
【リーク】Nikon 35mm F1.2の特許情報公開?特許から読み解く製品設計








2026年3月4日に公開されたニコンの特許情報をきっかけに、Zマウント向け「Nikon 35mm F1.2」が現実味を帯びてきました。2025年2月28日にNIKKOR Z 35mm f/1.2 Sは発売されており、既に発売済のレンズに適用された特許の可能性もあります。特許は製品仕様を保証するものではありませんが、発売済製品に対しても設計課題や光学パラメータから収差補正と軽量化の狙いなどが読み取れ、発売済みレンズの背景も整理しやすくなります。この記事では、特許から読み取れる“確定している事実”を整理し、既存のZマウントF1.2レンズや競合状況を踏まえて分析します。
この記事のサマリー

35mm F1.2は、2026年3月4日公開のニコン特許を起点に注目が集まっているが、既存適用済は未定

35mm F1.2は「環境も写せる浅いボケ」が武器で、50mm/85mmのF1.2とは役割が変わる

新規の場合は予想スペックはフィルター径77〜82mmや最短0.3〜0.4mが焦点になり、携帯性と描写の両立が鍵

ニコンとサードパーティの特許・ライセンス動向がZマウントでの選択肢に影響する可能性がある
リークの根拠は「特許公開」:まずは事実だけを整理

今回のNikon 35mm F1.2はいわゆる写真付きリークではなく、特許公開による一次情報が起点です。ここで大切なのは、特許で確定するのは技術の公開内容であって、発売されるレンズの仕様表ではない点です。まずは事実として言える範囲を、誤解がない形で押さえます。
2026年3月4日公開の特許:公開番号と位置づけ
ニコンは2026年3月4日付で、Nikon 35mm F1.2を含む複数焦点距離レンズの光学系に関する特許を公開しました。今回の特許公開情報(公開番号2026-035920)は、光学設計(レンズ構成や設計思想)の基本構造の掲載です。
NIKKOR Z 35mm f/1.2 Sに適用済であれば、合わせて公開された類似数値の実現も期待できます。後継機を狙うにはまだ早い気もしつつも、”特許公開=近日発売"ではない点を踏まえると人気の35mm周りで類似の開発も考えられます。
大口径35mmで光学設計が難しくなる理由
焦点距離35mmは標準広角の人気どころですが、開放F1.2まで明るくすると難易度が一気に上がります。典型的な課題は点像が流れるコマ収差、色のにじみを誘発する軸上色収差、ピント面の整いを崩す非点収差あたりで、周辺部ほど目立ちやすくなります。
さらにミラーレスはマウント径やフランジバックの自由度がある一方、周辺光量や斜入射光への配慮が必要です。そのため、像面全域での解像とボケのつながりを両立させるには設計の落としどころが重要。今回の特許は、まさにその落としどころが工夫された内容です。
注意点:特許から「製品名・発売日・最終仕様」は確定しない
特許に掲載される光学系が、そのまま市販品になるとは限りません。実施例が複数ある場合は量産性やコスト、サイズ、AFユニットの搭載余地などを理由に別案が採用される可能性もあります。
また、名称がNikon 35mm F1.2と予想されていても、正式名称(S-Lineかどうか/表記がどうなるか)や価格、発売日の確定は別問題です。この記事では特許公開日や特許の事実をもとに、それ以外はZマウントの既存製品や競合環境からの予想を分けて整理します。
35mm F1.2がZマウントにもたらす「役割」の大きさ
35mm F1.2がもし製品化されるなら、単なる明るい35mmだけにとどまりません。ZマウントにはすでにF1.2の大口径単焦点が存在し、そこに35mmが加わることで、撮り方そのものの選択肢が増えるからです。焦点距離と撮影距離の関係から、用途別にイメージしてみましょう。
35mm×F1.2は「環境を写せる浅いボケ」が核になる
35mmは50mmより背景の情報を残しやすく、85mmより被写体との距離を詰めやすい焦点距離です。たとえば結婚式の支度部屋やレストランのテーブルフォトでは、空間を入れながら主役の顔にフォーカスした写真を作れ、街角スナップでも場所の空気感を残したまま立体感を出しやすくなります。
F1.2の浅い被写界深度は背景をただボヤかすだけでなく、前景から背景へ滑らかにボケが移行するか、点光源が荒れないかといった描写の質に直結します。35mmでそれが成立すれば、広角寄りのポートレートやドキュメンタリーの撮影時に強いレンズになるでしょう。
既存の35mm単焦点とどう棲み分けるか
Zマウントの定番35mmとしてまず挙がるのが、NIKKOR Z 35mm f1.8 Sです。軽さや価格のバランスが良く、旅行や日常スナップでとりあえず付けておく一本として安定感が魅力です。
一方でNikon 35mm F1.2が担うのは、暗所でのシャッタースピード確保や、ボケ量だけでなくボケの品位を詰める方向でしょう。たとえば室内イベントでISOを1段下げられるだけでも、肌の質感や暗部ノイズの粘りが変わる場面があり、周辺までの収差を抑えた“開放から使えるF1.2”が出るなら表現の差は大きくなります。
高画素・高速ボディとの組み合わせで要求が上がる
ZシステムではNikon Z 9やNikon Z 8のような、解像力をシビアに見られるボディが中核にいます。高画素機は中心解像が高いだけでは足りず、周辺のまとまりや色にじみが目立ちやすいのが現状です。
Nikon 35mm F1.2が求められる層は、まさにそうしたボディで開放から使って納得できる描写を求めるユーザーでしょう。ポートレートでも風景でも、撮影後のトリミング耐性まで含めてレンズ側の余裕が作品作りの自由度を上げます。
Nikon 35mm F1.2の予想スペック(特許+同クラス傾向から)

ここからは予想です。特許内容は設計の手がかりになりますが、仕様を保証するものではありません。その前提に立ったうえで、Zマウントの既存F1.2レンズや同クラス競合を比較しながら、現実的にありそうなスペックを予想していきます。
予想スペック表:見えている争点はサイズ・フィルター径・最短距離
Nikon 35mm F1.2で多くの人が気にするのは、結局「持ち出せる大きさか」「寄れるのか」「フィルター資産が使えるか」あたりに集約されがちです。たとえば屋外スナップで常用するなら重さを重視し、室内での環境ポートレートなら最短撮影距離が重要でしょう。
項目名 | 予想値 |
|---|---|
焦点距離 | 35mm |
開放F値 | F1.2 |
レンズ構成 | 10〜12群、13〜16枚前後 |
最短撮影距離 | 0.3〜0.4m前後 |
フィルター径 | 77mmまたは82mm |
重量 | 800〜1,000g前後 |
このレンジ感になる理由はシンプルで、F1.2の入射瞳径を考えると前玉径が大きくなりやすく、35mmでも意外と軽くならない傾向があるからです。もし77mmで収めるなら携帯性の利便性が上がり、82mmなら光学的な余裕を取りにいった設計が予想されます。
光学系:解像とボケを両立させるなら“枚数は増えやすい”
Zマウントの大口径設計では、NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sが11群15枚という豪華な構成で知られています。Nikon 35mm F1.2が前述より少ない枚数で済む可能性はあるものの、周辺まで整えるなら特殊硝材や非球面の投入が増えることも。
実写で差が出るのは夜景の点光源がフチどりされないか、周辺の街灯が鳥の羽のように流れないかといった部分です。もう一つは、逆光でフレアを抑えつつハイライトのボケが荒れないかが評価の分かれ目となるでしょう。
AF・操作系:動画比率が高い人ほど「駆動方式」と絞り制御が重要
現時点で、Nikon 35mm F1.2のAFユニットや操作系(コントロールリング、クリック切替、L-Fnボタンなど)の確定情報はありません。ただ、F1.2クラスはフォーカス群が重くなりやすく、静粛性と追従性の両立が課題になります。
たとえば室内の人物撮影で目に狙いを定めて追従しても、ピント移動がガクつけば動画で使いにくくなります。逆に静止画の被写体でも追従が遅いと、子どもの動きやブライダルの一瞬に弱くなります。AFがプロ用途で通る水準に達するかは、スペック表以上に重要なポイントです。
35mm F1.2の発売日はいつ?発表時期の予想レンジ
発売日を断定できる情報は出ていませんが、特許公開のタイミングとレンズが商品として発売されるまでの期間を考えると、発売時期のある程度の予想は可能です。
特許公開から発表まで:6か月〜2年という“幅”が生まれる理由
光学設計が固まったとしてもそこから量産に向けた機構設計、AFユニットの最適化、防塵防滴を含む外装設計、品質試験、供給計画など段階が多く時間がかかります。特にF1.2クラスは部材点数や調整工程が増えやすく、歩留まり率の調整でも発売時期が左右しがち。
そのため、特許公開があったからといって数か月で店頭に並ぶと考えるのは危険でしょう。むしろ最短でも2026年秋以降、現実的には2027年春くらいまで含めて考えるほうが現実的です。
価格予想:18万〜22万円台は妥当か、それとも上振れか
価格も未発表ですが、Zマウント内の既存F1.2レンズの位置づけ、そして競合の価格帯から落としどころの予想はできます。重要なのは、単に安いか高いかではなく、どの層に向けた商品設計なのかを読み解くことです。
同じZのF1.2ラインが“基準”になる
ZマウントのF1.2レンズは、NIKKOR Z 85mm f/1.2 Sも含めてプレミアム帯に置かれています。Nikon 35mm F1.2が同じ方向性で作られるなら、18万〜22万円台という予想は価格帯としてあり得る範囲です。
ここで重要になるのがサイズと構成です。仮に82mmフィルターで大きく重いレンズに振るなら価格は上がりやすく、77mmに収めつつ開放から周辺まで整えるなら、それは設計コストが掛かります。安くなる要素より、高くなる要素のほうが多いのがF1.2の怖さです。
35mm f1.8ユーザーが“買い替える理由”はどこに生まれるか
NIKKOR Z 35mm f1.8 Sを使っている人が、Nikon 35mm F1.2へ移行する理由は二つに分かれます。一つは暗所性能で、たとえば室内でISOを一段下げたい、同じISOでもシャッター速度を稼ぎたいといった用途です。
もう一つは描写の質で前ボケ・後ボケのつながり、ハイライトの形、周辺の崩れ方に違いが見えるかを決め手にするケースです。たとえば夜のイルミネーションで点光源が騒がしくなるのが気になる人は、F1.2の設計差に魅力を感じやすいでしょう。
プロ用途は「保険としての性能」、趣味用途は「持ち出し頻度」が分岐点
プロがF1.2に求めるのは、作品性だけでなく現場での保険としての側面もあります。たとえばブライダル撮影で暗い会場に入った瞬間、撮影条件が一段厳しくなっても対応できるレンズは仕事の成功率に直結します。
一方で趣味の用途では、価格より先に“重さと大きさ”がポイントになることが多いです。旅行に毎回持っていけるか、スナップで疲れないかという実際の使用感がレンズの満足度を左右します。Nikon 35mm F1.2の購入を検討する際には、実際の使いやすさをイメージする必要があるでしょう。
競合比較:35mm F1.2はどこと戦うのか(Z内・他マウント含む)
Nikon 35mm F1.2が市場に出たと仮定すると、競合はZマウント内だけではありません。他マウントの“定評ある35mm大口径”と比較されるのは避けられず、さらにZマウント内の既存ライン(f1.8や50/85のF1.2)とも差別化が必要になります。
競合の立ち位置:比較すると見える“商品としての狙い”
Nikon 35mm F1.2がどんな立ち位置になるかは、競合機種ごとで異なります。たとえば「最高画質の純正フラッグシップ」とするか、「サードパーティに価格で奪われない範囲でのプレミアム」にするかでサイズや価格の判断も変わるでしょう。
製品名 | 立ち位置 |
|---|---|
Zの定番35mm。携帯性と価格のバランス重視 | |
純正F1.2の基準。ボケと解像の両立を前面に出している | |
ポートレート特化のフラッグシップ。圧縮効果と立体感 | |
他マウントの定番大口径。価格と描写の実績で比較対象に | |
Zサードパーティの高コスパ代表例。純正の価格設定に影響しやすい |
Nikon 35mm F1.2は、この表の中で空いている席を埋める存在になり得ます。特に、Z純正のF1.2が50mmと85mmに偏っている現状では、35mmが入ることで環境ポートレートの選択肢が一気に広がるでしょう。
他マウントの35mm大口径と比べられるポイント
競合と比べられるのは、解像力の絶対値だけではありません。周辺のコマ収差、逆光耐性、ボケの輪郭、フォーカスブリージング、そしてAFの静粛性まで含めた総合点が問われます。とくに35mmはスナップや動画でも使われやすく、静止画だけで判断しない基準軸が増えます。
具体例を挙げるなら、夜の街灯を背景にした半身ポートレートで周辺の点光源が崩れるか、屋内の窓逆光で髪の毛のディテールが眠らないかといった場面が比較になります。
Zマウントのサードパーティ事情が“価格の天井”を作る可能性
Zマウントではサードパーティの選択肢も増え、ユーザーは純正で揃える理由をさらに意識するようになりました。仮にNikon 35mm F1.2が高価格帯に寄りすぎると、F1.4クラスのサードパーティへ流れる可能性もあるでしょう。
一方で、純正の強みはAF連携や補正プロファイルの整合性、サポート面の安心感といった撮影の成功率にあります。価格は上がりやすいものの、価格以上の価値を提供できるかが重要です。
特許・ライセンスの動き:サードパーティとZマウントの今後
Nikon 35mm F1.2はレンズ単体の性能だけでなく、Zマウントを巡るメーカーの特許・ライセンスの流れにも影響します。これは写真撮影には関係が薄い話に見えますが、実は「どんなレンズが、どんな価格で、どれくらい選択肢があるか」に後々直結します。
ニコンとVILTROXを巡る報道:周辺メーカーにも影響が出る
海外メディアのDigital Camera Worldでは、ニコンの法的措置が報じられる中でSiruiやMeikeが一部レンズの取り扱いを引き下げた件に触れています。真意は企業側の発表によりますが、少なくとも特許・ライセンスの扱いが市場行動に影響し得ることは分かります。
ユーザー目線で重要なのは突然買えなくなること自体よりも、その結果として純正レンズへの需要が集中し、価格や供給がタイトになる可能性がある点です。とくに35mmのような定番域は需要が厚く、市場が動きやすいレンズでもあります。
特許を積極的に出す意味:技術の誇示だけでなく交渉材料にもなる
メーカーが特許を出す理由は、単に技術を守るためだけではありません。サードパーティが参入する際の交渉材料になり、どの技術をどう使えるかの線引きにもなります。Zマウントは選択肢が増えてきたからこそ、こうした見えないルールが重要になります。
Nikon 35mm F1.2の特許公開が注目されたのも、明るい35mmが欲しいという欲求に加えて「純正が本気を出すなら、システム全体の方向性も見えてくる」という期待があるからでしょう。
撮影者が気にするべき現実:互換性より「継続供給」と「選択の幅」
撮影者が日常で困るのは理屈上での互換性より、欲しいタイミングで買えるか将来も修理や部品が回るかといった継続性です。特許・ライセンス問題が長引けばサードパーティは参入が慎重になり、結果として選択肢が増えにくくなる可能性があります。
逆に、ルールが整理されて参入が安定すれば純正とサードパーティが健全に競争し、価格や性能のバランスが良くなる期待も持てます。Nikon 35mm F1.2の今後は、Zマウントのこれからの買いやすさにも影響を与えるでしょう。
Nikon 35mm F1.2のリーク情報まとめ
Nikon 35mm F1.2は、2026年3月4日に公開されたニコンの特許情報を起点に注目が集まっています。既存のNIKKOR Z 35mm f/1.2 Sに適用済みなものかどうかは不明で、また新たな製品化を保証しているわけではなく製品名・発売日・最終仕様は未確定です。新規で発売される場合の現実的な見通しとしては、Zマウントの既存F1.2ラインや競合状況から、発売時期は2026年秋〜2027年春ごろ、価格は18万〜22万円台が一つの目安になりそうです。
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