福島潟

渡り鳥の楽園として知られるラムサール条約登録湿地・福島潟は、早春の菜の花イエロー、真夏のオニバスパープル、秋のコハクチョウの群舞、冬の氷霧と四季ごとに主役が変わる。展望館『ビュー福島潟』の最上階からは朝焼けに染まる潟と遠景の飯豊連峰を一望でき、足元では逆光に輝く葦や水面のミラーレイクが絵画的。超望遠で野鳥、広角で空と水の広がり、星景撮影まで一日中楽しめるフォトフィールドだ。特に真冬の未明、氷点下の潟から立ちのぼる蒸気霧に朝日が差し込む瞬間は幻想度MAX。静寂を破る水鳥の羽ばたきと共にシャッターを切れば、新潟らしい命の息吹を写し取れる。