十勝岳望岳台

標高930mの展望台からは噴煙を上げる十勝岳と美瑛岳、旭岳、富良野岳などを遮るものなく望み、大雪山国立公園のスケールを実感できる。夏はハクサンイチゲやチングルマが風に揺れ、マクロ撮影と雄大な山岳景を同時に楽しめる。9月下旬から10月上旬はナナカマドとダケカンバが山肌を燃やし、早朝の雲海や夕焼けと相まって劇的な色彩が生まれる。初冠雪と紅葉が重なる数日間は希少。駐車場から徒歩1分で星景やタイムラプスも狙え、霧氷が付く晩秋は火山の荒々しさと繊細な樹氷の対比も絵になる。