
FUJIFILM X-T30とX-E5を徹底比較!画質・手ブレ補正・動画性能の違いを解説


FUJIFILM X-T30とX-E5は、どちらもXマウントを採用しており、同じ交換レンズを使用できるカメラです。ただし、画素数や手ブレ補正、動画性能、重量などに違いがあります。X-T30は約383gの軽量な設計で、中古価格を抑えやすい点が魅力です。一方、X-E5は約4020万画素の高画素センサーとボディ内手ブレ補正を搭載し、6.2K動画の撮影にも対応しています。この記事では、両機の画質・動画性能・携帯性・価格を比較し、撮影スタイルや予算に応じた選び方を解説します。
この記事のサマリー

X-E5は約4020万画素の高解像度。X-T30は約2610万画素だが、日常の写真撮影には十分

X-E5は最大7.0段の5軸ボディ内手ブレ補正を搭載。夜景や室内、手ブレ補正のない単焦点レンズでの撮影向き

動画性能は6.2K/30Pの10bit記録に対応するX-E5が優位。X-T30は4K/30Pに対応

軽量なX-T30のファインダーは中央配置。X-E5は左上配置のファインダーと薄型のデザインが特徴

2026年10月現在、X-E5は現行モデル。公式オンラインでも販売中
なお、この記事では初代FUJIFILM X-T30 ボディとFUJIFILM X-E5 ボディを比較しています。現行のX-T30 IIIとFUJIFILM X-E5 ボディの違いは以下の記事で解説しています。
X-T30とX-E5はどちらを選ぶべきか

両機は同じXマウントを採用していますが、発売時期が約6年異なるため、搭載機能や得意な撮影シーンに違いがあります。
写真撮影が中心で、軽さや価格を重視するならX-T30、高画素や手ブレ補正、動画性能を重視するならX-E5がおすすめです。 X-T30は約383gと軽量で、中古市場でも比較的手頃な価格で購入できます。一方、X-E5は約4020万画素のセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正を搭載し、暗い場所での手持ち撮影や高精細な動画撮影に適しています。
X-T30とX-E5の特徴|センサーや手ブレ補正の違い
X-T30は、約2610万画素のX-Trans CMOS 4センサーと画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載した小型ミラーレスカメラです。約383gの軽量な設計ながら、像面位相差AF(センサー上で被写体との距離を検出するオートフォーカス)に対応しており、日常のスナップや旅行、人物撮影などに適しています。
一方、X-E5は約4020万画素のX-Trans CMOS 5 HRセンサーとX-Processor 5を搭載しています。さらに、最大7.0段の5軸ボディ内手ブレ補正を備え、暗い場所での手持ち撮影や細部まで鮮明に残したい風景撮影に適しています。動画も最大6.2K/30Pの記録に対応しており、静止画だけでなく動画性能を重視する人にもおすすめです。
X-T30とX-E5を比較する5つのポイント|画質・手ブレ補正・AF・動画・携帯性
X-T30とX-E5を選ぶ際は、画質・手ブレ補正・AF・動画性能・携帯性の5つを比較することが重要です。まずは比較表から見ていきましょう。
項目 | X-T30 | X-E5 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
画質・解像度 | 約2610万画素 | 約4020万画素 | 大判プリントやトリミングにはX-E5が有利 |
手ブレ補正 | ボディ内手ブレ補正なし(レンズ内補正に対応) | 5軸ボディ内手ブレ補正(最大7.0段) | 夜景や室内での手持ち撮影にはX-E5が有利 |
AF性能 | 顔・瞳AFに対応 | 顔・瞳AFに加え、動物・鳥・乗り物などの被写体認識に対応 | 動く被写体の認識・追従はX-E5が有利 |
動画性能 | 最大4K/30P | 最大6.2K/30P、4:2:2 10bit記録 | 高画質な動画撮影や撮影後の色調整にはX-E5が有利 |
携帯性 | 約383g | 約445g | X-T30が62g軽量。X-E5は高さと奥行きが小さい |
2026年10月現在の公式販売・対応状況 | 生産終了。2026年6月にメーカーの修理受付も終了(※) | フジフイルムモールで販売中。246,400円(税込) | 新品を購入したければX-E5 |
おすすめの人 | 写真撮影が中心で、軽さと価格を重視する人 | 高画素・手ブレ補正・動画性能を重視する人 | 日常の写真撮影ならX-T30、幅広い撮影用途に対応したいならX-E5 |
(※)部品の在庫状況などによっては修理可能な場合あり
なお、2機のより詳しい特徴は以下の記事でも紹介しています。
X-T30とX-E5の主要スペックを比較|画素数・手ブレ補正・動画性能の違い
X-T30とX-E5は、画素数や手ブレ補正、動画性能、記録メディアの対応規格などに違いがあります。特にX-E5は、約4020万画素のセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正を搭載し、最大6.2K/30Pの動画撮影に対応している点が特徴です。一方、X-T30は約2610万画素のセンサーを搭載し、軽量な設計で日常の写真撮影に適しています。ここでは、両機の主要スペックを比較し、それぞれの特徴を詳しく解説します。
X-T30とX-E5の主要スペック比較表
X-T30とX-E5は、どちらもメカシャッターで最大約8コマ/秒の連写に対応しています。一方、電子シャッターではX-T30が最大約30コマ/秒、X-E5が最大約20コマ/秒(1.29倍クロップ時)と、X-T30の方が高速です。なお、クロップとは撮影範囲を狭くして記録する方式で、連写速度は撮影条件によって異なります。
項目 | X-T30 | X-E5 |
|---|---|---|
センサー/有効画素数 | X-Trans CMOS 4/約2610万画素 | X-Trans CMOS 5 HR(裏面照射型)/約4020万画素 |
画像処理エンジン | X-Processor 4 | X-Processor 5 |
ボディ内手ブレ補正 | 非搭載 | 5軸補正(中央最大7.0段/周辺最大6.0段) |
連写(メカシャッター) | 最大約8コマ/秒 | 最大約8コマ/秒 |
連写(電子シャッター) | 最大約30コマ/秒(1.25倍クロップ)、クロップなし最大約20コマ/秒 | 最大約20コマ/秒(1.29倍クロップ)、クロップなし最大約13コマ/秒 |
動画の最大記録仕様 | 4K/30P | 6.2K/30P 4:2:2 10bit、4K/60P |
記録メディア | SDカード(UHS-I対応)/シングルスロット | SDカード(UHS-II対応)/シングルスロット |
ファインダー | 中央配置/0.39型 約236万ドット OLED | 左上配置/0.39型 約236万ドット OLED |
背面モニター | 3.0型 約104万ドット/チルト式 | 3.0型 約104万ドット/チルト式 |
重量(バッテリー・カード含む) | 約383g | 約445g |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 118.4×82.8×46.8mm | 124.9×72.9×39.1mm |
バッテリー | NP-W126S | NP-W126S |
画素数と手ブレ補正の違い|撮影時のメリットを比較
X-T30の約2610万画素に対し、X-E5は約4020万画素のセンサーを搭載しています。X-E5は撮影後に写真の一部を切り出すトリミングでも画素数を確保しやすく、遠くの被写体を大きく見せたい場合や大判プリントに適しています。一方、SNSへの投稿やA4サイズ程度の印刷が中心であれば、X-T30の約2610万画素でも十分な解像度を備えています。
手ブレ補正では、最大7.0段の5軸ボディ内手ブレ補正を搭載するX-E5が有利です。暗い室内や夕暮れ、夜景などでは、シャッタースピードを遅くしても手ブレを抑えやすく、ISO感度を低く設定して撮影できる場合があります。ただし、手ブレ補正では動いている被写体のブレは防げません。一方、日中の屋外撮影が中心で、レンズ内手ブレ補正を搭載したズームレンズを使用する場合は、X-T30でも対応しやすいでしょう。
X-T30とX-E5の画質を比較|2610万画素と4020万画素の違い

via:Digital Camera World(X-T30/作例)
X-T30は約2610万画素、X-E5は約4020万画素のセンサーを搭載しています。X-E5はX-T30より約1.5倍の画素数を備えており、風景や建築物などの細部をより高精細に記録できます。また、撮影後のトリミングや大判プリントでも画素数を確保しやすい点がメリットです。一方、X-T30もSNSへの投稿やA4サイズ程度の印刷には十分な解像度を備えています。さらに、同じ記録形式や画質設定であれば、X-T30の方が画像のファイルサイズを抑えやすく、保存や編集の負担を軽減できます。
項目 | X-T30 | X-E5 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
解像度 | 約2610万画素 | 約4020万画素 | 大判プリントやトリミング、細部の描写にはX-E5が有利 |
データの扱いやすさ | 画像のファイルサイズを抑えやすい | 高画素のためファイルサイズが大きくなりやすい | 保存容量やデータ転送、編集時の負担はX-T30の方が少ない傾向 |
手ブレ・ピントの影響 | 等倍表示でブレやピントのずれが比較的目立ちにくい | 高画素のため等倍表示でブレやピントのずれを確認しやすい | X-E5の高い解像性能を活かすには、手ブレやピントのずれに注意が必要 |
高画素のメリットが出やすい撮影シーン|風景・建築・商品撮影
X-E5の約4020万画素のセンサーは、風景や建築物、商品撮影など、細部の描写を重視する撮影に適しています。例えば、遠くの建物や木の葉、衣服の生地、金属の質感などを細かく記録しやすく、撮影後にトリミングしても十分な画素数を確保できます。また、大判プリントや作品展示など、高い解像度が求められる用途でもX-E5が有利です。ただし、実際の解像感は使用するレンズや撮影条件によっても変わります。
一方、SNSへの投稿やWeb掲載が中心で、写真を長辺2000〜3000px程度に縮小する場合は、X-T30の約2610万画素でも十分な解像度を備えています。また、同じ記録形式や画質設定であれば、X-E5よりファイルサイズを抑えやすく、大量の写真を保存・転送・編集する際の負担を軽減できます。
高画素カメラの注意点|手ブレ・ピント・レンズ性能への影響
約4020万画素のX-E5は、細部まで高精細に記録できる一方、写真を等倍表示した際に手ブレやピントのずれ、レンズの解像性能による影響も確認しやすくなります。X-E5には5軸ボディ内手ブレ補正が搭載されていますが、人物の動きや風による木の揺れなど、被写体自体のブレは防げません。そのため、動く被写体を撮影する際は、動きに合わせてシャッタースピードを速く設定する必要があります。また、大きなトリミングを前提とする場合は、使用するレンズの解像性能も重要です。
一方、約2610万画素のX-T30は、同じ表示倍率で比較すると、手ブレやピントのずれが目立ちにくい場合があります。また、X-E5より画像のファイルサイズを抑えやすいため、大量の写真を撮影する場合や、保存・編集の負担を減らしたい人に適しています。
X-T30とX-E5の手ブレ補正を比較|ボディ内手ブレ補正の有無による違い

via Digital Camera World(X-E5/作例)
X-E5は、最大7.0段の補正効果を持つ5軸ボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載しています。暗い室内や夕暮れ、夜景などの撮影では、シャッタースピードを遅くしても手ブレを抑えやすく、手持ち撮影に適しています。一方、X-T30にはボディ内手ブレ補正が搭載されていないため、暗い場所ではレンズ内手ブレ補正(OIS)を搭載したレンズの使用や、シャッタースピードの調整などで手ブレを防ぐ必要があります。
撮影シーン | X-T30 | X-E5 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
夜景・室内スナップ | レンズ内手ブレ補正(OIS)やISO感度の調整で対応 | ボディ内手ブレ補正(IBIS)により手ブレを抑えやすい | 暗い場所で手持ち撮影をする機会が多いならX-E5が有利 |
単焦点レンズでの撮影 | 手ブレ補正のないレンズではシャッタースピードや構え方に注意が必要 | 手ブレ補正のない単焦点レンズでもボディ側で補正可能 | 手ブレ補正のないレンズを多用するならX-E5が便利 |
日中の旅行・散歩 | 約383gと軽量で持ち歩きやすい | 約445gでX-T30より62g重い | 明るい屋外での撮影が中心なら、軽量なX-T30がおすすめ |
夜景・室内撮影での違い|X-E5はシャッタースピードを遅くしやすい
X-E5は、画面中央で最大7.0段、周辺で最大6.0段の補正効果を持つ5軸ボディ内手ブレ補正を搭載しています。暗い室内や夜景の撮影では、手ブレを抑えながらシャッタースピードを遅くできるため、ISO感度を低く設定してノイズを抑えた写真を撮影しやすくなります。特に料理や展示物、動きの少ない人物などを手持ちで撮影する場合に効果的です。ただし、動いている被写体のブレは防げないため、被写体の動きに応じたシャッタースピードの設定が必要です。
一方、X-T30にはボディ内手ブレ補正がないため、暗い場所ではレンズ内手ブレ補正(OIS)を搭載したレンズを使用するか、ISO感度やシャッタースピードを調整して対応します。特に手ブレ補正のない単焦点レンズを使用する場合は、X-E5の方が手持ち撮影で手ブレを抑えやすくなります。
単焦点レンズでの撮影|X-E5は手ブレ補正のないレンズでも使いやすい
Xマウントの単焦点レンズには、小型・軽量でレンズ内手ブレ補正を搭載していないモデルも多くあります。X-E5はボディ内手ブレ補正を搭載しているため、手ブレ補正のない単焦点レンズでも手持ち撮影時のブレを抑えられます。そのため、手ブレ補正の有無を気にせず、好みの焦点距離や描写性能を重視してレンズを選びやすい点がメリットです。
一方、X-T30にはボディ内手ブレ補正がないため、暗い場所での撮影にはレンズ内手ブレ補正を搭載したズームレンズや、開放F値が小さい明るい単焦点レンズが適しています。ただし、日中の屋外など十分な明るさがある環境では、シャッタースピードを速く設定しやすいため、ボディ内手ブレ補正がなくても問題なく撮影できる場面が多いでしょう。
X-T30とX-E5のAF・連写性能を比較|動く被写体の撮影にはどちらが有利?
X-T30とX-E5は、どちらも像面位相差AF(撮像センサー上で被写体との距離を検出するオートフォーカス)を搭載しています。X-T30は顔・瞳AFに対応しており、人物撮影や日常のスナップに適しています。一方、X-E5は人物に加えて動物・鳥・乗り物などの被写体認識AFに対応し、動く被写体を追いかけながらピントを合わせやすい点が特徴です。
そのため、子どもの運動会やペット、野鳥などの撮影ではX-E5が有利です。ただし、電子シャッターの最高連写速度はX-T30の方が速いため、連写性能も含めて比較することが重要です。
項目 | X-T30 | X-E5 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
人物撮影(ポートレート) | 顔・瞳AFに対応 | 顔・瞳AFに対応し、X-Processor 5によるAF制御を採用 | 動きの少ない人物撮影ならどちらも対応可能 |
動体撮影(子ども・ペット・イベント) | 顔・瞳AFに対応するが、動物や乗り物の専用認識機能は非搭載 | 動物・鳥・乗り物などの被写体認識AFに対応 | 動く被写体へのピント合わせはX-E5が有利 |
連写後の書き込み速度 | UHS-I対応 | UHS-II対応 | 対応する高速SDカードを使用すれば、X-E5の方が連写後の書き込み時間を短縮しやすい |
被写体認識AFの違い|人物撮影から動物・乗り物の撮影まで
X-T30は顔・瞳AFに対応しており、人物の顔や瞳を検出して自動でピントを合わせられます。ポートレートや日常のスナップなど、人物を中心とした撮影に適しています。また、約383gと軽量なため、旅行や街歩きでも持ち歩きやすい点がメリットです。
一方、X-E5は人物の顔・瞳AFに加え、動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車などの被写体認識AFに対応しています。さらに、X-Processor 5による被写体検出と追従性能の向上により、動く被写体にもピントを合わせやすくなっています。そのため、ペットや野鳥、乗り物などを頻繁に撮影する場合は、X-E5がおすすめです。
連写性能の違い|最高連写速度とSDカードの書き込み速度を比較
X-T30とX-E5は、どちらもメカシャッターで最大約8コマ/秒の連写に対応しています。一方、電子シャッターではX-T30が最大約30コマ/秒(1.25倍クロップ)、X-E5が最大約20コマ/秒(1.29倍クロップ)と、X-T30の方が高速です。クロップなしの場合も、X-T30は最大約20コマ/秒、X-E5は最大約13コマ/秒となります。ただし、実際の連写性能はAFの追従性能や連続撮影可能枚数、記録形式によっても変わります。
記録メディアでは、X-T30がUHS-I対応、X-E5がより高速なUHS-II対応のSDカードスロットを搭載しています。X-E5はUHS-II対応カードを使用することで、連写後のデータ書き込み時間を短縮できる場合があります。ただし、X-E5は約4020万画素と高画素のため、1枚あたりのデータ量も大きくなりやすく、必ずしもX-T30より書き込み待ちが短くなるとは限りません。
そのため、最高連写速度を重視するならX-T30、被写体認識AFや高速なSDカードへの対応を重視するならX-E5がおすすめです。
X-T30とX-E5の動画性能を比較|4K/30Pと6.2K/30Pの違い

via: Peta Pixel(X-E5/作例)
X-T30は最大4K/30Pの動画撮影に対応しており、旅行や日常の記録、SNS向けの動画制作に適しています。一方、X-E5は最大6.2K/30Pの高解像度動画に加え、4:2:2 10bitの内部記録に対応しており、撮影後の色調整や本格的な動画編集に適しています。
また、X-E5は4K/60Pにも対応しており、動きの滑らかな映像やスローモーション動画の制作にも活用できます。ただし、4K/60Pでは撮影範囲が約1.14倍にクロップされる点に注意が必要です。手軽に4K動画を撮影するならX-T30、高解像度の動画撮影や編集の自由度を重視するならX-E5がおすすめです。
項目 | X-T30 | X-E5 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
動画の最大記録仕様 | 4K/30P | 6.2K/30P 4:2:2 10bit、4K/60P | 高解像度の動画撮影や撮影後の色調整にはX-E5が有利 |
手ブレ補正 | ボディ内手ブレ補正なし(レンズ内手ブレ補正に対応) | 5軸ボディ内手ブレ補正を搭載 | 手持ち動画の手ブレを抑えやすいのはX-E5。ただし、歩き撮りではジンバルなどが必要になる場合もある |
編集・保存の負担 | 4K動画が中心で、データ容量を抑えやすい | 6.2Kや10bit記録ではデータ容量や編集時の処理負荷が増えやすい | 編集用PCの性能や保存容量を抑えたいならX-T30、高画質な動画制作を重視するならX-E5 |
動画の記録仕様を比較|10bit・4:2:2のメリットとは?
X-E5は最大6.2K/30Pの4:2:2 10bit内部記録に対応しており、撮影後の色調整を重視する動画制作に適しています。10bitは約10億色の色情報を記録できる方式で、4:2:2は色の情報を比較的多く保持する記録方式です。そのため、空のグラデーションや肌の色を細かく調整しやすく、カラーグレーディング(映像の色や明るさを調整する作業)を行う場合に有利です。また、4K/60Pにも対応しており、動きの滑らかな映像やスローモーション動画の制作にも活用できます。
一方、X-T30は最大4K/30Pの動画撮影に対応しており、旅行や家族の記録、SNS向けの動画制作に適しています。X-E5の6.2K動画と比べてデータ容量や編集時の処理負荷を抑えやすいため、高性能な編集用PCを使用しない場合や、保存容量を節約したい人にもおすすめです。
動画撮影時の音声性能を比較|外部マイクへの対応と録音品質
X-E5は24bit/48kHzのリニアPCMステレオ録音に対応しており、音声を高い精度で記録できます。また、3.5mmのマイク/リモートレリーズ兼用端子を搭載しているため、外部マイクを接続して人物の会話やイベントの音声を収録できます。インタビューやVlogなど、映像だけでなく音声の品質も重視する撮影に適しています。
一方、X-T30も外部マイクに対応していますが、端子は2.5mmのため、一般的な3.5mmプラグのマイクを使用する場合は変換アダプターが必要です。そのため、外部マイクの接続しやすさではX-E5が有利です。なお、どちらもヘッドホンで録音中の音声を確認する場合は、対応する接続方法やアクセサリーを事前に確認しておきましょう。
X-T30とX-E5の操作性を比較|ファインダーの位置とダイヤルの違い

X-T30とX-E5は、ファインダーの配置や操作ダイヤルに違いがあります。X-T30はファインダーを中央に配置した一眼レフ風のデザインで、カメラを顔の正面に構えやすく、望遠撮影や動く被写体を追いかける撮影に適しています。一方、X-E5はファインダーを左上に配置したレンジファインダー風のデザインが特徴です。右目でファインダーを覗く場合は、左目で周囲の状況を確認しやすく、街歩きや旅行中のスナップ撮影に適しています。
項目 | X-T30 | X-E5 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
ファインダーの配置・構え方 | 中央配置で、顔の正面に構えやすい | 左上配置で、右目で覗く際に左目で周囲を確認しやすい | 望遠撮影などで正面に構えたいならX-T30、周囲を確認しながらスナップ撮影をするならX-E5 |
ファインダー内の表示 | 撮影設定や露出情報を表示 | 撮影情報を簡略化したクラシック表示に対応 | ファインダー内の情報を減らして撮影に集中したいならX-E5 |
フィルムシミュレーションの操作 | メニューやFnボタンから切り替え | 専用ダイヤルで切り替え可能 | フィルムシミュレーションを頻繁に変更するならX-E5が便利 |
ファインダー位置の違い|X-T30は中央配置、X-E5は左上配置
X-T30は電子ビューファインダー(EVF)を中央に配置しており、カメラを顔の正面に構えやすい設計です。両手でカメラを安定させやすく、望遠レンズを使ったスポーツや動物の撮影など、動く被写体を追いかける場面に適しています。
一方、X-E5はファインダーを左上に配置したレンジファインダー風のデザインを採用しています。右目でファインダーを覗く場合、左目で周囲の状況を確認しやすいため、街歩きや旅行中のスナップ撮影に便利です。ただし、構えやすさは利き目や使用するレンズによっても変わるため、実際に手に取って確認することをおすすめします。
フィルムシミュレーションの操作性を比較|X-E5は専用ダイヤルを搭載
X-E5はフィルムシミュレーション専用ダイヤルを搭載しており、メニュー画面を開かずに色合いや階調の設定を切り替えられます。また、ファインダー内の撮影情報を簡略化する「クラシック表示」に対応している点も特徴です。撮影シーンに合わせてフィルムシミュレーションを頻繁に変更する人や、JPEG・HEIFで撮影した写真をそのまま使用したい人に適しています。
一方、X-T30もフィルムシミュレーションに対応していますが、専用ダイヤルは搭載していません。メニューやFnボタンから設定を変更する方式のため、撮影中にフィルムシミュレーションを頻繁に切り替えない場合は、X-T30でも十分に対応できます。
X-T30とX-E5の携帯性・データ管理を比較|サイズ・重量・SDカードの違い
X-T30は約383gと軽量で、旅行や街歩きなど長時間カメラを持ち歩く場面に適しています。一方、X-E5は約445gとX-T30より62g重いものの、高さと奥行きが小さく、使用するレンズやバッグによっては収納しやすい場合があります。また、X-E5は高速なUHS-II対応SDカードを使用できる一方、約4020万画素の高解像度写真や6.2K動画はデータ容量が大きくなりやすい点に注意が必要です。ここでは、両機のサイズや重量に加え、撮影後のデータ保存・管理のしやすさも比較します。
項目 | X-T30 | X-E5 | 比較ポイント |
|---|---|---|---|
重量 | 約383g | 約445g | 軽いのはX-T30 |
サイズ・厚み | 118.4×82.8×46.8mm | 124.9×72.9×39.1mm | X-T30は横幅が6.5mm小さく、X-E5は高さが9.9mm、奥行きが7.7mm小さい |
SDカードの対応規格 | UHS-I | UHS-II | X-E5は対応する高速SDカードを使用することで、データの書き込み時間を短縮できる場合がある |
データ容量 | 約2610万画素で、ファイルサイズを抑えやすい | 約4020万画素で、ファイルサイズが大きくなりやすい | 同じ記録形式・画質設定なら、X-T30の方が保存容量や編集時の負担を抑えやすい |
サイズと重量の違い|軽量なX-T30と薄型のX-E5
X-T30は約383gと軽量で、サイズは118.4×82.8×46.8mmです。X-E5より62g軽いため、旅行や街歩きなど、長時間カメラを持ち歩く場面に適しています。また、小型の単焦点レンズと組み合わせることで、コンパクトな撮影セットを構成できます。
一方、X-E5は約445gとX-T30より重いものの、サイズは124.9×72.9×39.1mmで、高さが9.9mm、奥行きが7.7mm小さい設計です。そのため、使用するレンズやバッグの形状によっては、X-T30より収納しやすい場合があります。軽さを優先するならX-T30、薄型のデザインとボディ内手ブレ補正を重視するならX-E5がおすすめです。
SDカードとデータ管理の違い|X-E5はUHS-II対応、X-T30は保存容量を抑えやすい
X-E5は高速なUHS-II対応SDカードスロットを搭載しており、対応するSDカードを使用することで、連写後のデータ書き込み時間を短縮できる場合があります。一方、約4020万画素のRAW画像や6.2K動画はファイルサイズが大きくなりやすく、パソコンへの転送やバックアップ、編集時の負担が増える点に注意が必要です。特に高解像度の動画を頻繁に撮影する場合は、SDカードやパソコンの性能、保存容量も考慮する必要があります。
一方、X-T30はUHS-I対応で、約2610万画素のセンサーを搭載しています。同じ記録形式や画質設定であれば、X-E5より画像のファイルサイズを抑えやすく、大量の写真を保存・編集する際の負担を軽減できます。そのため、写真撮影が中心で、データ管理のしやすさや保存容量を重視する人にはX-T30が適しています。
X-T30とX-E5の価格を比較|中古の取引実績と新品価格の違い
X-T30はすでに生産を終了しており、現在は中古品が主な購入方法です。一方、X-E5は現行販売モデルで、富士フイルム公式オンラインストアでの新品価格は246,400円(税込)です。
中古品を中心に予算を抑え、交換レンズの購入にも費用を回したい人にはX-T30がおすすめです。一方、高画素センサーやボディ内手ブレ補正、動画性能を重視し、新品での購入も検討している人にはX-E5が適しています。
項目 | X-T30 | X-E5 |
|---|---|---|
公式販売状況 | 生産終了 | 現行販売モデル |
新品価格(富士フイルム公式) | 販売終了 | 246,400円(税込) |
中古取引実績(※) | 83,370〜108,780円 | 161,180〜187,270円 |
購入時のメリット | 本体価格を抑え、レンズに予算を回せる | 新品購入が可能で、高画素・手ブレ補正などの機能が充実 |
※中古価格は、みんなのカメラの公開取引履歴を参照。X-T30はシルバーの掲載5件、X-E5はブラックの直近取引データに基づく。なお、商品の状態や取引時期によって価格は変動します。
X-T30とX-E5はどちらがおすすめ?|静止画・動画・旅行など用途別に比較
X-T30とX-E5を選ぶ際は、普段どのような写真や動画を撮影するかを基準にすると判断しやすくなります。日常のスナップや旅行など、軽さを重視する場合はX-T30がおすすめです。一方、風景の高精細な撮影や夜景、動画編集を前提とした撮影にはX-E5が適しています。特に動画性能はX-E5が優れているため、4K/60Pや6.2K/30Pでの撮影を予定している場合はX-E5を選ぶとよいでしょう。
主な撮影用途 | おすすめ機種 | 理由 |
|---|---|---|
日常のスナップ・家族写真 | X-T30 | 約2610万画素で日常撮影には十分な解像度を備え、軽量で持ち歩きやすい |
風景・建築・作品撮影 | X-E5 | 約4020万画素の高解像度で細部を記録しやすく、トリミングや大判プリントにも適している |
動画撮影・編集 | X-E5 | 6.2K/30Pの4:2:2 10bit記録に対応し、撮影後の色調整や高解像度の動画制作に適している |
旅行・長時間の持ち歩き | X-T30 | 約383gとX-E5より62g軽く、長時間の持ち歩きに適している |
写真・動画の両方を重視 | X-E5 | 高画素センサー、5軸ボディ内手ブレ補正、6.2K動画に対応し、幅広い撮影用途に活用できる |
X-T30からX-E5への買い替えはおすすめ?|性能向上と注意点
X-T30からX-E5に買い替えると、画素数が約2610万画素から約4020万画素に増え、5軸ボディ内手ブレ補正や被写体認識AFも利用できるようになります。また、動画性能も最大4K/30Pから6.2K/30Pへ向上するため、夜景や室内での手持ち撮影、高解像度の写真撮影、本格的な動画制作を重視する人には買い替えるメリットがあります。
一方、X-E5は約445gとX-T30より62g重く、ファインダーの位置やダイヤルの配置も異なります。そのため、軽さや従来の操作性を重視する場合は注意が必要です。
反対に、X-E5からX-T30へ買い替える場合は軽量化できますが、ボディ内手ブレ補正や高度な被写体認識AF、6.2K動画撮影などの機能が使えなくなります。夜景や動画を頻繁に撮影するならX-E5、日中の写真撮影が中心で軽さを優先するならX-T30が適しています。
X-T30とX-E5の比較まとめ
X-T30とX-E5は、どちらもXマウントを採用していますが、画質や手ブレ補正、動画性能、携帯性に違いがあります。軽さや購入費用を重視するならX-T30、高画素や手ブレ補正、動画性能を重視するならX-E5がおすすめです。
X-T30は約383gと軽量で、約2610万画素のセンサーを搭載しており、日常のスナップや旅行などの写真撮影に適しています。一方、X-E5は約4020万画素のセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正を搭載し、夜景や室内での手持ち撮影、高解像度の写真撮影に有利です。また、最大6.2K/30Pの動画撮影にも対応しています。
ただし、X-E5はX-T30より62g重く、購入費用も高くなります。写真撮影が中心で予算を抑えたい人にはX-T30、幅広い撮影シーンに対応できる高性能なカメラを求める人にはX-E5が適しています。
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