カタクリとオオムラサキの林

カタクリとオオムラサキの林は、雑木林の斜面に早春はカタクリが一面に咲き、夏には国蝶オオムラサキが舞うという、季節で主役が入れ替わる自然観察スポットです。カタクリの時期は落ち葉の上にうつむき咲く花をローアングルで狙い、木漏れ日と前ボケを活かすと儚い雰囲気に。初夏は樹冠にとまるオオムラサキや林床を飛び交う姿を望遠で追い、翅の紫と林の緑のコントラストを意識すると、命の循環が伝わる一枚になります。静かな林道スナップにも向きます。足元の植物や幼虫を踏まないよう木道や既存の踏み跡から撮影するのがマナーで、環境も含めた記録写真として残しておくと後の楽しみも広がります。