
【2026年版】Nikon D5 XQD-Typeのレビュー比較まとめ|スポーツ・報道で今も選ぶ価値はある?







Nikon D5 XQD-Typeは、動体撮影や暗所での撮影を想定したニコンのフラッグシップ一眼レフです。ファインダー撮影では153点AFを利用でき、AF/AE追従で約12コマ/秒の高速連写に対応しています。背面モニターは固定式で、センサーシフト式のボディ内手ブレ補正は非搭載です。さらに、ライブビューAFにはコントラストAF方式を採用しており、現在のミラーレスとはAFの仕組みや操作方法が異なる仕様です。ここでは、AF、画質、連写、動画、操作性を確認しながら、競合機との違いまで解説します。
この記事のサマリー

D5 XQD-Typeは、153点AFとAF/AE追従約12コマ/秒の連写を備え、スポーツ・報道・野鳥など動体をファインダーで追う撮影に向いています。

4K UHDは30/25/24pに対応しますが、4K撮影時は電子手ブレ補正を使用できず、装着レンズの焦点距離に対して約1.5倍相当の画角になります。

有効2,082万画素のセンサーは高ISO域の画質が海外レビューで評価されています。ただし、低ISOではRAWダイナミックレンジが同世代の一部機種より狭い点に注意が必要です。

光学ファインダーと縦位置グリップ一体型の操作系を採用しており、大型の望遠レンズを使うスポーツや野鳥撮影にも合わせやすい構成です。

EOS-1D X Mark IIやSony α9は同世代の比較候補です。また、2026年時点で新品のプロ向け機種を検討する場合は、Nikon Z9など現行ミラーレスも比較対象になります。
Nikon D5 XQD-Typeのレビュー要点

Nikon D5 XQD-Typeを選ぶ際のポイントは、光学ファインダーを中心に静止画を撮るか、背面モニターや動画を重視するかという点です。Fマウントの望遠レンズを継続して使いたい人には候補になりやすく、人物・動物の被写体認識AFや可動式モニターを求める場合は現在のミラーレスも比較対象になります。
おすすめな人
スポーツ、モータースポーツ、野鳥、舞台、報道など、動く被写体を光学ファインダーで追う撮影が多い人に向いています。AFの検出範囲は-4〜+20EVで、暗い体育館やナイター、照明を落としたステージなども想定できる仕様です。
また、すでにFマウントの望遠レンズや大口径ズームを所有している人も検討しやすいでしょう。レンズシステムを変更せず、D5世代のフラッグシップ一眼レフを中古で導入できる点は、現行ミラーレスへシステム全体を移行する場合との違いになります。
不向きな人
動画を主目的にする人や、背面モニターを見ながら人物・動物を自動認識して追い続けたい人は、現在のミラーレスも候補です。特に、瞳などを認識してAF位置を自動で移動させる撮影では、D5と新しいミラーレスで操作方法に大きな違いがあります。
また、旅行や日常スナップで携帯性を重視する用途ではサイズと重量が負担になりやすく、XQD-TypeはバッテリーとXQDカード2枚を含めて約1,405gあります。大幅なトリミングや高画素データを必要とする撮影なら、D850などの高画素機も比較候補です。
要素別レビュー早見表
D5 XQD-Typeは、ファインダー撮影と高速連写を中心に使うか、ライブビューや動画も重視するかによって評価が変わります。ここでは、購入前に確認したい仕様を項目別に整理します。
要素 | 特徴 |
|---|---|
AF | ファインダー撮影では153点AF(選択可能55点、クロスタイプ99点)を搭載。3DトラッキングやダイナミックAF、グループエリアAFを選択できる。ライブビューはコントラストAF方式。 |
連写・バッファ | 高速連続撮影は約10〜12コマ/秒。XQD使用時は記録形式によってRAWで最大200コマまで連続撮影できる。 |
高感度 | 常用ISO 100〜102,400、拡張ではISO 3,280,000相当まで設定可能。最大拡張感度は通常の画質を基準にする数値ではなく、使用する感度域ごとに画質を確認したい。 |
操作性 | 縦位置グリップ一体型で、縦位置側にもシャッターボタンやコマンドダイヤルを配置。Fnボタンなどへの機能割り当ても可能。 |
ファインダー/モニター | 光学ファインダーはFX時視野率約100%、倍率約0.72倍。背面は3.2型約236万ドットの固定式モニターで、タッチ操作は再生時のみ利用できる。 |
メディア | XQDカードを2枚使用可能。C:Ver.1.40以降では、ニコンが動作確認したCFexpress Type Bカードにも対応する。 |
動画 | 4K UHD 30/25/24pに対応。C:Ver.1.10以降は最長29分59秒まで記録できるが、4K UHDでは電子手ブレ補正を使用できない。 |
バッテリー | EN-EL18b使用時で約3,780コマ(CIPA規格準拠)。 |
携帯性 | XQD-TypeはバッテリーとXQDカード2枚を含めて約1,405g。本体のみでは約1,235g。 |
Nikon D5 XQD-Typeの基本情報

Nikon D5 XQD-Typeは、2016年3月26日に発売されたニコンFXフォーマットのフラッグシップ一眼レフです。D5には記録メディアが異なるXQD-TypeとCF-Typeがあり、XQD-TypeはXQDカードを2枚使用できるダブルスロットを採用しています。2026年時点では旧製品となっているため、これから入手する場合は中古品が中心です。
主なスペック要点
センサー、AF、連写、動画、記録メディアなど、D5 XQD-Typeの主要仕様をまとめると以下のとおりです。
項目 | 値 |
|---|---|
センサー | ニコンFXフォーマットCMOS(35.9×23.9mm)、有効2,082万画素 |
ISO | ISO 100〜102,400、拡張でISO 50相当〜3,280,000相当 |
AF | 153点(選択可能55点、クロスタイプ99点・選択可能35点) |
連写 | 高速連続撮影約10〜12コマ/秒、ミラーアップ時約14コマ/秒(AF/AEは1コマ目に固定) |
動画 | 4K UHD 30/25/24p、フルHD 60/50/30/25/24p |
手ブレ補正 | センサーシフト式のボディ内手ブレ補正なし。C:Ver.1.10以降は一部の動画設定で電子手ブレ補正に対応 |
ファインダー | 光学式、FX時視野率約100%、倍率約0.72倍 |
モニター | 3.2型 約236万ドット、固定式、タッチ操作対応(再生時のみ) |
メディア | XQD×2。C:Ver.1.40以降はニコンが動作確認したCFexpress Type Bカードにも対応 |
バッテリー | 約3,780コマ(CIPA規格準拠、EN-EL18b使用時) |
重量 | 約1,405g(バッテリー・XQDカード2枚含む)、約1,235g(本体のみ) |
価格 | 販売終了(公式通販で新品販売価格を確認できず) |
※価格は、2026年8月27日時点の公式通販サイトでの販売価格です。D5 XQD-Typeは旧製品で、現在は公式通販の有効な新品販売価格を確認できないため、価格欄には販売状況を記載しています。
Nikon D5 XQD-Typeのデザインと操作性のレビュー

D5 XQD-Typeは物理ボタンとカスタム操作を多く備え、撮影中に設定を変更しやすい構成です。また、縦位置グリップ一体型を採用しているため、横構図と縦構図を頻繁に切り替える撮影にも対応しています。
ボタン配置とカスタム性:撮影中に設定を切り替えやすい
前面のFnボタンやAF-ONボタンには、撮影者が使う機能を割り当て可能です。さらにサブセレクターを備えており、ファインダーをのぞいたままフォーカスポイントを移動できます。
AFモードやAFエリアモードも、ボタンとコマンドダイヤルの組み合わせで選択可能です。たとえば3DトラッキングからダイナミックAFへ変更するときも、メニュー画面を開かずに切り替えられる操作になっています。
ただし、物理ボタンやカスタム項目が多いため、初めてプロ向け一眼レフを使う場合は操作を覚えるまで時間がかかることがあります。オート撮影中心よりも、AFや露出を撮影内容に応じて変更する人向けの操作系です。
縦位置でも横位置に近い操作ができる
縦位置側にはシャッターボタンのほか、前後のコマンドダイヤルやAF-ONボタンなどが配置されています。横構図から縦構図へ切り替えても、右手の操作位置を大きく変えずに済む構成です。
また、縦位置でもフォーカスポイントを移動できるため、人物の顔などにAF位置を合わせながら構図を変更できます。縦位置でも横位置に近い操作環境を用意している点が、グリップ一体型の特徴です。
Nikon D5 XQD-Typeの画質評価(センサー・高感度)

D5 XQD-Typeの画質は、高ISO撮影と低ISOでのRAW現像耐性を分けて見る必要があります。有効2,082万画素のFXフォーマットCMOSセンサーとEXPEED 5を搭載していますが、感度域によって画質評価の傾向が異なるセンサーです。
2,082万画素と高ISO性能
D5の常用感度はISO 100〜102,400で、拡張時はISO 3,280,000相当まで設定可能です。Imaging ResourceはD5の画質テストで高ISO域を評価しており、ISO 51,200でも8×10インチのプリントを実用可能としています。同じレビューでは、低ISOのダイナミックレンジがNikon D4SやCanon EOS-1D X Mark IIを下回る結果も示されており、高ISOと低ISOでは異なる傾向が見られます。
そのため、屋内競技やナイターのように被写体ブレを抑える目的でISO感度を上げる場面では、広い常用感度域を利用できます。ただし、許容できるノイズ量は写真の用途や出力サイズによって変わるため、自分が使う感度域の作例で判断しましょう。
低ISOではRAW現像時の暗部に注意
低ISOで露出不足になった暗部をRAW現像で大幅に明るくすると、ノイズが目立つ場合があります。特に風景や建築でシャドー部分を後から大きく持ち上げることが多いなら、この特性を考慮したいところです。
高画素での大幅なトリミングや、低ISO時のRAW編集耐性を優先する場合は、D850など別系統のモデルも比較候補になります。
拡張ISOは通常の撮影とは分けて考える
ISO 3,280,000相当まで設定可能ですが、常用ISOの上限であるISO 102,400とは区別が必要です。最大拡張感度付近ではノイズが増え、細部の描写も低下するため、通常撮影の画質を判断する基準には向きません。
したがって、最大拡張感度は非常に暗い場所で画質より記録を優先するときの選択肢として考えるのが適切です。普段使う高感度画質を比較する際は、ISO 12,800や25,600など実際に使用する範囲の作例を確認しましょう。
Nikon D5 XQD-TypeのAF性能と追従のレビュー

D5 XQD-Typeは、光学ファインダー撮影とライブビューでAF方式が異なります。動体撮影で153点AFを利用できるのはファインダー撮影時なので、2つの撮影方法を分けて評価することが重要です。
動体撮影:3DトラッキングとAFエリアを使い分ける
ファインダー撮影では153点の位相差AFを利用でき、99点がクロスタイプです。このうち55点を撮影者が直接選択でき、3Dトラッキング、ダイナミックAF、グループエリアAFなど複数のAFエリアモードを備えます。
DPReviewはD5の3Dトラッキングを高く評価しており、サッカーやモトクロスなどのテストでも高いヒット率を報告しました。ただし、遠くに小さく写る被写体や暗い環境では、追従を開始しにくかったりAFポイントの自動選択が遅くなったりする場合もあります。
そのため、3Dトラッキングだけに固定するのではなく、被写体の大きさや動きに応じてダイナミックAFなども候補になります。競技や撮影位置で条件が変わるので、事前にテスト撮影を行い、自分が追いやすい設定を確認しましょう。
ライブビューAFはファインダー撮影と方式が異なる
ライブビューAFはコントラストAF方式で、顔認識AF、ワイドエリアAF、ノーマルエリアAF、ターゲット追尾AFを利用できます。ファインダー撮影時の153点位相差AFとは別の仕組みです。
そのため、背面モニターを見ながら動く被写体を追う場合は、光学ファインダー使用時と同じAF動作を想定しないほうがよいでしょう。人物や動物の被写体認識を多用するなら、現在のミラーレスとのAF方式の違いも比較したいところです。
動画撮影もコントラストAF方式です。したがって、D5 XQD-TypeのAF性能を重視する場合は、光学ファインダーを中心に静止画を撮るかどうかが判断材料になります。
Nikon D5 XQD-Typeの連写性能とバッファのレビュー

D5 XQD-Typeの連写性能を確認する際は、コマ数だけでなくAF/AEの追従条件と、記録形式ごとの連続撮影可能コマ数を合わせて見る必要があります。連写モードとRAW設定によって条件が変わるため、用途に合う組み合わせを確認しておきましょう。
約12コマ/秒と約14コマ/秒は撮影条件が異なる
通常の高速連続撮影は約10〜12コマ/秒で、約12コマ/秒ではAFとAEを追従させながら撮影できます。サッカーや野鳥など被写体との距離が変化する撮影では、ピントと露出を更新しながら連写できるモードです。
ミラーアップ時は約14コマ/秒まで上げられますが、AFとAEは1コマ目に固定されます。約12コマ/秒と同じ条件で速度だけが上がるモードではないため、動体撮影ではAF/AE追従の有無まで含めて選びましょう。
RAW設定によって連続撮影可能コマ数が変わる
XQDカード使用時、FXフォーマットのロスレス圧縮RAW・14ビット・Lでは最大200コマまで連続撮影できます。これに対して、非圧縮RAW・14ビット・Lは102コマで、記録方式によって連続撮影可能コマ数が変わる仕様です。
長い連写を多用する場合は、画質だけでなくファイルサイズと連続撮影可能コマ数の両方を確認する必要があります。たとえばロスレス圧縮RAWと非圧縮RAWでは、同じ14ビット・Lでもバッファ容量が異なる点に注意してください。
なお、公称値は特定のカードと撮影条件で測定された数値です。使用するカードやカメラ設定によって実際の連続撮影可能コマ数は変化します。
Nikon D5 XQD-Typeの動画性能のレビュー

D5 XQD-Typeの動画仕様は、発売後のファームウェア更新で変更されています。そのため、発売直後のレビューを見る場合は、現在の記録時間や電子手ブレ補正の対応条件と区別して確認したいところです。
4K UHDは30/25/24p、最長29分59秒に対応
4K UHDは3840×2160の30/25/24pに対応しています。C:Ver.1.10以降では最長29分59秒まで撮影でき、最大8個のファイルに分割して記録する仕様です。各ファイルの容量は最大4GBとなります。
また、4K UHDではセンサー全幅を使わず、撮影画角は装着レンズの焦点距離に対して約1.5倍相当です。そのため、静止画のFXフォーマット時と比べて画角が狭くなり、広角撮影ではレンズ選びにも影響します。
発売当初の「4Kは約3分まで」という情報は、現在のファームウェアには当てはまりません。中古で購入した個体で4K撮影を行う場合は、本体のファームウェアバージョンを確認しましょう。
電子手ブレ補正は4K UHDでは使用できない
D5 XQD-Typeにはセンサーシフト式のボディ内手ブレ補正がありません。ただし、C:Ver.1.10以降では動画用の電子手ブレ補正が追加され、対応する記録設定で利用できます。
3840×2160の4K UHDと1920×1080クロップでは電子手ブレ補正を使用できません。また、電子手ブレ補正を有効にすると画角が少し狭くなるため、対応するフルHD設定で利用する場合も構図への影響を考慮する必要があります。
Nikon D5 XQD-Typeのファインダー・モニターと現場運用のレビュー

ファインダー、背面モニター、通信機能は、撮影中の見え方だけでなく撮影姿勢や画像転送の方法にも関わります。D5 XQD-Typeでは、光学ファインダーを中心とした撮影と有線ネットワークを組み合わせた運用が特徴です。
光学ファインダーはFX時視野率約100%
D5 XQD-Typeの光学ファインダーは、FXフォーマット撮影時に上下左右とも約100%の視野率を確保し、倍率は約0.72倍です。レンズを通った光をミラーとペンタプリズムで確認するため、EVFのような電子表示を介さずに被写体を見ることができます。
ただし、シャッターを切る瞬間はミラーが上がるため、一眼レフ特有のブラックアウトが発生します。また、EVFのように撮影前の露出やホワイトバランスを完成画像に近い状態で表示することはできません。光学ファインダーとEVFでは見え方が異なるため、普段使っている方式も選択基準になります。
固定式タッチパネルは撮影角度に制限がある
背面には3.2型・約236万ドットの固定式モニターを搭載しています。タッチ操作は再生時のみ利用でき、画像送りや拡大表示などに対応します。
モニターの角度は変えられないため、ローアングルや頭上からのハイアングルでは画面を正面から確認しにくくなります。チルト式やバリアングル式を普段使っている人は、撮影姿勢の違いを確認しておきましょう。
バッテリーと有線LANは長時間撮影や画像転送に対応
EN-EL18b使用時の撮影可能コマ数は、CIPA規格準拠で約3,780コマです。実際の枚数は画像確認の頻度や使用環境によって変化しますが、大量の静止画を撮影する際の基準になります。
さらに、本体にはRJ-45端子を備え、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tの有線LANに対応しています。撮影画像をネットワーク経由で送れるため、報道やスポーツなど撮影後すぐにデータを転送するワークフローにも組み込み可能です。
なお、無線LANを利用する場合は別売のワイヤレストランスミッターWT-6またはWT-5が必要です。本体のみでWi-Fi通信する機種とは構成が異なるので、無線転送を予定している場合は周辺機器も確認しましょう。
Nikon D5 XQD-Typeと競合機の比較
D5 XQD-Typeの比較対象は、「同じFマウントを継続する機種」「同世代の他社モデル」「現在のニコン製フラッグシップ」に分けると整理しやすくなります。それぞれ撮影方式やマウントが異なるため、ボディ性能だけでなく所有レンズも含めて比較することが重要です。
機種 | 主な違い |
|---|---|
2016年発売のFマウント一眼レフ。153点AF、AF/AE追従約12コマ/秒、光学ファインダーを搭載。 | |
D5と同世代の一眼レフ。4K 59.94/50pとDual Pixel CMOS AFに対応し、動画・ライブビューの仕様が異なる。 | |
2017年発売のフルサイズミラーレス。電子シャッターで最高約20コマ/秒、サイレント撮影、Eye AFに対応。 | |
D5の直系後継となるFマウント一眼レフ。105点全点クロスタイプAF、最高約14コマ/秒に対応。2026年時点では旧製品。 | |
現行Zマウントのフラッグシップ。4,571万画素、被写体検出AF、約20コマ/秒のRAW連写を搭載。 |
EOS-1D X Mark II:同世代の一眼レフで動画も比較したい場合
EOS-1D X Mark IIはD5と同じ2016年発売のプロ向け一眼レフです。4Kでは59.94/50pまで記録でき、ライブビューや動画撮影にはDual Pixel CMOS AFを利用できます。
同世代の一眼レフ同士で動画機能まで比較したい人には参考になります。ただし、EFマウントへ移る場合はレンズシステムも変わるため、すでにFマウントレンズを所有している人は追加費用まで含めて比較したいところです。
Sony α9:電子シャッターやEye AFを使いたい場合
初代Sony α9は電子シャッターによる最高約20コマ/秒の連写とサイレント撮影に対応し、Eye AFも利用できます。また、5軸のセンサーシフト式手ブレ補正を内蔵している点もD5との違いです。
人物撮影で瞳へのAFを利用したい場合や、シャッター音を抑えたい場面では比較する意味があります。ただしEマウントへの変更が必要なので、Fマウントを継続する場合はD6のほうが直接的な候補です。
D6:Fマウントを継続したい場合
D6はD5の直系後継として2020年6月5日に発売されました。ファインダー撮影時は105点すべてがクロスタイプで、最高約14コマ/秒の高速連続撮影に対応します。Fマウントレンズをそのまま使用できる点も、D5から乗り換える場合の比較材料です。
ただし、2026年時点ではD6もニコン公式で旧製品に分類されています。そのため、D5とD6はFマウント一眼レフを中古で選ぶ場合の比較として考えると整理しやすいでしょう。
Z9:現在のニコン製フラッグシップと比較したい場合
Z9はZマウントを採用したニコンのフルサイズミラーレスです。有効4,571万画素、被写体検出AF、約20コマ/秒のRAW連写、縦横4軸チルト式モニターを備えています。
D5とはマウントだけでなく、光学ファインダーからEVFへ変わり、AF方式や動画機能も大きく異なります。Fマウントと光学ファインダーを継続するならD5/D6、被写体認識AFや高画素、動画機能まで求めるならZ9という比較が分かりやすいでしょう。
Nikon D5 XQD-Typeのレビュー比較まとめ
Nikon D5 XQD-Typeは、153点AFとAF/AE追従約12コマ/秒の連写、高ISO感度まで使える撮影性能を備え、スポーツ・報道・野鳥など動く被写体を光学ファインダーで追う撮影に向いた一眼レフです。さらに、縦位置グリップ一体型の操作系や約3,780コマの撮影可能枚数、有線LANなど、長時間の撮影や画像転送を想定した機能も備えています。ただし、ライブビューAFはコントラストAF方式で、固定式モニターを採用しており、4K UHDでは電子手ブレ補正も使用できません。そのため、ファインダーを中心に静止画を撮る人には検討しやすいものの、動画や背面モニターでの撮影を重視する場合は、Z9など現在のミラーレスも比較候補になります。2026年時点ではD5 XQD-Typeは旧製品なので、Fマウントレンズを継続して使いたいか、中古のプロ向け一眼レフを選びたいかも含めて判断するとよいでしょう。
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