
【2026年版】FUJIFILM GFX100RFとX100VIを徹底比較|画質・動画・携帯性・価格の違い


FUJIFILM GFX100RFとX100VIは、どちらもレンズ一体型でクラシカルな操作系を備え、画像処理エンジンにはX-Processor 5を採用しています。ただし、センサーサイズやレンズの明るさ、静止画の手ブレ補正、動画記録、重量、価格は大きく異なる構成です。この記事では、作品制作を重視するか、日常の持ち歩きやすさを優先するか、さらに静止画と動画のどちらを多く撮るかという視点から2機種を比較していきます。
この記事のサマリー

GFX100RFは約1億200万画素のラージフォーマットセンサーを搭載し、大判プリントや撮影後に大きくクロップする用途に向いている

X100VIは23mm F2(35mm判換算約35mm相当)と5軸・最大6.0段のボディ内手ブレ補正を備え、夜間や室内で静止した被写体を手持ち撮影しやすい

GFX100RFは4K/29.97pとApple ProResのSSD記録に対応するのに対し、X100VIは6.2K/29.97p、4K/59.94p、Full HD最大240fpsのハイスピード動画を撮影できる

重量はGFX100RFが約735g、X100VIが約521gとなり、携行時には約214gの差がある

公式通販価格はGFX100RFが830,500円(税込)、X100VIが281,600円(税込)で、価格差は548,900円となる
FUJIFILM GFX100RFとX100VIはどちらを選ぶべきか|結論と選び分けの軸を整理

大判プリントや風景・建築の撮影、撮影後の大きなクロップ、1コマ撮影時の16bit RAW記録を重視するならGFX100RFが候補です。約1億200万画素のラージフォーマットセンサーを、レンズ交換なしで使える点も特徴となります。
日常のスナップや旅行、夜間・室内での手持ち撮影を重視する場合は、X100VIも選択肢に入るでしょう。撮影時質量は約521gで、23mm F2(35mm判換算約35mm相当)と5軸・最大6.0段のボディ内手ブレ補正を搭載しており、動画にも対応しています。
それぞれの立ち位置:GFX100RFはラージフォーマット固定レンズ機、X100VIはAPS-Cスナップ機
GFX100RFは43.8mm×32.9mmのGFX 102MP CMOS IIセンサーとX-Processor 5を搭載した、GFXシリーズ初のレンズ一体型デジタルカメラです。2025年4月10日に発売され、35mm F4の単焦点レンズに加えて、4段分のNDフィルター、デジタルテレコンバーター、アスペクト比切換ダイヤルなどを備えています。
X100VIは23.5mm×15.7mmのX-Trans CMOS 5 HRセンサーとX-Processor 5を採用。さらに、23mm F2の固定レンズ、5軸・最大6.0段のボディ内手ブレ補正、4段分のNDフィルターを搭載しています。ファインダーには、光学式と電子式を切り替えられるハイブリッドビューファインダーを採用しているのも特徴です。
また、DPReviewではGFX100RFをX100VIの単純な上位版とはせず、センサー、レンズ、ファインダー、手ブレ補正などが異なる別系統の固定レンズ機として比較しています。そのため、価格や画素数だけで上下関係を決めるのではなく、撮影目的に合わせて選ぶことが重要です。
比較で見たい5つの軸:画質・暗所・動画・携帯性・コスト
2機種を比べる際は、「画質」「暗所撮影」「動画」「携帯性」「コスト」の5項目に分けると違いを把握しやすくなります。画素数だけでなく、撮影環境や記録方式、持ち歩く時間、予算まで含めて見ていきましょう。
GFX100RF vs X100VIの比較早見表
まずは5つの比較軸を一覧で確認してください。各項目の詳しい条件や注意点は、後続のセクションで個別に解説します。
比較する軸 | ||
|---|---|---|
画質 | 約1億200万画素、14bit / 16bit RAW(16bitは1コマ撮影時のみ) | 約4020万画素、14bit RAW |
暗所撮影 | 35mm F4、静止画用IBISなし | 23mm F2、5軸・最大6.0段IBIS |
動画 | 4K/29.97p、ProResを外付けSSDへ記録可能 | 6.2K/29.97p、4K/59.94p、FHDハイスピード最大240fps |
携帯性 | 約735g | 約521g |
価格 | 830,500円(税込) | 281,600円(税込) |
※価格は、2026年9月3日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
主要スペック比較|数値の差をまとめて確認

Via: Digital Camera World(GFX100RF)

Via: Digital Camera World(X100VI)
GFX100RFとX100VIは同じX-Processor 5を採用していますが、センサー、RAW記録、手ブレ補正、連写、動画、記録メディアの仕様が異なる機種です。ここでは主要スペックを同じ項目で並べ、数値の差を確認できる形にまとめました。
主要スペック比較表
センサーや画素数だけでなく、連写、動画、ファインダー、バッテリーまで並べると、2機種の構成の違いを把握しやすくなります。特に連写と動画は撮影条件によって数値が変わるため、クロップの有無や記録先もあわせて確認してください。
項目 | ||
|---|---|---|
センサー | 43.8mm×32.9mm GFX 102MP CMOS II | 23.5mm×15.7mm X-Trans CMOS 5 HR |
有効画素数 | 約1億200万画素 | 約4020万画素 |
画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 5 |
レンズ | 35mm F4(35mm判換算約28mm相当) | 23mm F2(35mm判換算約35mm相当) |
最短撮影距離 | 約20cm | 約10cm |
静止画RAW | 14bit / 16bit RAW(16bitは1コマ撮影時のみ) | 14bit RAW |
静止画の手ブレ補正 | なし | センサーシフト式5軸・最大6.0段 |
電子防振 | あり(動画のみ、記録モードに制限あり) | あり(動画のみ、記録モードに制限あり) |
内蔵NDフィルター | 4段分 | 4段分 |
連写 | メカニカル最大約6コマ/秒、電子約3コマ/秒 | 電子最大約20コマ/秒(1.29倍クロップ)、メカニカル最大約6コマ/秒 |
動画 | 4K/29.97p、FHD/59.94p | 6.2K/29.97p、4K/59.94p、FHD/59.94p |
ハイスピード動画 | 非対応 | FHD最大240fps |
動画記録形式 | ProRes 422 HQ/422/422 LT、H.265、H.264など | H.265、H.264など |
ProRes記録先 | 外付けSSDのみ | 非対応 |
記録メディア | SDカード×2(UHS-II対応)、外付けSSD対応 | SDカード×1(UHS-I対応) |
ファインダー | 約576万ドットEVF | OVF+約369万ドットEVF |
静止画撮影可能枚数 | 約820枚(ノーマルモード) | EVF約310枚、OVF約450枚(ノーマルモード) |
重量 | 約735g(バッテリー・メモリーカード含む) | 約521g(バッテリー・メモリーカード含む) |
価格 | 830,500円(税込) | 281,600円(税込) |
※価格は、2026年9月3日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
センサーサイズと画素数:大判出力と撮影後のトリミングで比較
GFX100RFは43.8mm×32.9mmのラージフォーマットセンサーを採用し、有効画素数は約1億200万画素です。大判プリントを行う場合や、撮影後に画面の一部を大きく切り出したい場合でも、画素数を残しやすい仕様となっています。
X100VIは23.5mm×15.7mmのAPS-Cセンサーを搭載し、有効画素数は約4020万画素。Web掲載やSNS、プリントなど幅広い用途に対応でき、必要な画素数を残せる範囲であれば撮影後のトリミングにも使えます。
このため、画素数の大小だけで判断せず、完成した写真をどのサイズで使うのか、撮影後にどこまで切り出す予定なのかを基準に比較するとよいでしょう。
静止画画質の比較:クロップ・暗所・RAW記録で見る

Via: Digital Camera World 作例(GFX100RF)

Via: Digital Camera World 作例(X100VI)
静止画では、センサーサイズや画素数だけでなく、クロップの使い方、レンズの開放F値、手ブレ補正、RAWの記録方式まで含めた比較が必要です。ここでは主要スペック表の数値を繰り返さず、実際の撮影やRAW現像でどのような違いが生じるのかを見ていきます。
デジタルテレコンバーター:撮影時に写す範囲を変更できる
GFX100RFは通常の35mmレンズ(35mm判換算約28mm相当)に加え、デジタルテレコンバーターで約36mm、50mm、63mm相当の画角を選択できます。約1億200万画素のセンサーを生かし、レンズを交換せずに写す範囲を狭められるのが特徴です。
X100VIもデジタルテレコンバーターを搭載しており、通常の約35mm相当から約50mm、70mm相当へ切り替え可能です。そのため、街中のスナップなど立ち位置を大きく変えにくい場面でも、被写体を画面内へ大きく配置できます。
ただし、どちらも光学ズームではなく、画像の一部を切り出して写る範囲を狭める機能です。レンズの実焦点距離自体は変わらないため、同じ撮影位置であれば遠近感やレンズ由来の被写界深度も変化しません。
暗所・手持ち:GFX100RFはF4、X100VIはF2+IBIS
GFX100RFのレンズは35mm F4で、静止画用のボディ内手ブレ補正を搭載していません。そのため、夜景や薄暗い室内を手持ちで撮影する場合は、被写体の動きや周囲の明るさに合わせてシャッタースピードとISO感度を調整する必要があります。
対して、X100VIは23mm F2に加え、5軸・最大6.0段のボディ内手ブレ補正を搭載しています。静物や建物など動きの少ない被写体では、カメラの揺れを補正しながら低速シャッターを使える場面が増えるでしょう。ただし、人物やペットなど被写体そのものが動いて生じるブレはIBISでは補正できません。
また、DPReviewでもGFX100RFのF4レンズと手ブレ補正非搭載について、低照度撮影で考慮したいポイントとして触れられています。夜間や室内での手持ち撮影が多い場合は、レンズの明るさと手ブレ補正の違いも確認しておきたいところです。
RAW記録:GFX100RFは16bit RAWも選択可能、X100VIは14bit RAW
GFX100RFは14bit RAWに加え、16bit RAWでの記録にも対応しています。ただし、16bit RAWを選択できるのはドライブモードが1コマ撮影の場合のみです。
X100VIのRAW記録は14bit。JPEGやHEIFにも対応しているため、RAW現像を行う撮影と、カメラ内で仕上げた画像をそのまま使う撮影で記録方式を選べます。
なお、RAWのビット深度だけで2機種の画質を決めることはできません。センサーサイズや露出、最終的な出力方法も含めて判断してください。
レンズ・画角・ボケの比較:28mm相当F4と35mm相当F2を比べる

Via: Digital Camera World 作例(GFX100RF)

固定レンズ機は購入後にレンズを交換できないため、焦点距離と開放F値の違いを確認しておくことが重要です。GFX100RFは35mm判換算約28mm相当のF4、X100VIは約35mm相当のF2を採用しており、写る範囲だけでなく被写体との距離や背景のぼけ方にも違いが生まれます。
画角の違い:GFX100RFは周囲を広く、X100VIは被写体をやや大きく写しやすい
GFX100RFは35mm判換算約28mm相当で、風景や建築、旅行先の街並みなど、周囲の情報を広めに取り入れたい撮影に合わせやすい画角です。また、人物と背景を一緒に写す場合も、その場所の様子まで構図に含めやすくなります。
対して、X100VIは35mm判換算約35mm相当です。GFX100RFより画角が狭いため、同じ位置から撮影すると被写体を画面内でやや大きく写せます。そのため、街中のスナップや人物と背景を組み合わせた撮影では、約28mm相当とは異なる構図を作りやすいでしょう。
なお、人物に近づいて撮影すると、カメラに近い部分と遠い部分の大きさの差が目立ちやすくなります。特に顔を大きく写す場合は、ファインダーで見え方を確認しながら撮影距離を調整するとよいでしょう。
開放F値と最短撮影距離:GFX100RFはF4・約20cm、X100VIはF2・約10cm
GFX100RFの開放F値はF4で、最短撮影距離はレンズ先端から約20cmです。ラージフォーマットセンサーを採用していますが、背景のぼけ方はセンサーサイズだけでは決まりません。被写体までの距離や背景との間隔、構図によっても変化します。
X100VIはF2まで開けられ、フォーカス範囲は約10cmからです。さらに、被写体へ近づいて背景との距離を取れば、背景をぼかした写真も撮影しやすくなります。
したがって、「ラージフォーマットだからGFX100RFのほうが常に大きくぼける」「F2だからX100VIのほうが常に大きくぼける」とは言い切れません。背景のぼけを重視する場合は、F値だけでなく、撮影距離や背景との位置関係も含めて考える必要があります。
レンズまわりの仕様比較
2機種は実焦点距離だけでなく、35mm判換算の画角や開放F値、最短撮影距離も異なります。固定レンズ機では購入後にレンズを交換できないため、普段撮影する被写体との距離も想定しながら比較してください。
項目 | ||
|---|---|---|
実焦点距離 | 35mm | 23mm |
35mm判換算 | 約28mm相当 | 約35mm相当 |
開放F値 | F4 | F2 |
最短撮影距離 | 約20cm(レンズ先端から) | 約10cm |
レンズ構成 | 8群10枚(非球面レンズ2枚) | 6群8枚(非球面レンズ2枚) |
絞り範囲 | F4〜F22 | F2〜F16 |
絞り羽根 | 9枚 | 9枚 |
AF・連写・ファインダーの比較:動体撮影と撮影スタイルで選ぶ

Via: Digital Camera World 作例(GFX100RF)

GFX100RFとX100VIはいずれもX-Processor 5を搭載し、顔・瞳AFに加えて、動物、鳥、クルマ、バイク・自転車、飛行機、電車の被写体検出に対応しています。連写速度やファインダー方式、撮影時の操作系は同じではありません。動体撮影の頻度とファインダーの使い方を基準に確認していきましょう。
連写:GFX100RFはメカニカル最大約6コマ/秒、X100VIは電子最大約20コマ/秒
GFX100RFはメカニカルシャッターで最大約6コマ/秒、電子シャッターでは約3コマ/秒に対応しています。連写速度よりも約1億200万画素の高解像データを重視し、風景や建築、ポートレートなどを撮影する使い方と組み合わせやすい仕様です。
対して、X100VIは電子シャッターで最大約20コマ/秒を選択できます。ただし、約20コマ/秒で撮影する場合は1.29倍クロップとなり、通常時より写る範囲が狭くなる点に注意が必要です。メカニカルシャッターでは最大約6コマ/秒に対応します。
この違いから、子どもやペットなど短時間で姿勢や表情が変化する被写体を連続して撮影する場合は、X100VIの高速な電子連写を選べます。なお、動く被写体を撮影するときは連写速度だけでなく、AFの追従や被写体の動きに合わせたシャッタースピードも設定してください。
ファインダーと操作:GFX100RFはEVF、X100VIはOVFとEVFを切り替え可能
GFX100RFは約576万ドットの電子ビューファインダーを搭載しています。さらに、本体上部には9種類の画面比率を切り替えられるアスペクト比切換ダイヤルを配置。デジタルテレコンバーターも専用レバーから操作できるため、ファインダーをのぞきながら画角や縦横比を変更できます。
X100VIは光学ファインダーと約369万ドットの電子ビューファインダーを備え、レバー操作で切り替えられる構成です。光学ファインダーではフレームの外側まで確認でき、EVFでは露出や色を反映した映像を見ながら構図を決められます。また、シャッタースピードとISO感度を同軸のダイヤルから設定できる点もX100シリーズの特徴です。
AF・連写・ファインダーの差
AFや連写では両機に共通する機能もありますが、電子連写の最高速度とファインダー方式には大きな違いがあります。操作系も含めて並べると、それぞれの撮影スタイルを比較しやすくなります。
項目 | ||
|---|---|---|
被写体検出 | 動物・鳥・クルマ・バイク/自転車・飛行機・電車 | 動物・鳥・クルマ・バイク/自転車・飛行機・電車 |
メカニカル連写 | 最大約6コマ/秒 | 最大約6コマ/秒 |
電子連写 | 約3コマ/秒 | 最大約20コマ/秒(1.29倍クロップ) |
ファインダー | 約576万ドットEVF | OVF+約369万ドットEVF |
主な操作系 | アスペクト比切換ダイヤル、デジタルテレコンバーター切換レバー | シャッタースピード/ISOダイヤル、ファインダー切換レバー |
動画性能の比較:GFX100RFはProResとSSD、X100VIは6.2K・4K/59.94p・ハイスピード動画


Via: Digital Camera World 作例(GFX100RF)
動画性能は、最高解像度だけでなく記録形式やフレームレートにも違いがあります。GFX100RFは4K/29.97pまでの対応ですが、Apple ProResを外付けSSDへ直接記録可能です。対して、X100VIは6.2K/29.97pや4K/59.94pに加え、Full HDのハイスピード動画にも対応しています。
記録方式:GFX100RFはProResをSSDへ、X100VIはH.265/H.264で記録
GFX100RFはApple ProRes 422 HQ、ProRes 422、ProRes 422 LTに対応しています。ただし、ProResコーデックの記録先は外付けSSDのみで、SDカードには保存できません。SDカードを使用する場合は、H.265やH.264などで記録します。
X100VIはH.265とH.264を中心とした記録方式です。6.2Kでは29.97p、4Kでは59.94pまで選べるほか、Full HDのハイスピード動画では最大240fpsで撮影できます。
そのため、ProResを使って編集する場合はGFX100RF、6.2K素材や4K/59.94p、スローモーション用の映像を撮影する場合はX100VIが候補になります。さらに、使用する編集ソフトや記録メディアまで含めて比較すると、必要な動画機能を判断しやすくなるでしょう。
NDと動画用手ブレ補正:両機とも4段NDを搭載、電子防振の対応条件は異なる
GFX100RFは4段分のNDフィルターを内蔵し、H.265やH.264での動画撮影時には電子防振を利用できます。電子防振をオンにすると画角は1.32倍にクロップされ、通常より写る範囲が狭くなる仕様です。また、ProRes記録時には電子防振を使用できません。
X100VIにも4段分のNDフィルターがあり、5軸ボディ内手ブレ補正に加えて動画用電子防振を備えています。ただし、電子防振はすべての動画モードで使えるわけではなく、6.2K、4K HQ、Full HDハイスピード動画では利用できません。通常の4KやFull HDで使用する場合も画角が変化するため、撮影前に記録モードを確認してください。
したがって、NDフィルターの有無は2機種の違いにはなりません。動画を比較する場合は、記録解像度やフレームレートに加えて、ProResの必要性や電子防振を使用できる撮影モードまで確認することが大切です。
動画仕様の差
動画の主な仕様をまとめると、GFX100RFはProResと外付けSSDへの記録、X100VIは6.2Kや4K/59.94p、ハイスピード動画への対応が大きな違いです。さらに、電子防振は記録モードによって使用条件が異なるため、手持ち動画を撮る場合はあわせて確認してください。
項目 | ||
|---|---|---|
最大解像度 | 4K/29.97p | 6.2K/29.97p |
4K | 最大29.97p | 最大59.94p |
Full HD | 最大59.94p | 通常最大59.94p |
ハイスピード動画 | 非対応 | Full HD最大240fps |
ProRes | 422 HQ/422/422 LT | 非対応 |
ProRes記録先 | 外付けSSDのみ | - |
外付けSSD記録 | 対応 | 非対応 |
動画用電子防振 | 対応(ProRes記録時は使用不可) | 対応(6.2K・4K HQ・ハイスピード動画では使用不可) |
内蔵NDフィルター | 4段分 | 4段分 |
携帯性・バッテリー・メディア運用の比較|持ち歩き方と撮影枚数を確認


カメラを長時間持ち歩く場合は、重量だけでなく本体サイズやバッテリーの撮影可能枚数も確認しておきたいところです。また、旅行や撮影枚数が多い用途では、カードスロット数やバックアップ方法の違いも使い勝手に関わります。
サイズと重量:GFX100RFは約735g、X100VIは約521g
GFX100RFの本体サイズは幅133.5mm×高さ90.4mm×奥行76.5mmで、バッテリーとメモリーカードを含む重量は約735gです。GFXシリーズのラージフォーマットセンサーを搭載しながらレンズ一体型にまとめていますが、X100VIと比べると本体は大きくなります。
対して、X100VIは幅128.0mm×高さ74.8mm×奥行55.3mm、同条件の重量は約521g。GFX100RFより約214g軽く、高さや奥行きも抑えられています。そのため、旅行や日常の持ち歩きでは、本体以外の荷物も含めてサイズと重量を比較すると選びやすいでしょう。
バッテリーとメディア:GFX100RFは約820枚・デュアルSD、X100VIはEVF約310枚・OVF約450枚
GFX100RFはNP-W235を使用し、ノーマルモードでの静止画撮影可能枚数は約820枚です。また、UHS-II対応のSDカードスロットを2基備えており、順次記録に加えて2枚へのバックアップ記録やRAWとJPEG・HEIFの分割記録を選べます。さらに、USB端子へ接続した外付けSSDにも静止画や動画を記録可能です。
X100VIはNP-W126Sを採用しています。ノーマルモードでの静止画撮影可能枚数はEVF使用時が約310枚、OVF使用時では約450枚です。記録メディアはUHS-I対応SDカードのシングルスロットとなるため、カメラ内で2枚のカードへ同時にバックアップする使い方には対応していません。
したがって、1回の充電で多く撮影したい場合や、撮影時からデータを2枚のカードへ残したい場合はGFX100RFの仕様を確認しておきたいところです。X100VIを長時間使用する場合は、撮影枚数に応じて予備バッテリーやSDカードの枚数も検討してください。
携帯・運用面の違い
サイズや重量に加えて、バッテリーと記録メディアを並べると、撮影時に必要な持ち物の違いも比較できます。特に長時間の撮影や旅行で使用する場合は、撮影可能枚数とバックアップ方法まで確認してください。
項目 | ||
|---|---|---|
本体サイズ | 133.5×90.4×76.5mm | 128.0×74.8×55.3mm |
重量 | 約735g | 約521g |
バッテリー | NP-W235 | NP-W126S |
静止画撮影可能枚数 | 約820枚(ノーマルモード) | EVF約310枚、OVF約450枚(ノーマルモード) |
SDカードスロット | 2スロット | 1スロット |
SDカード規格 | UHS-I / UHS-II対応 | UHS-I対応 |
2枚同時バックアップ | 対応 | 非対応 |
外付けSSD記録 | 対応 | 非対応 |
※重量はバッテリー・メモリーカードを含む数値です。静止画撮影可能枚数はCIPA規格に基づく目安で、使用条件によって変動します。
用途別の選び方:静止画・動画・旅行・予算で比較する
ここまで確認した違いを用途ごとにまとめると、重視すべき項目が変わります。GFX100RFは大判プリントや大きなトリミング、16bit RAW、ProRes記録を使う撮影に向き、X100VIは携帯性やF2レンズ、IBIS、6.2K・ハイスピード動画を重視する場合に候補となる機種です。
用途別比較表
用途によって必要な機能は異なります。撮影する被写体や持ち歩く時間、動画編集の方法、予算から自分に近い項目を確認してください。
メイン用途 | 選ぶ際のポイント | ||
|---|---|---|---|
大判プリント・風景・建築 | 約1億200万画素、16bit RAW対応(1コマ撮影時のみ) | 約4020万画素、14bit RAW対応 | 大判出力や大きなトリミングを行うか |
日常スナップ | 約28mm相当、約735g | 約35mm相当、約521g、5軸IBIS搭載 | 好みの画角と持ち歩く時間で比較 |
夜間・室内の手持ち静止画 | F4、静止画用IBISなし | F2、5軸・最大6.0段IBIS | 被写体の動きと撮影場所の明るさで判断 |
動画撮影・編集 | 4K/29.97p、ProResを外付けSSDへ記録可能 | 6.2K/29.97p、4K/59.94p、FHD最大240fps | ProResを使うか、解像度・フレームレートを重視するか |
旅行・長時間撮影 | 約735g、約820枚、デュアルSD | 約521g、EVF約310枚・OVF約450枚、シングルSD | 重量と撮影可能枚数、バックアップ方法で比較 |
予算 | 830,500円(税込) | 281,600円(税込) | 548,900円の価格差と必要な記録メディアを含めて考える |
※価格は、2026年9月3日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
FUJIFILM GFX100RFとX100VIの比較まとめ
FUJIFILM GFX100RFは、43.8mm×32.9mmのラージフォーマットセンサーと約1億200万画素、35mm F4(35mm判換算約28mm相当)の固定レンズを組み合わせたカメラです。大判プリントや撮影後の大きなトリミング、1コマ撮影時の16bit RAWに加え、UHS-II対応のデュアルSDカードスロットやSSDへのProRes記録を使いたい人に向いています。X100VIは、約4020万画素のAPS-Cセンサーと23mm F2(35mm判換算約35mm相当)、5軸・最大6.0段のボディ内手ブレ補正を備え、撮影時質量は約521gです。日常のスナップや旅行、夜間・室内での手持ち撮影に加えて、6.2K/29.97pや4K/59.94p、Full HDのハイスピード動画まで1台で撮りたい場合の選択肢となります。また、両機とも4段分のNDフィルターを内蔵しているため、NDフィルターの有無に差はありません。最終的には、高画素・16bit RAW・デュアルSD・ProResを重視するならGFX100RF、約521gの重量・F2レンズ・IBIS・高解像動画を重視するならX100VIという基準で選ぶとよいでしょう。
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中国レンズメーカーが富士フイルムGFX向けにAF対応レンズを5月中にリリースする可能性がある、そんな話題が海外SNS発で広がっています。ただし現時点では、ネイティブGマウントとして登場するのか、既存マウント版をアダプター経由でGFXに対応させる形なのかは未確認で、期待と同時に慎重さも必要です。




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