
【2026年版】FUJIFILM X-M5とSony ZV-E10 IIを徹底比較!静止画・動画・携帯性でどっちを選ぶ?




FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)は、どちらもAPS-Cセンサーを搭載した小型のレンズ交換式カメラです。バリアングル液晶や外部マイク端子を備えており、静止画だけでなくVlogや旅行動画にも活用できます。サイズや画素数は近いものの、シャッター方式や動画機能、バッテリーの仕様は異なります。FUJIFILM X-M5は、メカニカルシャッターやフィルムシミュレーション、6.2K/30p記録を備え、静止画と動画を1台で撮りたい人の選択肢になります。対してSony VLOGCAM ZV-E10 IIは、All-Intra記録や商品レビュー用設定、大容量バッテリーなどを備え、Vlogや商品紹介を中心に撮影する人に使いやすい構成です。さらに、連写速度やAFの認識対象、手ブレ補正、グリップ形状にも差があるため、用途によって重視したい項目も変わるでしょう。この記事では、それぞれの仕様を比較しながら、静止画・動画・携帯性・撮影時間など用途別に適したモデルを解説します。
この記事のサマリー

静止画を中心に撮り、動く被写体やフラッシュ撮影も考えているなら、メカニカルシャッターを搭載したFUJIFILM X-M5が候補

動画は両機とも4K/60pの4:2:2 10bitに対応し、X-M5は6.2K/30p、ZV-E10 IIはAll-Intraや無料アップグレード後の4K/120pを利用できる

携帯性は約355gのX-M5、握りやすさは約377gでグリップの張り出しが大きいZV-E10 IIに特徴がある

どちらもボディ内手ブレ補正と電子ビューファインダーは非搭載で、手持ち動画では電子補正や使用レンズの確認が必要

長時間の動画撮影ではNP-FZ100を採用するZV-E10 II、公式通販のボディ価格では136,400円(税込)のX-M5が選択肢になる
FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 IIはどちらを選ぶべきか

選ぶときの大きな基準は、静止画と動画のどちらを中心に撮るかです。静止画も積極的に楽しむならFUJIFILM X-M5、Vlogや商品紹介など動画の撮影時間が長いならSony VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)が候補になります。
X-M5は静止画と動画を1台で撮りたい人向け
X-M5はメカニカルシャッターを搭載しているため、静止画撮影が電子シャッターだけに限定されません。動く被写体や人工光の下など、撮影状況に合わせてシャッター方式を切り替えられます。
さらに、ボディ上面にはフィルムシミュレーションダイヤルを装備しています。20種類のフィルムシミュレーションから仕上がりを選べるので、RAW現像を行わずにカメラ内で色や階調を整えたい人にも使いやすいでしょう。
動画は6.2K/30pにも対応。旅行先で静止画を撮りながら、VlogやSNS用の縦動画も同じカメラで残したい人に検討しやすいモデルです。
ZV-E10 IIはVlogや長時間収録を重視する人向け
ZV-E10 IIは、商品レビュー用設定や背景ぼけ切り換えなど、Vlogで使いやすい機能を搭載しています。自分を撮りながら商品や料理をカメラへ見せる撮影にも対応しやすい構成です。
さらに、インテリジェント3カプセルマイクを備え、風切り音を抑えるウインドスクリーンも付属。屋外で話しながら撮影するときにもカメラ内蔵マイクを使えます。
バッテリーにはNP-FZ100を採用し、実動画撮影時間は約130分。インタビューやイベントなど、1回の収録時間が長い用途でも候補になります。
FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 IIの主要スペック比較

Via: Amateur Photographer(X-M5)

Via: DPReview(VLOGCAM ZV-E10 II)
FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 IIは、どちらも約2600万画素のAPS-Cセンサーを搭載しています。ただし、シャッター方式や動画の記録仕様、連写速度、AF、バッテリーには違いがあるため、撮影用途に合わせて比較することが大切です。
項目 | FUJIFILM X-M5 | Sony VLOGCAM ZV-E10 II |
|---|---|---|
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント | ソニーEマウント |
センサー | APS-C X-Trans CMOS 4 | APS-C Exmor R CMOS |
有効画素数 | 約2610万画素 | 静止画時最大約2600万画素 |
画像処理エンジン | X-Processor 5 | BIONZ XR |
シャッター方式 | メカニカル、電子、電子先幕 | 電子 |
シャッター速度 | メカニカル最高1/4000秒、電子最高1/32000秒 | 電子最高1/8000秒 |
ボディ内手ブレ補正 | 非搭載 | 非搭載 |
電子ビューファインダー | 非搭載 | 非搭載 |
液晶モニター | 約104万ドット、バリアングル | 約103万6800ドット、バリアングル |
動画記録 | 6.2K/30p、4K/60p、4:2:2 10bit | 4K/60p、4:2:2 10bit、XAVC S-I 4K対応。無料アップグレード後は4K/120pにも対応 |
AF | 位相差+コントラスト、被写体検出AF | 位相差+コントラスト、静止画最大759点、動画最大495点 |
連写 | メカニカル約8コマ/秒、電子約20コマ/秒、1.25倍クロップ時約30コマ/秒 | 最高約11コマ/秒 |
フラッシュ同調速度 | メカニカルシャッターで1/180秒以下 | ソニー製フラッシュ使用時1/30秒 |
静止画撮影可能枚数 | 約330枚、エコノミーモード約440枚 | 約610枚 |
実動画撮影時間 | 6.2K/29.97pで約45分、4K/29.97pで約50分 | 約130分 |
質量 | 約355g | 約377g |
マイク端子 | 3.5mmステレオミニジャック | 3.5mmステレオミニジャック |
ヘッドホン端子 | 3.5mmステレオミニジャック | 3.5mmステレオミニジャック |
USB | USB Type-C、USB 10Gbps | USB Type-C、SuperSpeed USB 5Gbps |
価格 | 136,400円(税込) | 152,900円(税込) |
※価格は、2026年8月6日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
※ZV-E10 IIの4K/120p記録には、無料のアップグレードライセンスが必要です。4K/120p撮影時は、撮影範囲や利用できる手ブレ補正などに制限があります。
携帯性とホールド感の比較

Via: Amateur Photographer(X-M5)

Via: DPReview(VLOGCAM ZV-E10 II)
FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 IIの重量差は約22gです。ただし、実際の持ちやすさはグリップの形状や装着するレンズによって変わります。持ち歩きやすさを重視するのか、長く構えたときの握りやすさを優先するのかを考えて選びましょう。
X-M5は小型レンズと組み合わせやすい
X-M5は、バッテリーとメモリーカードを含めて約355gです。XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZやコンパクトな単焦点レンズと組み合わせれば、バッグの中でも場所を取りにくくなります。
グリップの張り出しは小さいため、大型のズームレンズでは前側が重く感じる場合があります。普段使う予定のレンズを装着した状態で、ボディとの重量バランスも確認しておきたいところです。
ZV-E10 IIはグリップの張り出しが大きい
ZV-E10 IIは、バッテリーとメモリーカードを含めて約377gとなります。グリップにはX-M5より大きな張り出しがあり、右手の指を掛けるスペースを取りやすい形状です。
自撮りや手持ち動画など、右手でカメラを長く構える場合は握りやすさを確かめておきたいでしょう。また、パワーズームや広角ズームを使う予定なら、レンズを装着した状態での前後バランスも確認しておきましょう。
観点 | FUJIFILM X-M5 | Sony VLOGCAM ZV-E10 II |
|---|---|---|
質量 | 約355g | 約377g |
グリップ形状 | 張り出しが小さい | 張り出しが大きい |
組み合わせやすいレンズ | 小型単焦点、軽量な標準ズーム | 広角ズーム、パワーズーム |
想定しやすい撮影 | 散歩、旅行、日常の静止画と動画 | 自撮り、商品紹介、長時間の手持ち撮影 |
手の大きさやレンズの重量によって、持ったときの印象は変わります。店頭で試せる場合は、使用予定に近いサイズのレンズを装着して握り心地を確かめてみましょう。
静止画の撮りやすさ比較


Via: DPReview 作例(VLOGCAM ZV-E10 II)
静止画で大きく異なるのがシャッター方式です。FUJIFILM X-M5はメカニカルシャッターを選べるのに対し、Sony VLOGCAM ZV-E10 IIは電子シャッターのみとなります。電子シャッターでは速い被写体がゆがんで写ったり、LED照明などの人工光で明暗の縞が生じたりする場合もあるため注意が必要です。動く被写体や人工光の下で撮る機会が多い人は、この違いを前提に比較しましょう。
X-M5はメカニカル・電子・電子先幕を使い分けられる
X-M5はメカニカルシャッターで最高1/4000秒、電子シャッターでは最高1/32000秒に対応しています。さらに、電子先幕シャッターも選択可能です。
電子シャッターはシャッター駆動音を出さずに撮りたい場面などで利用できます。動体のゆがみや人工光による縞が気になるときは、メカニカルシャッターへ変更できる点がX-M5の特徴です。
ZV-E10 IIは電子シャッターのみ
ZV-E10 IIはメカニカルシャッターを搭載しておらず、静止画でも電子シャッターを使用します。シャッター速度は最高1/8000秒まで設定可能です。
電子シャッターからメカニカルシャッターへ変更することはできません。そのため、スポーツや横方向へ速く移動する乗り物を頻繁に撮る場合は、電子シャッターの特性も考慮しましょう。
フラッシュ撮影は同調速度が異なる
フラッシュ撮影では、使用できるシャッター速度にも差があります。X-M5はメカニカルシャッター使用時に1/180秒以下でフラッシュ同調が可能です。
ZV-E10 IIのフラッシュ同調速度は、対応するソニー製フラッシュ使用時で1/30秒です。通常の同調撮影では1/30秒より速いシャッター速度を選べないため、周囲の光を抑えながらフラッシュを使う場面では撮影条件に制約が出やすくなります。
室内ポートレートや物撮りなどで外部フラッシュを使う予定がある人は、同調速度も確認しておきましょう。
観点 | FUJIFILM X-M5 | Sony VLOGCAM ZV-E10 II |
|---|---|---|
メカニカルシャッター | あり | なし |
電子シャッター | あり | あり |
電子先幕シャッター | あり | なし |
最高シャッター速度 | メカニカル1/4000秒、電子1/32000秒 | 電子1/8000秒 |
フラッシュ同調速度 | メカニカルシャッターで1/180秒以下 | ソニー製フラッシュ使用時1/30秒 |
動画性能の比較


Via: DPReview 作例(VLOGCAM ZV-E10 II)
FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 IIは、どちらも4K/60pの4:2:2 10bit記録に対応しています。4:2:2は4:2:0より色の情報を多く残す方式で、10bitでは8bitより細かな階調を記録できる点が特徴です。そのため、撮影後に色や明るさを調整する動画にも向いています。
ただし、対応する解像度や圧縮方式には違いがあります。X-M5は6.2Kの3:2記録、ZV-E10 IIはAll-Intra記録と無料アップグレード後の4K/120pが主な違いです。
X-M5は6.2Kの3:2記録に対応
X-M5は、6240×4160ピクセルの6.2K動画を最大29.97p、4K動画なら最大59.94pで記録できます。6.2Kは3:2の縦横比で広い範囲を記録できるため、同じ素材から16:9の横動画や9:16の縦動画を作る場合にも扱いやすい形式です。
また、6.2Kは4Kよりデータ量が増えるため、長時間撮影ではメモリーカードや保存先の容量も確認しておきましょう。編集する場合は、使用するパソコンが6.2K素材を無理なく扱えるかも確認が必要です。
ZV-E10 IIはAll-Intraと4K/120pに対応
ZV-E10 IIは4K/60pの4:2:2 10bit記録に対応しています。XAVC S-I 4Kでは各フレームを個別に圧縮するAll-Intraを利用でき、4K/60pでは最大600Mbpsを選択可能です。
All-IntraはLong GOPよりファイル容量が大きくなります。そのため、記録方式に合わせてSDカードの書き込み速度や保存容量も準備しましょう。
無料のアップグレードライセンスを導入すると、4K/120pも選択可能です。120pの映像は、30p仕上げなら4倍、24p仕上げなら最大5倍のスローモーション素材として使えます。
ただし、4K/120pでは撮影範囲が約38%狭くなります。加えて、電子式手ブレ補正のアクティブモード、XAVC S-I 4K、プロキシー記録など一部の機能は使用できません。
ログ記録とカメラ内の色設定にも違いがある
X-M5はF-LogとF-Log2に対応しています。F-Log2は広い階調を残し、撮影後の色調整を前提とする記録方式です。
編集を前提としない場合は、フィルムシミュレーションでカメラ内の仕上がりを選べます。写真と動画で近い色の雰囲気にそろえたい場合にも利用可能です。
ZV-E10 IIが対応するログ記録はS-Log3です。また、カメラ内で仕上げる場合はS-Cinetoneを選択でき、シネマティックVlog設定も使えます。
観点 | FUJIFILM X-M5 | Sony VLOGCAM ZV-E10 II |
|---|---|---|
通常時の主な最大記録 | 6.2K/30p、4K/60p | 4K/60p |
高フレームレート | Full HD/240p | 無料アップグレード後に4K/120p、Full HD/240p |
4:2:2 10bit | 対応 | 対応 |
圧縮方式 | Long GOP | Long GOP、All-Intra |
ログ記録 | F-Log、F-Log2 | S-Log3 |
カメラ内の色設定 | フィルムシミュレーション | S-Cinetone、シネマティックVlog設定 |
※ZV-E10 IIの4K/120pおよびFull HD/240pを利用するには、無料の4K 120pアップグレードライセンスが必要です。
AFと連写の比較

Via: Amateur Photographer 作例(X-M5)

Via: DPReview 作例(VLOGCAM ZV-E10 II)
AFは測距点数だけでなく、認識できる被写体や追従方法にも違いがあります。また、連写速度はシャッター方式やクロップの有無によって条件が変わるため、最高値だけで判断しないことが大切です。
X-M5は動物や乗り物などの被写体検出に対応
X-M5は、人物撮影で顔・瞳AFを利用できます。さらに、被写体検出AFでは動物、鳥、車、バイク・自転車、飛行機、電車を選択可能です。
昆虫は「鳥」、ドローンは「飛行機」の設定で検出し、被写体検出AFをオンにすると顔・瞳AFは自動的にオフになります。そのため、人物と動物・乗り物では設定を切り替えて使用します。
動画ではAF-Cとワイド/トラッキングAFを組み合わせ、画面をタッチして追従する対象を指定できます。複数の被写体が画面内にいるときでも、追従させたい対象を選べる点が特徴です。
連写はメカニカルシャッターで最高約8コマ/秒、電子シャッターでは通常画角で最高約20コマ/秒に対応しています。撮影範囲が1.25倍にクロップされる設定なら、電子シャッターで最高約30コマ/秒を選択可能です。
ZV-E10 IIは最大759点の位相差AFに対応
ZV-E10 IIは、静止画で最大759点、動画で最大495点の位相差AFに対応しています。認識できる主な被写体は人物、動物、鳥です。
画面をタッチして追従対象を指定できます。さらに動画では、ピントが移動する速さを変えるAFトランジション速度や、別の被写体へピントを移す反応を変えるAF乗り移り感度も調整可能です。
連写速度はAF・AE追随で最高約11コマ/秒です。X-M5とはシャッター方式やクロップ条件が異なるため、最高速度だけでなく撮影範囲もあわせて比較しましょう。
観点 | FUJIFILM X-M5 | Sony VLOGCAM ZV-E10 II |
|---|---|---|
AF方式 | インテリジェントハイブリッドAF(位相差+コントラスト) | ファストハイブリッドAF(位相差+コントラスト) |
人物認識 | 顔・瞳AF | 人物認識AF |
主な被写体認識 | 動物、鳥、車、バイク・自転車、飛行機、電車 | 人物、動物、鳥 |
動画中の追従指定 | 画面タッチで被写体を指定 | タッチトラッキング |
通常画角の最高連写速度 | 電子シャッター約20コマ/秒 | AF・AE追随で約11コマ/秒 |
クロップ時の最高連写速度 | 電子シャッター約30コマ/秒(1.25倍クロップ) | ― |
メカニカルシャッターの連写 | 最高約8コマ/秒 | メカニカルシャッター非搭載 |
※実際の連写速度は、シャッタースピードやISO感度、フォーカスモード、使用するメモリーカードなどの撮影条件によって変わります。
手ブレ補正の比較

Via: Amateur Photographer(X-M5)

Via: PetaPixel(VLOGCAM ZV-E10 II)
FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 IIは、どちらもセンサーを動かして補正するボディ内手ブレ補正を搭載していません。静止画では手ブレ補正機構を備えたレンズを利用し、動画ではレンズ側の補正に加えて電子式手ブレ補正を使用できます。
ただし、電子式手ブレ補正では撮影範囲が狭くなる場合があります。自撮りや歩き撮りを行う人は、補正後の画角まで確認することが大切です。
X-M5は動画用の電子式手ブレ補正を搭載
X-M5は、動画撮影時に電子式手ブレ補正とブレ防止モードブーストを利用できます。ただし、解像度やフレームレートによって使用できる補正と撮影範囲が異なる点に注意が必要です。
6.2Kでは電子式手ブレ補正を使用できません。4K/30pで電子式手ブレ補正をオンにした場合は1.32倍、4K/60pでは1.22倍のクロップです。
広角の歩き撮りや自撮りでは、補正をオンにした状態で必要な範囲が画面に収まるか確かめましょう。
ZV-E10 IIはアクティブモードを使用できる
ZV-E10 IIでは、動画撮影時に「アクティブ」「スタンダード」「切」の3種類から手ブレ補正を選択できます。スタンダードは対応レンズの手ブレ補正機構を利用し、アクティブではカメラ側の電子補正が加わる仕組みです。
アクティブモードを使うと、補正をオフにした場合より撮影範囲が狭くなります。さらに、アクティブモード使用時は動画のISO感度上限がISO6400になります。
手ブレ補正機構を搭載していないレンズではスタンダードを選択できません。使用するレンズ側の補正機構も、購入前に見ておきたいポイントになります。
観点 | FUJIFILM X-M5 | Sony VLOGCAM ZV-E10 II |
|---|---|---|
ボディ内手ブレ補正 | 非搭載 | 非搭載 |
静止画の補正 | 手ブレ補正対応レンズを使用 | 手ブレ補正対応レンズを使用 |
動画の電子補正 | 電子式手ブレ補正、ブレ防止モードブースト | アクティブモード |
電子補正使用時の画角 | 4K/30pで1.32倍、4K/60pで1.22倍にクロップ | アクティブモードでは撮影範囲が狭くなる |
主な制限 | 6.2Kでは電子式手ブレ補正を使用不可 | アクティブモードでは動画ISO感度の上限がISO6400 |
歩き撮りで確認したい点 | 補正使用時の画角とレンズの広角端 | アクティブモード使用時の画角とレンズ側手ブレ補正の有無 |
バッテリー・入出力・価格の比較

Via: Amateur Photographer(X-M5)

Via: PetaPixel(VLOGCAM ZV-E10 II)
長時間の動画撮影では、バッテリーの持続時間だけでなく、USB給電や音声端子も確認しておきたいポイントです。さらに、充電に必要なケーブルやACアダプターの付属状況、ボディやレンズキットの価格まで含めると、購入後に必要な機材を整理しやすくなります。
バッテリーは撮影可能時間に差がある
FUJIFILM X-M5はNP-W126Sを使用し、静止画撮影可能枚数はノーマルモードで約330枚、エコノミーモードでは約440枚です。動画の実撮影時間は6.2K/29.97pで約45分、4K/29.97pなら約50分となっています。
Sony VLOGCAM ZV-E10 IIは、容量の大きいNP-FZ100を採用。静止画は約610枚撮影でき、動画の実撮影時間は約130分、連続動画撮影時間は約195分が目安です。
1回の撮影時間が長いインタビューやイベントでは、ZV-E10 IIのほうがバッテリー交換の回数を抑えやすいでしょう。ただし、実際の撮影可能時間は気温や記録方式、液晶モニターの使用状況などによって変わります。長時間収録を予定している場合は、予備バッテリーやUSB給電も準備しましょう。
両機ともマイク端子とヘッドホン端子を搭載
X-M5は、3.5mmのマイク端子とヘッドホン端子、USB Type-C、HDMIマイクロ端子を備えています。USB端子はUSB 10Gbpsに対応しており、USB接続した機器からカメラへの給電も可能です。
ZV-E10 IIにも3.5mmのマイク端子とヘッドホン端子があり、USB Type-CとHDMIマイクロ端子を装備。USBはSuperSpeed USB 5Gbpsに対応し、USB PDによる給電も利用できます。
また、X-M5とZV-E10 IIはいずれもUSBケーブルとACアダプターを同梱していません。ZV-E10 IIをUSB充電する場合は、3A以上に対応するUSB Type-Cケーブルと、18W(9V/2A)以上のUSB PD対応機器が必要です。購入後すぐにUSB充電を使う予定なら、手持ちの充電機器も確認しておきましょう。
公式通販価格はX-M5のほうが低い
公式通販では、ボディ単体と標準ズームレンズキットのどちらもX-M5の価格が低く設定されています。レンズキットを検討している場合は、価格だけでなく付属するレンズの焦点距離や手ブレ補正の有無もあわせて比較しましょう。
項目 | FUJIFILM X-M5 | Sony VLOGCAM ZV-E10 II |
|---|---|---|
ボディ価格 | 136,400円(税込) | 152,900円(税込) |
標準ズームレンズキット | 152,900円(税込) | 163,900円(税込) |
キットレンズ |
※価格は、2026年8月6日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
ボディ単体ではX-M5がZV-E10 IIより16,500円(税込)、標準ズームレンズキットでは11,000円(税込)低い価格です。ただし、販売店の実売価格やキャンペーンは変動するため、購入時には予備バッテリーやSDカード、マイクなど、必要なアクセサリーを含めた総額も比較しましょう。
用途別の選び方
ここまで比較した仕様を、実際の撮影用途に当てはめて整理します。静止画を中心に使うのか、Vlogや長時間収録を重視するのかによって、選びやすいモデルは変わります。
メイン用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
静止画を中心に撮る | FUJIFILM X-M5 | メカニカルシャッターを選べ、フィルムシミュレーションも利用できる |
動く被写体や外部フラッシュを使った静止画を撮る | FUJIFILM X-M5 | 電子シャッターだけでなくメカニカルシャッターを使え、フラッシュ同調速度は1/180秒以下 |
横動画と縦動画を同じ素材から作る | FUJIFILM X-M5 | 6.2Kの3:2記録に対応し、編集時に縦横の画角を切り出しやすい |
小型軽量を重視する | FUJIFILM X-M5 | バッテリーとメモリーカードを含めて約355g |
Vlogや商品紹介を中心に撮る | Sony VLOGCAM ZV-E10 II | 商品レビュー用設定や背景ぼけ切り換えを利用できる |
長時間の動画を撮る | Sony VLOGCAM ZV-E10 II | NP-FZ100を採用し、実動画撮影時間は約130分 |
4Kのスローモーション素材を撮る | Sony VLOGCAM ZV-E10 II | 無料アップグレード後は4K/120pに対応 |
グリップの大きさを重視する | Sony VLOGCAM ZV-E10 II | X-M5よりグリップの張り出しが大きい |
所有しているレンズがある場合はマウントも確認する
すでに交換レンズを所有している場合は、ボディ単体の仕様だけでなく、手持ちのレンズをそのまま使えるかも確認しましょう。X-M5はFUJIFILM Xマウント、ZV-E10 IIはソニーEマウントを採用しているため、基本的にはそれぞれ対応するレンズが必要です。
たとえば、FUJIFILM Xマウントのレンズを複数所有しているなら、X-M5を選ぶことで新しく購入する機材を抑えられる場合があります。ソニーEマウントのレンズを持っている人なら、ZV-E10 IIでも既存のレンズ資産を活用できるでしょう。
そのため、買い替えや買い増しではボディ価格だけで判断せず、新たに必要となるレンズまで含めた費用を比べることが大切です。
自撮りではキットレンズの広角端も確認する
自撮り動画を撮る場合は、手ブレ補正だけでなく、レンズの広角端も確認しておきましょう。X-M5のキットレンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」は広角端15mmで、35mm判換算約23mm相当です。
ZV-E10 IIの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II(SELP16502)」は広角端16mmで、35mm判換算約24mm相当となっています。どちらも電子式手ブレ補正を使用すると撮影範囲が狭くなるため、顔だけでなく周囲の景色まで入れたい場合は、補正をオンにした状態の画角も確認が必要です。
特に歩きながら自分を撮る場合は、カメラと顔の距離を十分に取れないことがあります。店頭で試せる場合は、電子式手ブレ補正を使用した状態で、顔と背景が希望する範囲に収まるか確認しましょう。
FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 IIの比較まとめ
FUJIFILM X-M5とSony VLOGCAM ZV-E10 IIは、どちらも約2600万画素のAPS-Cセンサーを搭載し、4K/60pの4:2:2 10bit動画に対応する小型のレンズ交換式カメラです。ただし、静止画と動画のどちらを重視するかによって、選ぶ際に注目したい仕様は変わります。FUJIFILM X-M5は、メカニカルシャッターやフィルムシミュレーション、6.2Kの3:2記録を備えている点が特徴です。静止画を中心に撮りながら、旅行動画やSNS用の縦動画も1台で残したい人の候補になります。Sony VLOGCAM ZV-E10 IIには、All-Intra記録や無料アップグレード後の4K/120p、商品レビュー用設定など、動画撮影向けの機能がそろっています。NP-FZ100による長い撮影時間もあり、自撮りや商品紹介、インタビューなどを長めに収録したい人に適した構成です。静止画や外部フラッシュの使用を重視するならX-M5、Vlog向けの操作や長時間の動画撮影を重視するならZV-E10 IIを中心に検討すると選びやすいでしょう。
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SONY α6700(ILCE-6700)とVLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)は、どちらも有効約2600万画素のAPS-C裏面照射型Exmor R CMOSセンサーと画像処理エンジンBIONZ XRを搭載したモデルです。さらに、現在は両機とも4K 120p撮影に対応しており、画素数や最大フレームレートだけでは違いを判断しにくくなっています。ただし、静止画向けの装備と携帯性には差があります。α6700は電子ビューファインダー、5軸ボディ内手ブレ補正、メカシャッターを搭載し、14bit RAW出力にも対応しています。これに対し、ZV-E10 IIは約377gの軽量ボディに加え、商品レビュー用設定や背景のボケ切替など、Vlog向けの操作機能を備えた構成です。この記事では、写真・動画・旅行・自撮りの用途別に、両機の違いと選び方を解説します。







