オキナワウラジロガシ群生地

オキナワウラジロガシ群生地は、奄美大島南部の山地などに広がる常緑広葉樹林で、世界的にも貴重なブナ科の巨木が密集して生える原生的な森です。厚い葉が頭上を覆うため林床は薄暗く、斜面に伸びた幹と苔むした岩、シダが複雑なレイヤーをつくり出します。広角で見上げると幹のリズムと空の抜けが強調され、高所からの俯瞰では樹冠のうねりがよく分かります。霧や雨の日には葉や幹が濡れて質感が増し、森全体がしっとりとしたトーンに包まれるので、露出をややアンダーに振って重厚な雰囲気を狙うのがおすすめです。