坂戸山

標高634mの坂戸山は春のカタクリ大群生で知られ、山麓から山頂一帯を覆う紫の絨毯に朝陽が差す瞬間は圧巻。戦国時代の山城遺構が点在し、石垣や空堀を前景に花を組み合わせれば歴史と自然のコラボが生まれる。新緑期のブナ林、夏の雲海、秋の黄葉、冬の雪景と、短時間登山で劇的な季節変化を味わえるのも魅力。山頂展望台からは魚沼盆地と連山が並び、朝夕の斜光で立体感が増す。下山後は近隣の鏡池で逆さ坂戸山も狙え、四季を通じてリピーターが絶えない。