沼の窪ザゼンソウ群生地

沼の窪ザゼンソウ群生地は、雪解けの湿地一面に紫褐色の仏炎苞が顔を出す、早春限定のマクロ撮影天国です。木道から見下ろせば、まだ枯れ色の林床と水鏡、その中にぽつぽつと浮かぶザゼンソウが強いアクセントに。曇天の柔らかい光を選ぶと質感がよく出て、ローアングルで水面すれすれから狙えば、背景の森が大きくボケた幻想的な一枚に仕上がります。見頃の3月前後は足元がぬかるむので、機材は軽めにまとめてじっくり構図探しを楽しみたい場所です。早朝の薄霧や残雪と組み合わせれば、同じ構図でも日ごとに表情が変わり、通い撮りが楽しくなるロケーションです。