、観客席や看板が多い場所で主役を分離しやすいです。運動会で子どもを撮るときに、背景のテントや人が気になりにくくなるのは、見返したときの満足度に直結します。
手ブレ補正なし。ボディ性能と撮り方が重要、サイズも要確認
レンズ内手ブレ補正がないため、ボディ側の補正性能や撮影姿勢の影響が出ます。シャッター速度を十分に確保できる動体撮影では問題になりにくい一方、夕景のスナップのように速度が落ちる場面では注意が必要です。
重量は700g台で、マイクロフォーサーズとしては大きめです。それでもF2.8通し望遠としては合理的なサイズ感で、屋外イベントをしっかり撮る目的がある人には投資価値が見えやすいレンズでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO |
発売日 | 2014年11月 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 40-150mm F2.8 |
35mm判換算 | 80-300mm相当 |
手ブレ補正 | なし |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.70m/0.21倍 |
フィルター径 | 72mm |
重量 | 約760g |
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比較・選び方ガイド|用途別にこの1本からを決める
ここまで紹介した8本は、性能と価格のバランスがよく、マイクロフォーサーズの特性を活かしやすい代表的なレンズです。最後に「何を撮るか」という視点から、組み合わせの考え方を整理していきます。
迷ったときは、屋外を広くカバーできるズームが足りないのか、室内や暗所に強い単焦点が必要なのかを言葉にしてみると、選択の軸がはっきりします。
旅行・日常スナップ:レンズ交換を減らすか、写りを上げるか
旅行の最短ルートは14-140mmです。とにかく外したくない人、荷物を増やせない人に向きます。対して写りの満足度を上げたいなら、12-60mmのライカDGで標準域の質を底上げするのが効率的です。
さらに「旅先の夜・食事・街の雰囲気」を大事にするなら、20mm F1.7 IIを足すと表現が一段上がります。ズームで押さえた後に単焦点で空気感のカットを作れると、アルバムの完成度が上がりやすいでしょう。
人物・子ども・ペット:距離と背景処理で選ぶ
人物は、撮影距離が取れる屋外中心なら42.5mm(85mm相当)が扱いやすく、背景が整理できて失敗が減ります。より背景を大きくぼかして主役を際立たせたいならSIGMA 56mm(112mm相当)が強力です。
一方で室内中心だと中望遠は引けず、撮れるカットが限られます。そういう家庭では20mm相当〜50mm相当が先に効きます。撮影場所を基準にすると、買ってからの後悔が少なくなります。
望遠・野鳥・スポーツ・動画:マイクロフォーサーズの独壇場を狙う
望遠入門として分かりやすいのは100-300mmです。200-600mm相当の世界に比較的軽い装備で入れるため、野鳥や飛行機を始める最初の1本として定番になっています。イベント・スポーツで明るさが必要なら、40-150mm F2.8 PROでシャッター速度とボケの両方を取りに行けます。
動画を重視するなら、補正の滑らかさとAFの静粛性が重要です。ズームの便利さなら12-100mm PRO、軽量運用なら14-140mm、雰囲気作りなら20mmのような単焦点という整理がしやすいでしょう。なお、より尖った選択肢として中華レンズのティルトや、Cマウントアダプターでの独特な描写、Kowaの超望遠といった世界もありますが、まずはAFと補正が安定した定番で撮れ高を作ってから遊ぶ順番がおすすめです。
用途 | まず選ぶ1本 | 次に足すなら |
|---|---|---|
旅行を1本で済ませたい | LUMIX G VARIO 14-140mm II | LUMIX G 20mm F1.7 II(夜・食事・雰囲気) |
標準域の画質を上げたい | LEICA DG 12-60mm F2.8-4.0 | LUMIX G 42.5mm F1.7(人物を強化) |
アウトドアで万能に撮りたい | M.ZUIKO 12-100mm F4 IS PRO | 100-300mm II(遠景・野鳥を追加) |
ポートレートを始めたい | LUMIX G 42.5mm F1.7 | SIGMA 56mm F1.4(さらに背景を整理) |
野鳥・飛行機・遠距離の被写体 | LUMIX 100-300mm II | M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO(イベント兼用) |
表の見方としては、「最初の1本は撮影頻度が最も高い用途に合わせる」「次の1本は最初の弱点を埋める」が基本です。たとえば便利ズームで暗所が苦しいなら明るい単焦点、標準ズームで人物の立体感が足りないなら中望遠単焦点、という補い方が分かりやすいです。
レンズは本数が増えるほど迷いも増えますが、役割が被らない組み合わせにすると持ち出しも簡単になります。迷ったら旅行(ズーム)+日常(小型単焦点)、人物(中望遠単焦点)+遠距離(望遠ズーム)のように、2本で完結する形を先に作るのが現実的です。
マイクロフォーサーズのレンズ選びのまとめ
マイクロフォーサーズのレンズ選びは、35mm判換算で画角を整理し、手ブレ補正とAF・動画適性、そしてズームか単焦点かの優先度を決めると失敗が減ります。まず1本で広く撮るなら14-140mm、標準域の写りを上げたいならライカDG 12-60mm、アウトドアの万能解なら12-100mm PROが分かりやすい軸になります。表現を足すなら20mm F1.7 IIや42.5mm F1.7、さらに背景を整理したいならSIGMA 56mm、遠距離の被写体には100-300mmや40-150mm F2.8 PROが強力です。手持ちのボディと撮りたい被写体を思い浮かべつつ、まずは出番が一番多い用途の1本から揃えていきましょう。
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