広川ダム公園

広川ダム公園は、静かなダム湖の曲線と斜面林が作る穏やかな水辺の撮影地。春は桜、初夏は新緑、秋は錦の山肌が水面に映え、無風の朝は端正なリフレクションが決まる。桟橋や柵をリーディングラインに、PLとハーフNDで輝度差を整え、1〜3秒の長秒で水を滑らかに。霧の朝は稜線のレイヤーが美しく、夕暮れは湖面が茜に染まる瞬間が狙い目。取水塔や堰堤の直線を前景に、曲線の湖岸と対比を作ると構図が締まる。展望所からは稜線の重なりを望遠で圧縮し、湖畔では転石や流木を点景に目線で。小雨時は反射が抑えられ葉の階調が整う。増水時は足場に注意し、三脚は低く構え安全に。季節と水位を変えて同構図で通えば、静かな湖の時間が重なる。