
10万円以下のカメラ人気ランキングー1位はEOS R10、フルサイズが2機も【みんなのカメラ調べ】








みんなのカメラの2026年上半期(1〜6月)フリマ取引データから、平均取引価格が10万円以下のカメラ本体(交換レンズは除く)を集計しました。1位はCanon EOS R10。TOP10は7機がミラーレス、3機が一眼レフで、コンデジはTOP10に入りませんでした。さらにEOS RP・D750という2機のフルサイズが入り、10万円以下でもフルサイズが狙えることが分かります。
この記事のサマリー

10万円以下カメラの1位はCanon EOS R10(平均95,983円)。最安はZ50・ZV-E10の約5.8万円で、取引順位は価格の安さ順ではない。

TOP10は7機がミラーレス、3機が一眼レフ(D500・D7500・D750、すべてNikon)。コンデジはTOP10ではゼロだが、11〜20位に3製品が入った。

10万円以下でもフルサイズが2機——EOS RP(75,110円・ミラーレス)とD750(69,078円・一眼レフ)。「フルサイズ=高い」とは限らない。

センサーはAPS-C8機・フルサイズ2機。価格帯は約5.8万〜9.7万円に収まった。

メーカーはNikon5・SONY3・Canon2。SONYは動画・Vlogにも使いやすい小型APS-C(ZV-E10系・α6400)が中心。
はじめに|「10万円以下」で見ると何が選べるのか

「予算10万円」は、多くの人にとってカメラ選びの現実的な基準のひとつです。そして、みんなのカメラの上半期に取引されたカメラ本体を見ると、平均取引価格が10万円以下の製品は全体の半数以上にのぼります。「10万円以下」は、実は選択肢の厚い価格帯でもあるのです。
この枠を切り取ると、いまその予算で実際に取引されている顔ぶれと、その中での選ばれ方が見えてきます。新品・中古を問わない集計のため状態はさまざまですが、「10万円あればどんなカメラが狙えるのか」の目安になる内容です。
本データについて
- データソース:みんなのカメラのフリマ取引データ
- データ期間:2026年1月1日〜2026年6月30日(6ヶ月間)
- 対象カテゴリ:カメラ本体(ミラーレス・一眼レフ・コンデジ)。交換レンズは含みません
- 対象条件:平均取引価格が10万円以下の製品に限定
- 対象状態:新品・中古を問わない
- 平均取引価格:対象期間中に成立した取引価格の平均
- 引用について:「みんなのカメラ調べ」と出典明記の上で引用可能
なお、本データはみんなのカメラ上のフリマ取引に基づくものであり、日本のカメラ市場全体を代表するものではありません。みんなのカメラにおける取引傾向としてご覧ください。
【注目ポイント】ランキングから見えた4つの傾向

注目1|7機がミラーレス、3機が一眼レフ。コンデジはTOP10ではゼロ
10万円以下のTOP10は、ミラーレス7機・一眼レフ3機という内訳でした。コンデジはTOP10には入らず、最上位は13位のLUMIX TZ99です(コンデジは11〜20位に3製品)。手頃な価格帯でも、レンズを交換して長く使えるミラーレスと一眼レフが取引の中心でした。3機の一眼レフ(D500・D7500・D750)はいずれもNikonで、メーカー別でもNikonが5機と最多です。
注目2|10万円以下でもフルサイズが2機—「フルサイズ=高い」とは限らない
TOP10には、フルサイズ機が2機入りました。ミラーレスのCanon EOS RP(平均75,110円)と、一眼レフのNikon D750(69,078円)です。どちらも7万円前後で、10万円を大きく下回ります。センサーの大きなフルサイズは高価というイメージがありますが、フリマ取引では、10万円以下でも手が届く選択肢があることが分かります。
しかもフルサイズはこの2機だけではありません。TOP10圏外まで広げると、小型フルサイズミラーレスのα7 II(平均66,245円)や、高画素一眼レフのD810(91,267円)も10万円以下に収まっており、フルサイズの裾野は思いのほか広がっています。残る上位機はAPS-Cで、価格を抑えた実用機が並びました。
注目3|取引の順位は、価格の安さ順ではない
同じ「10万円以下」でも、最も多く取引されたのは最安の機種ではありませんでした。1位のEOS R10は平均95,983円と、この枠ではむしろ上限寄りです。一方で最も手頃なのはZ50とZV-E10の約5.8万円(6位・2位)でした。価格帯は約5.8万〜9.7万円に収まりますが、その中での順位は価格の安さとは必ずしも一致していません。
注目4|発売年は2014〜2024。新しめから10年落ちまで混在
TOP10の発売年は2014〜2024年と幅広く、2024年発売のZV-E10 IIから、2014年発売のD750まで同居しています。新品では価格が下がりにくい機種でも、型落ちや一世代前になれば値ごろになり、10万円以下の枠に収まってきます。予算を10万円に決めると、最新の入門機から、かつての上位機・フルサイズ機まで、選択肢が横に広がるのが特徴です。
ブランド別の傾向(10万円以下)
10万円以下のカメラ本体を、ブランドごとに見ると色が分かれます。
メーカー | 10万円以下の製品数 | 傾向(最も取引された機種) |
|---|---|---|
Nikon | 33製品 | 一眼レフ(D500・D7500・D750)とZマウントAPS-C(Z50・Zfc)が並ぶ。最も取引されたのはD500 |
Canon | 47製品 | 10万円以下で製品数が最多(47製品)。入門ミラーレス(EOS R10・R50)に加え、最安級フルサイズのEOS RPも。最も取引されたのはEOS R10 |
SONY | 19製品 | 製品数は絞られるが、動画・Vlog向けの小型APS-C(ZV-E10系・α6400)が中心。最も取引されたのはZV-E10 |
OM SYSTEM | 21製品 | OM-5やPENなど、小型・軽量のマイクロフォーサーズ機が中心。最も取引されたのはOM-5 |
Canonは10万円以下で製品数が最多(47製品)で、フルサイズのEOS RPから入門機まで幅があります。Nikonは一眼レフとZマウントAPS-Cの両方が厚く、SONYは製品数こそ絞られますが、動画向けの小型機に強みがあります。同じ「10万円以下」でも、どのブランドを見るかで、手に入るカメラの性格が変わってきます。
10万円以下カメラ 取引ランキング TOP10【2026年上半期】

【1位】Canon EOS R10 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 95,983円 |
タイプ | ミラーレス |
センサー | APS-C |
ブランド | Canon |
発売年 | 2022年 |
10万円以下カメラの1位は、CanonのAPS-Cミラーレス EOS R10でした。RFマウントの入門〜中級機で、軽量ボディに動体にも対応するAFを備え、はじめの一台から本格的な撮影まで幅広く使えます。10万円をわずかに下回る価格帯で、最も多く取引されました。
【2位】SONY VLOGCAM ZV-E10 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 58,515円 |
タイプ | ミラーレス |
センサー | APS-C |
ブランド | SONY |
発売年 | 2021年 |
動画配信・Vlog向けの入門機、SONY VLOGCAM ZV-E10が2位に入りました。5万円台の平均取引価格で、レンズ交換式の動画カメラを始めやすい一台です。写真も動画も気軽に楽しめる小型ボディが持ち味です。
【3位】SONY α6400 ILCE-6400 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 76,413円 |
タイプ | ミラーレス |
センサー | APS-C |
ブランド | SONY |
発売年 | 2019年 |
SONYのAPS-Cミラーレス α6400が3位。2019年発売ながら、小型軽量で速いAFを備え、写真・動画のどちらにも使いやすい万能機です。7万円台という値ごろ感もあり、発売から時間が経った今も取引が続いています。
【4位】SONY VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 97,175円 |
タイプ | ミラーレス |
センサー | APS-C |
ブランド | SONY |
発売年 | 2024年 |
ZV-E10の後継、SONY VLOGCAM ZV-E10 IIが4位に入りました。初代から動画性能などを高めた2代目で、10万円以下ぎりぎりの価格帯(平均9万円台後半)に位置します。初代とそろってTOP10入りし、小型の動画向けミラーレスの厚みを示しました。
【5位】Nikon D500 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 94,766円 |
タイプ | 一眼レフ |
センサー | APS-C |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2016年 |
APS-C一眼レフの上位モデル、Nikon D500が5位に入りました。2016年発売ですが、高速連写とAF性能を備え、野鳥やスポーツなど動体撮影に強い一台として知られています。年数が経った今も、APS-C上位機として取引が続いています。
【6位】Nikon Z50 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 58,289円 |
タイプ | ミラーレス |
センサー | APS-C |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2019年 |
NikonのAPS-Cミラーレス Z50が6位に入りました。TOP10で最も手頃な部類の平均取引価格で、軽量ボディと扱いやすさが持ち味です。小型で持ち出しやすいZマウントのAPS-Cミラーレスです。
【7位】Nikon D7500 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 73,513円 |
タイプ | 一眼レフ |
センサー | APS-C |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2017年 |
NikonのAPS-C一眼レフ D7500が7位。2017年発売の中級機で、光学ファインダーと握りやすいグリップ、Fマウントレンズ資産を活かせる点が持ち味です。7万円台で本格的な一眼レフが狙える価格帯として、今回のランキングに入りました。
【8位】Nikon D750 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 69,078円 |
タイプ | 一眼レフ |
センサー | フルサイズ |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2014年 |
10万円以下で狙えるフルサイズの一つ、Nikon D750が8位に入りました。2014年発売のフルサイズ一眼レフで、扱いやすいサイズと安定した画質が特徴です。7万円弱で手が届くフルサイズとして、この価格帯に収まっています。
【9位】Canon EOS RP ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 75,110円 |
タイプ | ミラーレス |
センサー | フルサイズ |
ブランド | Canon |
発売年 | 2019年 |
10万円以下で手が届くフルサイズミラーレス、Canon EOS RPが9位。フルサイズ機としては特に軽量・コンパクトなRFマウント機で、手が届きやすい価格帯に収まっています。
【10位】Nikon Zfc ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 73,360円 |
タイプ | ミラーレス |
センサー | APS-C |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2021年 |
クラシックな外装で知られるNikon Zfcが10位に入りました。ダイヤル操作の趣味性とZマウントの実用性をあわせ持つAPS-Cミラーレスで、写りとデザインの両方を楽しめる一台です。7万円台で手に入る点も魅力です。
10万円以下カメラ 取引ランキング TOP10 一覧【2026年上半期】
順位 | 製品名 | タイプ | センサー | ブランド | 平均取引価格 | 発売年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1 | EOS R10 ボディ | ミラーレス | APS-C | Canon | 95,983円 | 2022年 |
2 | VLOGCAM ZV-E10 ボディ | ミラーレス | APS-C | SONY | 58,515円 | 2021年 |
3 | α6400 ILCE-6400 ボディ | ミラーレス | APS-C | SONY | 76,413円 | 2019年 |
4 | VLOGCAM ZV-E10 II(ZV-E10M2)ボディ | ミラーレス | APS-C | SONY | 97,175円 | 2024年 |
5 | D500 ボディ | 一眼レフ | APS-C | Nikon | 94,766円 | 2016年 |
6 | Z50 ボディ | ミラーレス | APS-C | Nikon | 58,289円 | 2019年 |
7 | D7500 ボディ | 一眼レフ | APS-C | Nikon | 73,513円 | 2017年 |
8 | D750 ボディ | 一眼レフ | フルサイズ | Nikon | 69,078円 | 2014年 |
9 | EOS RP ボディ | ミラーレス | フルサイズ | Canon | 75,110円 | 2019年 |
10 | Zfc ボディ | ミラーレス | APS-C | Nikon | 73,360円 | 2021年 |
10万円以下カメラ 取引ランキング 11〜20位【2026年上半期】
順位 | 製品名 | タイプ | ブランド | 平均取引価格 | 発売年 |
|---|---|---|---|---|---|
11 | Z30 ボディ | ミラーレス | Nikon | 60,369円 | 2022年 |
12 | EOS R50 ボディ | ミラーレス | Canon | 78,091円 | 2023年 |
13 | LUMIX TZ99(DC-TZ99) | コンデジ | Panasonic | 61,922円 | 2025年 |
14 | COOLPIX P950 | コンデジ | Nikon | 75,342円 | 2020年 |
15 | OM-5 ボディ | ミラーレス | OM SYSTEM | 82,622円 | 2022年 |
16 | IXY 650 | コンデジ | Canon | 39,625円 | 2016年 |
17 | EOS 80D ボディ | 一眼レフ | Canon | 52,119円 | 2016年 |
18 | EOS 7D Mark II ボディ | 一眼レフ | Canon | 52,103円 | 2014年 |
19 | OLYMPUS PEN E-P7 ボディ | ミラーレス | OM SYSTEM | 60,700円 | 2021年 |
20 | EOS 6D Mark II ボディ | 一眼レフ | Canon | 87,765円 | 2017年 |
11〜20位まで広げると、TOP10には入らなかったコンデジが3製品(LUMIX TZ99・COOLPIX P950・IXY 650)登場します。人気の高い高級コンデジ(GR IVなど)は平均取引価格が10万円を超えることが多く、この枠ではレンズ交換式が上位を占めました。またCanonの機種が増え、EOS R50・EOS 80D・EOS 7D Mark II・EOS 6D Mark IIが並びます。10万円以下の裾野は、コンデジや型落ちのCanon機まで含み、TOP10とは違う多彩な顔ぶれになります。
本記事の主なデータポイント(引用用)

記事・メディア掲載時には、「みんなのカメラ調べ」と明記の上で引用いただけます。
注目ポイント | データ |
|---|---|
10万円以下カメラ1位 | EOS R10 ボディ(平均95,983円) |
10万円以下の製品数 | 153製品(取引されたカメラ本体の半数以上) |
タイプ内訳(TOP10) | ミラーレス7機・一眼レフ3機・コンデジ0機 |
10万円以下のフルサイズ | EOS RP(75,110円)/D750(69,078円)※α7 II・D810も10万円以下 |
メーカー内訳(TOP10) | Nikon5機・SONY3機・Canon2機 |
一眼レフ3機 | D500・D7500・D750(すべてNikon) |
価格帯(TOP10) | 約5.8万〜9.7万円 |
発売年の幅 | 2014〜2024年 |
10万円以下でカメラを選ぶときの3つの注意点
最後に、このランキングを購入検討に生かすため、10万円以下でカメラを選ぶときに意識することを3つ紹介します。
コツ1|「本体価格=撮り始めるまでの総額」ではない
このランキングは、カメラ本体の平均取引価格をもとにしています。TOP10はすべてレンズ交換式のため、対応するレンズを持っていなければ、レンズ代も別に必要です。ボディが手頃でも、レンズやメモリーカードなどをそろえると予算を超える場合があります。本体だけでなく、撮影に必要な一式の総額で予算を組んでおくと、購入後の想定外の出費を抑えやすくなります。
コツ2|発売から年数が経った機種は、状態と現在の利用環境を確認する
TOP10には、D750、D500、D7500など、2014〜2017年に発売された一眼レフも入っています。今回の集計は新品・中古を問わないため、実際の商品を選ぶ際は、外観や動作、シャッター回数、バッテリー、充電器などの付属品を確認しましょう。スマートフォンへ写真を転送したい場合は、使用中の端末でメーカーアプリが利用できるか、RAW現像をする場合は普段のソフトが対応しているかも確認しておくと安心です。
コツ3|「写真中心か、動画中心か」を先に決める
同じ10万円以下でも、機種によって得意な使い方は異なります。動画やVlogを重視するならZV-E10シリーズ、写真と動画を幅広く撮るならEOS R10やα6400、動く被写体や望遠撮影を重視するならD500やD7500、軽さやデザイン、操作する楽しさを求めるならZfcなどが候補になります。ランキングの順位だけでなく、最も撮りたいものを先に決めると、幅広い候補から絞り込みやすくなります。
編集部コメント:新品では分かれる選択肢が、フリマ取引では地続きになる
新品のカメラは、価格帯ごとに手の届くクラスがはっきり分かれます。予算を決めれば、候補もおおよそ絞られます。ところがフリマ取引では、発売年やコンディションを問わず並ぶことで、その境目がゆるやかになります。10万円以下という枠に、入門機から本格機、フルサイズまでが同居していたのが、その表れです。
予算の上限を先に決めても、そこから用途や好みで一台を決められる—価格の線引きが、出会えるカメラの幅までは決めてしまわないことが、上半期の取引に表れていました。
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