
【2026年版】FUJIFILM X100VとX-E4を徹底比較|レンズ固定・交換式の違いと選び方








FUJIFILM X100VとX-E4は、どちらも約2610万画素のAPS-Cセンサー「X-Trans CMOS 4」と画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載しており、ノイズや階調、色再現の基本的な傾向は近いモデルです。ただし、X100Vは23mm F2(35mm判換算約35mm相当)の固定レンズを備えたレンズ一体型で、X-E4はXマウントを採用したレンズ交換式となります。さらに、X100Vでは光学ファインダー(OVF)と電子ファインダー(EVF)を切り替えられるのに対し、X-E4はEVFのみを搭載しています。両機ともすでに販売を終了しているため、2026年8月時点では中古品や流通在庫が主な購入先です。この記事ではレンズ、ファインダー、携帯性、AF、連写、動画の違いを比較し、現行のX100VI・X-E5も含めて選び方を解説します。
この記事のサマリー

約35mm相当の固定レンズで日常や旅行を撮るならX100V

広角から望遠までレンズを使い分けるならX-E4

光学ファインダーを使えるのはX100V、X-E4はEVFのみ

フルHD 240pと長めの4K記録に対応するのはX-E4

どちらも販売終了モデルのため、中古品の状態や保証、X100VI・X-E5との価格差も比較が必要
FUJIFILM X100VとFUJIFILM X-E4はどちらを選ぶべきか

35mm判換算約35mm相当の画角を中心に使い、出かけるたびにレンズを選びたくない人にはFUJIFILM X100Vが向いています。街歩きや旅行、家族の日常、周囲の風景を含めた人物撮影など、被写体と背景を一緒に収める撮り方と相性のよいカメラです。
これに対し、広角・標準・中望遠・望遠を被写体に合わせて使い分けたい人にはFUJIFILM X-E4が候補となります。小型単焦点を付けて日常用にしたり、ズームレンズで旅行やイベントを撮影したりと、装着するレンズによって用途を変えられる点が特徴です。
選ぶ際は、使用したい画角、光学ファインダーの必要性、ハイスピード動画の撮影頻度を整理してください。さらに、X-E4はレンズを含めた大きさと購入費用、両機共通では中古品の状態や現行モデルとの価格差も判断材料になります。
X100VとX-E4の比較早見表
まずは、撮影方法と購入条件に関わる違いを一覧で確認します。
選ぶ基準 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
レンズ構成 | 23mm F2(35mm判換算約35mm相当)の固定レンズ | Xマウントレンズを交換可能 |
ファインダー | OVFとEVFを切り替え可能 | EVFのみ |
内蔵機能 | 4段分のNDフィルターとフラッシュを内蔵 | NDフィルターとフラッシュは非内蔵 |
動画 | フルHD 120p、4K連続最大約10分 | フルHD 240p、4K連続最大約30分 |
携帯性 | レンズ込み約478gで構成が変わらない | ボディ約364g。装着レンズによって寸法と質量が変化 |
購入方法 | 販売終了。新品ならX100VIも比較 | 販売終了。新品ならX-E5も比較 |
※センサー、通常動画、連写などの詳しい数値は、次の主要スペック表で比較します。
主要スペック比較|数値と測定条件を一覧で確認

Via: Digital Camera World(X100V)

Via: Digital Camera World(X-E4)
前の比較早見表で選び方を整理したため、ここでは画素数、ファインダー、連写、AF、動画、バッテリーなど、数値と測定条件に関わる項目を一覧化します。
項目 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
撮像系 | 約2610万画素・APS-C X-Trans CMOS 4・X-Processor 4 | 約2610万画素・APS-C X-Trans CMOS 4・X-Processor 4 |
シャッター方式 | レンズシャッター方式・電子シャッター | 電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター・電子シャッター |
ファインダー | ハイブリッドビューファインダー(OVF・EVF約369万ドット) | EVF約236万ドット |
レンズ/メカニカルシャッター連写 | 最大約11コマ/秒(レンズシャッター) | 最大約8コマ/秒 |
電子シャッター連写 | クロップなし最大約20コマ/秒、1.25倍クロップ時最大約30コマ/秒 | クロップなし最大約20コマ/秒、1.25倍クロップ時最大約30コマ/秒 |
AF低輝度性能 | コントラストAF:-2.0EV、位相差AF:-5.0EV | コントラストAF:-4.0EV、位相差AF:-7.0EV(XF50mmF1.0 R WR装着時) |
通常動画 | DCI4K・4K 29.97p、フルHD 59.94p | DCI4K・4K 29.97p、フルHD 59.94p |
ハイスピード動画 | フルHD 120p・100p、連続最大約6分 | フルHD 240p・200pは連続最大約3分、120p・100pは連続最大約6分 |
4K連続記録時間 | 最大約10分 | 最大約30分 |
記録メディア | SDカード×1、UHS-I対応 | SDカード×1、UHS-I対応 |
バッテリー | NP-W126S、EVF使用時約350枚・OVF使用時約420枚 | NP-W126S、LCD使用時約460枚・EVF使用時約430枚(XF35mmF1.4 R装着時、ノーマルモード) |
外形寸法 | 約128.0×74.8×53.3mm(最薄部32.7mm) | 約121.3×72.9×32.7mm(突起部を除く) |
質量 | 約478g(バッテリー・SDカード含む) | 約364g(バッテリー・SDカード含む、レンズ除く) |
価格 | -(販売終了) | -(販売終了) |
※電子シャッターの最大約30コマ/秒は、両機とも1.25倍クロップ時の数値です。クロップなしでは最大約20コマ/秒となります。
※FUJIFILM X-E4の低輝度AF性能は、XF50mmF1.0 R WRを装着した場合の測定値です。固定の23mm F2レンズを使用するFUJIFILM X100Vとは測定条件が異なります。
※動画の連続記録時間は、気温や撮影条件によって短くなる場合があります。
※価格は、2026年8月4日時点の公式通販サイトでの販売価格です。両機とも販売終了しており、公式通販サイトに新品価格は掲載されていません。
画質の比較|同じ撮像系でもレンズと色表現に違いがある


Via: Photography Blog 作例(X-E4)
両機は撮像素子と画像処理エンジンが共通しており、ノイズや階調、色再現の基本的な傾向が近いモデルです。ただし、実際の仕上がりにはレンズとフィルムシミュレーションの違いが表れます。
FUJIFILM X100Vには、専用設計の23mm F2レンズが固定されています。従来モデルからレンズ設計が見直され、解像性能や歪曲収差、近距離撮影時の描写が改善されました。常に同じレンズを使うため、画角とレンズ描写が一定になる点も特徴です。
FUJIFILM X-E4では、装着するレンズによって解像感、コントラスト、ボケ方、逆光時の描写、最短撮影距離が変わります。そのため、23mmの単焦点レンズを付けた場合でも、レンズ構成の異なるX100Vと同じ写真にはなりません。好みの描写や撮影距離に合わせてレンズを選べる点が、固定レンズ式との違いです。
比較項目 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
使用するレンズ | 専用設計の23mm F2で固定 | 装着するXマウントレンズによって変化 |
フィルムシミュレーション | 17モード | 18モード |
ETERNAブリーチバイパス | 非搭載 | 搭載 |
X-E4に追加された「ETERNAブリーチバイパス」は、彩度を抑えながらコントラストを高めたフィルムシミュレーションです。撮って出しJPEGを中心に使う場合は、利用したい色表現が収録されているか確認してください。
レンズ固定とレンズ交換の違い|撮れる範囲と購入後の構成が変わる

Via: Digital Camera World(X100V)

Via: Digital Camera World(X-E4)
FUJIFILM X100VとX-E4では、レンズを固定するか交換するかという基本構造が異なります。撮影できる画角に加え、持ち運ぶ機材や購入後の費用にも関わるポイントです。
FUJIFILM X100Vは35mm判換算約35mm相当で撮るカメラ
FUJIFILM X100Vの23mm F2レンズは、35mm判換算で約35mm相当です。標準域より少し広い画角で、人物だけでなく周囲の建物や室内の様子も一緒に収められます。街並み、旅行、家族の日常、テーブル周辺を含めた食事風景などに使いやすい構成です。
ただし、遠くの被写体を大きく写したい場面や、狭い室内全体を収めたい場面では、撮影位置を変えるだけでは構図を整えられないことがあります。運動会、野鳥、舞台などを撮る機会が多い場合は、約35mm相当で対応できるか事前に確認しましょう。
デジタルテレコンでは、35mm判換算50mm相当または70mm相当の画角を選択できます。ただし、画面中央をデジタル超解像処理で拡大する機能のため、設定によっては画質が低下する点に注意が必要です。レンズ自体の焦点距離は23mmのままで、光学的な遠近感や被写界深度に変化はありません。そのため、交換レンズやコンバージョンレンズによる画角変更とは仕組みが異なります。
さらに、別売のワイドコンバージョンレンズ「WCL-X100II」を装着すると約28mm相当、テレコンバージョンレンズ「TCL-X100II」では約50mm相当へ光学的に変更できます。どちらも装着時にカメラが自動認識しますが、アクセサリーを持ち運ぶための収納スペースが必要です。
FUJIFILM X-E4は被写体に合わせてレンズを選べる
FUJIFILM X-E4はXマウントレンズに対応しており、広角単焦点、標準ズーム、中望遠単焦点、望遠ズーム、マクロレンズなどから選べます。たとえば、街歩きには小型単焦点、旅行には標準ズーム、運動会には望遠ズームという組み合わせが可能です。
また、レンズごとに焦点距離、開放F値、最短撮影距離、光学式手ブレ補正の有無が異なります。ボディを替えずに撮影内容を変更できる代わりに、用途に応じたレンズの購入と交換作業が必要です。
レンズの違いを撮影内容から選ぶ
固定レンズと交換レンズでは、同じ被写体を撮る場合でも、選べる画角や持ち運ぶ機材が異なります。
撮影内容 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
街歩き・日常 | 約35mm相当で人物と周囲を一緒に写せる | 小型単焦点から好みの画角を選べる |
旅行 | レンズ交換なしで撮影できる。約28mm・約50mm相当の別売コンバージョンレンズも使用可能 | 広角レンズやズームレンズを旅程に合わせて選べる |
人物 | 約35mm相当で背景を含めた人物写真を撮りやすい | 中望遠レンズを使い、人物を大きく写したり背景を整理したりできる |
運動会・舞台 | 距離のある被写体を大きく写す用途には向きにくい | 撮影距離に合った望遠レンズを装着できる |
花・小物 | 撮像素子面から約10cmまで近づいて撮影可能 | マクロレンズや最短撮影距離の短いレンズを選べる |
画角の変更方法 | デジタルテレコンまたは別売コンバージョンレンズを使用 | レンズ交換によって広角から望遠まで変更可能 |
購入後の費用 | 通常はレンズ購入不要。画角を増やす場合は別売品が必要 | 追加するレンズの種類と本数に応じて費用が増える |
持ち運ぶ機材 | カメラ本体を中心に構成できる | 交換レンズ、レンズキャップ、フードなどが加わる |
普段撮る被写体を3つ挙げ、約35mm相当で対応できるか確認してください。大半の撮影を同じ画角で行うならFUJIFILM X100V、広角や望遠を定期的に使う場合はX-E4が候補になります。
ファインダーと操作性の比較|OVFの有無と操作方法を比べる

Via: Digital Camera World(X100V)

FUJIFILM X100VとX-E4では、ファインダー方式に加えて、背面モニターやグリップ、物理操作の構成が異なります。X100VはOVFとEVFを使い分けられ、X-E4はEVFのみを搭載した小型ボディです。
比較項目 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
ファインダー方式 | OVFとEVFを切り替え可能 | EVFのみ |
EVFの表示 | 約369万ドット | 約236万ドット |
背面モニター | 上下チルト式 | 上方向へ反転可能 |
前面グリップ | あり | なし |
主な操作方法 | シャッタースピード・ISO感度・露出補正を物理ダイヤルで変更 | 操作部を絞った構成で、ボタンやダイヤルへ機能を割り当てて使用 |
向いている使い方 | OVFとEVFを撮影内容に応じて使い分けたい人 | 小型ボディとシンプルな操作部を重視する人 |
FUJIFILM X100VはOVFとEVFを切り替えられる
FUJIFILM X100Vのアドバンスト・ハイブリッドビューファインダーでは、光学ファインダー(OVF)と電子ファインダー(EVF)を切り替えられます。
OVFは撮影範囲を示すブライトフレームの外側も見えるため、画面外の状況を確認しながら構図を決められます。人物や乗り物など、動きのある被写体が撮影範囲へ入る前から位置を把握したい場面に適した方式です。
EVFへ切り替えると、露出、ホワイトバランス、フィルムシミュレーションを反映した表示を確認できます。そのため、撮影前に写真の明るさや色を判断しやすい方式です。
シャッタースピードとISO感度は同軸ダイヤル、露出補正は専用ダイヤルから変更できます。さらに、上下チルト式の背面モニターを使えば、ローアングルやハイアングルでも画面を見ながら撮影可能です。
FUJIFILM X-E4は操作部を絞った小型ボディ
FUJIFILM X-E4は、ボディ左上に約236万ドットのEVFを搭載しています。OVFへの切り替え機能はありませんが、露出や色を反映した表示を見ながら構図を決められる仕様です。
FUJIFILM X-E4は前面グリップを省いた薄型ボディで、奥行きは約32.7mmです。背面のボタン数も抑えられていますが、上方向へ反転できるモニターを備えており、ローアングル撮影や自分を画面に入れた撮影にも対応します。
ただし、前面に指を掛けるグリップがないので、大きなレンズを装着すると支え方が変わります。望遠ズームや明るい単焦点レンズを使う場合は、レンズを付けた状態で握りやすさを確認してください。必要に応じて、別売グリップやサムレストを追加する方法もあります。
防塵・防滴性能の比較
防塵・防滴性能は、ファインダーや操作性とは分けて確認したい項目です。FUJIFILM X100Vは別売アクセサリーの装着が条件となり、X-E4は防塵・防滴仕様ではありません。
機種 | 防塵・防滴性能 | 使用時の注意点 |
|---|---|---|
FUJIFILM X100V | 別売のアダプターリング「AR-X100」とプロテクトフィルター「PRF-49」の装着時に対応 | カメラ単体では防塵・防滴仕様にならない |
FUJIFILM X-E4 | 非対応 | 雨や砂ぼこりを避け、必要に応じてカメラバッグやレインカバーを用意する |
雨や砂ぼこりがある場所では、防塵・防滴の有無にかかわらず、カメラを濡らさない方法を準備してください。外装に水分が付着した場合は、乾いた柔らかい布で早めに拭き取ります。
携帯性の比較|レンズ込みの質量を比べる

Via: Digital Camera World(X100V)

Via: Digital Camera World(X-E4)
FUJIFILM X100Vの質量は、固定レンズ、バッテリー、SDカードを含めて約478gです。レンズ交換には対応していないため、使用時の寸法と質量は変わらず、交換レンズ用の収納スペースも必要ありません。
これに対し、FUJIFILM X-E4の約364gという数値には、バッテリーとSDカードが含まれますが、レンズの質量は含まれていません。約84gのXF27mmF2.8 R WRを装着した場合は約448g、約180gのXF23mmF2 R WRとの組み合わせでは約544gが目安です。
構成 | 35mm判換算の画角 | レンズ込みの質量 | X100Vとの差 |
|---|---|---|---|
約35mm相当 | 約478g | 基準 | |
約41mm相当 | 約448g | 約30g少ない | |
約35mm相当 | 約544g | 約66g多い |
※FUJIFILM X100Vは、バッテリーとSDカードを含む公式の撮影時質量です。X-E4の組み合わせは、バッテリー・SDカード込みのボディ質量と、レンズキャップ・フードを除くレンズ質量を単純に合算しています。
XF27mmF2.8 R WRとの組み合わせはX100Vより約30g軽く、XF23mmF2 R WRを装着した場合は約66g重くなります。携帯性を比べる際はボディ単体ではなく、普段使うレンズや予備レンズ、フードまで含めた構成全体を確認してください。
AFと連写の比較|低輝度AFの条件と連写性能を確認


Via: Digital Camera World 作例(X-E4)
FUJIFILM X100VとX-E4では、低輝度AFの測定条件と連写性能が異なります。AFは装着レンズ、連写はシャッター方式と連続記録枚数まで確認してください。
FUJIFILM X100VとX-E4の低輝度AFは測定条件が異なる
FUJIFILM X100Vの位相差AF低輝度性能は-5.0EVです。X-E4は-7.0EVまで対応しますが、XF50mmF1.0 R WRを装着した場合の測定値となります。
X100Vは固定の23mm F2レンズで測定されているため、両機の数値をボディだけの性能差として比べることはできません。また、X-E4にF2やF2.8のレンズを装着すると、公式仕様の-7.0EVと同じ条件ではなくなります。暗い場所で撮影する機会が多い場合は、購入予定のレンズを付けた状態でAFの動作を確認しましょう。
FUJIFILM X100Vはレンズシャッターで最大約11コマ/秒
FUJIFILM X100Vはレンズシャッター使用時に最大約11コマ/秒、X-E4はメカニカルシャッターで最大約8コマ/秒となり、最高速度には1秒あたり約3コマの差があります。
電子シャッターでは、両機ともクロップなしで最大約20コマ/秒、1.25倍クロップ時は最大約30コマ/秒です。ただし、1.25倍クロップを選ぶと記録範囲が狭くなり、同じ撮影位置でも被写体が大きく写ります。
比較項目 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
低輝度コントラストAF | -2.0EV | -4.0EV(XF50mmF1.0 R WR装着時) |
低輝度位相差AF | -5.0EV | -7.0EV(XF50mmF1.0 R WR装着時) |
レンズ/メカニカルシャッター連写 | 最大約11コマ/秒 | 最大約8コマ/秒 |
最高速度時のJPEG連続記録枚数 | 約38枚(約11コマ/秒時) | 約105枚(約8コマ/秒時) |
電子シャッター・クロップなし | 最大約20コマ/秒 | 最大約20コマ/秒 |
クロップなし20コマ/秒時のJPEG連続記録枚数 | 約32枚 | 約32枚 |
電子シャッター・1.25倍クロップ | 最大約30コマ/秒 | 最大約30コマ/秒 |
30コマ/秒時のJPEG連続記録枚数 | 約29枚 | 約29枚 |
※連続記録枚数はJPEG撮影時の公式値です。使用するSDカード、撮影環境、画質設定、連続撮影枚数によって変化します。
電子シャッターを使うと、速く動く被写体やカメラを横方向へ振った場面で、被写体が傾いたり変形したりする場合があります。さらに、人工照明の下では明暗の縞が写ることもあるため、被写体の動きと撮影場所の照明に合わせてシャッター方式を選んでください。
X100Vは最高連写速度が高いのに対し、X-E4はメカニカルシャッターの最高速度で撮影した場合のJPEG連続記録枚数が多くなっています。短時間に多くのコマを撮るのか、連写を長めに続けるのかを基準に比較しましょう。
動画性能の比較|記録時間・ハイスピード動画・手ブレ対策を確認

Via: Digital Camera World 作例(X-E4)
FUJIFILM X100VとX-E4の通常動画は、同じ最大フレームレートに対応しています。ただし、連続記録時間、ハイスピード動画、手ブレ補正の方法、マイク端子の規格は同じではありません。
FUJIFILM X100Vは4Kを最大約10分記録できる
FUJIFILM X100Vの通常動画は、DCI4K・4Kで29.97p、フルHDで59.94pまで対応しています。連続記録時間は4Kが最大約10分、フルHDでは最大約15分です。
ハイスピード動画では、フルHD 120p・100pを最大約6分記録できます。通常より多くのコマを記録し、再生時に動きをゆっくり見せるモードですが、撮影中の音声は残りません。
また、X100Vにはボディ内手ブレ補正がなく、固定の23mm F2レンズにも光学式手ブレ補正は非搭載です。移動しながら動画を撮る場合はカメラを両手で支え、必要に応じてジンバルを使用してください。定点撮影では三脚を用いると、画面の揺れを抑えられます。
外部マイクを接続する端子は、2.5mmのマイク・リモートレリーズ兼用端子です。一般的な3.5mmプラグのマイクを使う場合は、端子の仕様に合った2.5mm変換アダプターを用意します。
FUJIFILM X-E4は4Kを最大約30分記録できる
FUJIFILM X-E4も、通常動画はDCI4K・4Kで29.97p、フルHDで59.94pまで対応します。連続記録時間は4K・フルHDともに最大約30分で、X100Vより長く撮影できる仕様です。
さらに、ハイスピード動画はフルHD 240p・200p・120p・100pから選べます。240p・200pの連続記録時間は最大約3分、120p・100pでは最大約6分となり、いずれも音声は記録されません。
240pや200pでは1秒間に記録するコマ数が増えるため、通常動画より明るい撮影環境が必要です。照明が暗い場所ではISO感度が上がりやすく、人工照明の種類によっては画面に明暗の縞が現れる場合もあります。
X-E4にもボディ内手ブレ補正はありません。ただし、光学式手ブレ補正を備えた対応レンズを装着すれば、レンズ側の補正機能を利用できます。なお、外部マイク端子は一般的な3.5mmステレオミニジャックです。
X100VとX-E4の動画性能比較表
比較項目 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
4K通常動画 | 最大29.97p、連続最大約10分 | 最大29.97p、連続最大約30分 |
フルHD通常動画 | 最大59.94p、連続最大約15分 | 最大59.94p、連続最大約30分 |
ハイスピード動画 | 120p・100p | 240p・200p・120p・100p |
ハイスピード動画の記録時間 | 120p・100p:最大約6分 | 240p・200p:最大約3分、120p・100p:最大約6分 |
ハイスピード動画の音声 | 記録されない | 記録されない |
ボディ内手ブレ補正 | なし | なし |
レンズ内手ブレ補正 | 固定レンズに非搭載 | 対応するXマウントレンズで利用可能 |
マイク端子 | 2.5mmマイク・リモートレリーズ兼用端子 | 3.5mmステレオミニジャック |
撮影画角 | 23mm固定(35mm判換算約35mm相当) | 装着レンズによって変更可能 |
比較する際は、必要な1回の録画時間、スローモーションの倍率、使用したい画角を先に決めてください。約35mm相当で短いカットを撮るならX100V、連続記録時間やフルHD 240pを重視する場合はX-E4が候補になります。
バッテリーと記録メディアの比較|撮影枚数と対応カードを確認


FUJIFILM X100VとX-E4は、どちらも充電式バッテリー「NP-W126S」を使用します。ただし、公称撮影枚数はファインダーや装着レンズの条件が異なるため、測定内容を分けて確認してください。
比較項目 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
使用バッテリー | NP-W126S | NP-W126S |
標準撮影枚数 | EVF使用時約350枚、OVF使用時約420枚 | LCD使用時約460枚、EVF使用時約430枚(XF35mmF1.4 R装着時) |
測定モード | ノーマルモード | ノーマルモード |
メモリーカードスロット | SDカード×1 | SDカード×1 |
対応カード容量 | SD:1~2GB、SDHC:4~32GB、SDXC:64~512GB | SD:1~2GB、SDHC:4~32GB、SDXC:64GB~2TB |
UHS-I対応容量 | 4~512GB | 4~256GB |
4K動画用カード | UHSスピードクラス3(U3)以上 | UHSスピードクラス3(U3)以上 |
2枚同時記録 | 非対応 | 非対応 |
※標準撮影枚数はCIPA規格に基づく目安です。バッテリーの状態、気温、撮影設定、画像の確認時間などによって変動します。
FUJIFILM X100Vの約420枚は、背面モニターではなくOVFを使用した場合の数値です。X-E4はXF35mmF1.4 Rを装着したノーマルモードで、LCD使用時約460枚、EVF使用時約430枚となります。測定条件がそろっていないため、公称撮影枚数の差だけでバッテリー性能を判断しないでください。
記録メディアは、両機ともSDカード1枚です。使用できるSDXCカードの容量はX100Vが最大512GB、X-E4は最大2TBとなります。ただし、公式の対応情報でUHS-I対応が明記されている容量は、X100Vが4~512GB、X-E4が4~256GBです。
4K動画を撮影する場合は、UHSスピードクラス3(U3)以上のカードを選び、カード表面の速度表示も確認してください。仕事や行事など撮り直せない写真は、撮影後にパソコンや外部ストレージへ複製しておきましょう。長時間の撮影には、予備のNP-W126Sも必要です。
販売状況と現行モデル|両機とも販売終了


FUJIFILM X100VとX-E4は、どちらも販売を終了しています。2026年8月時点では公式通販で新品を購入できないため、主な購入先は中古販売店や在庫が残っている店舗です。
中古品は、外装の傷だけで状態を判断できません。レンズやセンサー、ファインダー、操作部に加え、付属品と販売店の保証も確認してください。
確認項目 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 |
|---|---|---|
光学部分 | 固定レンズの傷、くもり、カビ、内部のホコリ | センサーの傷や汚れ、装着レンズの状態 |
レンズ周辺 | 絞りリング、フォーカスリング、レンズシャッターの動作 | レンズマウントの傷や変形、レンズの着脱状態 |
ファインダー・モニター | OVF・EVFの切り替え、背面モニターの表示 | EVF、背面モニター、チルト機構の動作 |
操作部 | ダイヤル、ボタン、フォーカスレバー | ダイヤル、ボタン、フォーカスレバー |
電源・端子 | バッテリーの劣化、USB端子、HDMI端子 | バッテリーの劣化、USB端子、HDMI端子、マイク端子 |
付属品 | バッテリー、USBケーブル、レンズキャップ | バッテリー、USBケーブル、ボディキャップ |
購入条件 | 保証期間、返品条件、修理歴 | 保証期間、返品条件、修理歴 |
シャッター回数だけで決めず、可能であれば実際に撮影し、AF、記録、再生まで正常に動作するか確認しましょう。店頭で試せない場合は、初期不良への対応や返品条件が明記された販売店を選んでください。
FUJIFILM X100Vの現行候補はX100VI
FUJIFILM X100VIは、X100Vと同じ23mm F2レンズとハイブリッドビューファインダーを受け継ぎながら、約4020万画素のセンサーとボディ内手ブレ補正を搭載した現行モデルです。
比較項目 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X100VI |
|---|---|---|
有効画素数 | 約2610万画素 | 約4020万画素 |
ボディ内手ブレ補正 | なし | 5軸・最大6.0段 |
質量 | 約478g | 約521g |
販売状況 | 販売終了 | 現行モデル |
中古のX100Vと新品のX100VIの価格が近い場合は、保証の有無、ボディ内手ブレ補正の必要性、画像データの容量を基準に比較してください。
FUJIFILM X-E4の現行候補はX-E5
FUJIFILM X-E5は、Xマウントを採用したレンズ交換式の現行モデルです。約4020万画素のセンサーを備え、X-Eシリーズで初めてボディ内手ブレ補正を搭載しました。
比較項目 | FUJIFILM X-E4 | FUJIFILM X-E5 |
|---|---|---|
有効画素数 | 約2610万画素 | 約4020万画素 |
ボディ内手ブレ補正 | なし | 5軸・最大中央7.0段/周辺6.0段 |
質量 | 約364g | 約445g |
販売状況 | 販売終了 | 現行モデル |
小型・軽量なボディを優先するなら中古のX-E4、新品保証やボディ内手ブレ補正を求める場合はX-E5が候補です。
用途別の選び方


FUJIFILM X100VとX-E4のどちらを選ぶか迷った場合は、主に撮影する被写体、必要な画角、動画の記録時間を基準にし、用途ごとの違いを次の表で確認してください。
主な用途・希望 | FUJIFILM X100V | FUJIFILM X-E4 | 選択の目安 |
|---|---|---|---|
日常スナップや旅行を撮る | 約35mm相当の固定レンズで、人物と周囲の風景を一緒に収められる | 単焦点やズームレンズを旅行内容に合わせて選べる | 同じ画角で撮り続けるならX100V、複数の画角を使うならX-E4 |
光学ファインダーを使う | OVFとEVFを切り替えられる | EVFのみを搭載 | OVFを使いたい場合はX100V |
運動会や舞台を撮る | 固定レンズのため、離れた被写体を大きく写せる範囲が限られる | 撮影距離に合った望遠レンズを装着できる | 遠くの人物を大きく写すならX-E4 |
動画を長く記録する | 4Kは連続最大約10分 | 4Kは連続最大約30分 | 1回の録画時間が長い場合はX-E4 |
スローモーション動画を撮る | フルHD 120p・100pに対応 | フルHD 240p・200p・120p・100pに対応 | 動きを大きく減速して見せるならX-E4 |
機材の大きさを毎回そろえる | 固定レンズを含む寸法と質量が変わらない | 装着するレンズによって寸法と質量が変化する | 持ち運ぶ構成を一定にするならX100V |
明るさや最短撮影距離をレンズで選ぶ | 23mm F2の固定レンズを使用 | 開放F値や最短撮影距離の異なるレンズを選択できる | 被写体に合わせてレンズを変更するならX-E4 |
日中に開放F2で撮る | 4段分のNDフィルターを内蔵 | 必要に応じてレンズへNDフィルターを装着する | 内蔵NDフィルターを使いたい場合はX100V |
複数の用途に当てはまる場合は、撮影頻度が最も高いものを基準にしてください。日常の大半を約35mm相当で撮るならFUJIFILM X100V、広角・望遠・マクロなどを定期的に使うならX-E4が候補になります。
FUJIFILM X100VからX-E4、X-E4からX100Vへ替えるときの確認点


Via: Digital Camera World(X-E4)
両機の撮像系は共通していますが、乗り換えるとレンズ、ファインダー、内蔵機能、動画の記録条件が変わります。新しく使える機能だけでなく、利用できなくなる機能も確認してください。
FUJIFILM X100VからX-E4へ替える場合
FUJIFILM X-E4へ替えるとレンズを交換でき、動画の記録時間も長くなります。ただし、X100Vに内蔵されているOVF、NDフィルター、フラッシュは利用できません。
確認項目 | X-E4へ替えた後の変化 |
|---|---|
レンズ | 広角・標準・望遠・マクロなどから選択可能 |
ファインダー | OVFは使えず、EVFのみになる |
動画 | フルHD 240p、4K連続最大約30分に対応 |
NDフィルター | 非内蔵。必要に応じてレンズへ装着 |
フラッシュ | 非内蔵。使用する場合は外付けが必要 |
マイク端子 | 2.5mmから3.5mmへ変更 |
携帯性 | 装着レンズによって寸法、質量、重心が変化 |
X100VでOVFや内蔵NDフィルターを頻繁に使っている場合は、代わりの撮影方法を用意できるか確認してください。また、購入予定のレンズを装着し、握りやすさとバッグへの収まりも確かめましょう。
FUJIFILM X-E4からX100Vへ替える場合
FUJIFILM X100Vへ替えると、OVF、内蔵NDフィルター、内蔵フラッシュを利用できます。その代わり、レンズ交換とフルHD 240pには対応しません。
確認項目 | X100Vへ替えた後の変化 |
|---|---|
レンズ | 23mm F2(35mm判換算約35mm相当)に固定 |
画角の変更 | デジタルテレコンまたは別売コンバージョンレンズを使用 |
ファインダー | OVFとEVFを切り替え可能 |
動画 | ハイスピード動画はフルHD 120pまで、4Kは連続最大約10分 |
NDフィルター | 4段分を内蔵 |
フラッシュ | 内蔵フラッシュを利用可能 |
携帯性 | レンズを含む寸法と質量が変わらない |
X-E4で普段使っている焦点距離を確認してください。約35mm相当以外を定期的に使っている場合は、X100Vのデジタルテレコンや別売コンバージョンレンズで撮影内容を満たせるか検討しましょう。
FUJIFILM X100VとFUJIFILM X-E4の比較まとめ
FUJIFILM X100VとX-E4は、約2610万画素のX-Trans CMOS 4センサーとX-Processor 4を搭載した同世代モデルです。X100Vは23mm F2(35mm判換算約35mm相当)の固定レンズとハイブリッドビューファインダーを備え、X-E4は撮影内容に応じてXマウントレンズを交換できる構成となっています。日常や旅行を約35mm相当で撮り、OVFや内蔵NDフィルターも使いたい人にはX100Vが適しています。広角・望遠・マクロなど複数の画角を使う場合や、フルHD 240p、最大約30分の4K記録が必要ならX-E4が候補です。ただし、両機とも販売を終了しています。購入時は中古品の状態、付属品、販売店の保証を確認し、現行のX100VI・X-E5とも比較しましょう。最終的には、約35mm相当の固定レンズを使うか、撮影内容に合わせてレンズを交換するかが中心的な判断基準です。
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