弁天歴史公園

弁天歴史公園は、海辺の丘に残る石碑や史跡と松の緑が調和する静謐な風景。春は若葉、夏は濃い陰影、秋は紅葉と夕焼け、冬は粉雪と凪いだ海が被写体です。石段や柵の直線、古い石垣の反復をリードラインに、低い位置から碑を空抜けで捉えると凛とした陰影が生まれます。曇天や小雪は石と苔の質感が際立ち、モノクロも好相性。解説板を小さく入れて記録性を確保し、静けさを壊さない距離感で。朝夕は海霧や逆光が碑のエッジを浮かせ、夜は灯りが控えめに石肌を縁取ります。潮風で機材が曇りやすいのでクロスを常備し、色温度をやや下げると群青の空気が整います。