
ミラーレス全盛でも選ばれる一眼レフ—発売10年以上のカメラ上位ランキングTOP20【みんなのカメラ調べ】








発売から10年以上が経っても、選ばれ続けるカメラがあります。2026年上半期(1〜6月)のみんなのカメラで、2016年7月以前に発売されたカメラ本体の取引を集計すると、総合1位はニコンのAPS-Cフラッグシップ一眼レフ D500、2位はフルサイズ一眼レフ D750でした。10年以上前のカメラというと手頃な入門機を思い浮かべがちですが、上位に並んだのは、D810・Dfのような高性能・趣味性の一眼レフや、X-Pro2・初代RX100まで含む幅広い顔ぶれです。上位5機種に取引が集中していた「15年以上前」版から、選ばれる機種の幅がぐっと広がっています。
この記事のサマリー

発売から10年以上(2016年7月以前)のカメラ本体の総合1位はニコン D500(2016年発売)、2位は D750。一眼レフが上位の中心

一眼レフ中心のなかで、ソニーの初期世代ミラーレス α6000・α7 II(ともに2014年)が上位に定着

「安いから」だけではない。Df(約130,524円)・D810 に加え、X-Pro2(約141,286円)・OLYMPUS PEN-F(約131,954円)など趣味性で選ばれる高価格機も上位入り

1型センサー搭載コンパクトの代表格 サイバーショット RX100 や、薄型コンパクトの IXY 650 は、機種名で探されやすいモデルとしてTOP20に残った

本体だけを見た「15年以上前」版は2万円前後の入門機に集中していたが、10年版は9万円級の実用機や13万〜14万円台の趣味機まで上位に入り、裾野が一気に広がった
はじめに|「10年以上前」で見ると何が現役なのか

以前に公開した「15年以上前のカメラ」ランキングでは、2万円前後の一眼レフ入門機やコンデジが、機種名での“指名買い”で上位を占めていました。今回は対象を5年ぶん広げ、「発売から10年以上(2016年7月以前)」のカメラ本体を集計しています。今回のランキング結果は5年ぶんの違いが大きな変化として表れました。
10年という区切りは、いまの主力からは一世代前後ですが、実用性能では見劣りしにくい「まだ使える古さ」の帯です。ここを見ると、単なる懐かしさではなく、「今の撮影に組み込めるか」という選別が、取引データにそのまま表れてきます。
本データについて
- データソース:みんなのカメラにおけるフリマ取引実績(みんなのカメラ調べ)
- 集計期間:2026年1月1日〜6月30日
- 対象カテゴリ:カメラ本体全機種(一眼レフ・ミラーレス・コンパクト)
- 対象条件:発売日が2016年7月1日以前(発売から10年以上経過)の製品に限定
- 対象状態:新品・中古を問わない
- 平均取引価格:期間内に成立した当該製品の取引価格の平均
なお、本データはみんなのカメラ上のフリマ取引に基づくものであり、日本のカメラ市場全体を代表するものではありません。みんなのカメラにおける取引傾向としてご覧ください。
【注目ポイント】レガシーカメラランキングから見えた3つの傾向

注目1|1位・2位はニコンの一眼レフ。10年落ちでも“高性能実用機”が上位に
1位の D500 はAPS-C上位機、2位の D750 はフルサイズ一眼レフで、どちらも入門機ではなく発売当時から本格撮影を意識したモデルです。平均取引価格はD500が94,766円、D750が69,078円。10年以上前のカメラでも、単に安い入門機だけが選ばれているわけではありません。動体撮影、フルサイズ画質、Fマウントレンズ資産など、今も使う理由がある一眼レフが上位を占めたことが、今回のランキングの大きな特徴です。
注目2|初期世代ミラーレスが定着。α6000・α7 IIが上位に
一眼レフが中心のなかで、2014年発売のソニー α6000(APS-C)と α7 II(フルサイズ)が上位に入りました。ミラーレスへの“入り口”として、10年以上前の初期世代ミラーレスが、値ごろな選択肢として選ばれています。とくにα7 IIはボディ内手ブレ補正を備えたフルサイズで、手頃にフルサイズミラーレスを始める受け皿として親しまれてきました。
注目3|TOP20で平均取引価格が最も高いのはX-Pro2。趣味性で選ばれる高価格機
TOP20で平均取引価格が最も高かったのは、富士フイルムの X-Pro2(約141,286円)でした。次いで OLYMPUS PEN-F(約131,954円)、クラシックな外装のニコン Df(約130,524円)と、10万円を超える趣味性の高いカメラが並びます。高画素フルサイズの D810(約91,267円)も、この高価格帯に連なる一台です。操作感、デザイン、システム性、写りへの指名性—スペック表には表れにくい価値で選ばれるカメラが、10年落ちでも高い価格を保っています。実用機とは別に、「所有する満足で選ばれる」レガシーの層があることが見えてきます。
カテゴリ別に見る(TOP20)
TOP20まで広げると、顔ぶれの構造がはっきりします。
カテゴリ | 機種数(TOP20) | 位置づけ | 主な機種 |
|---|---|---|---|
一眼レフ | 14機種 | 上位の中心。実用機がずらり | D500/D750/EOS 80D/D810/Df |
ミラーレス | 4機種 | 初期世代+趣味性の高い機種 | α6000/α7 II/OLYMPUS PEN-F/X-Pro2 |
コンパクト | 2機種 | 機種名で探されやすい小型機 | IXY 650/サイバーショット RX100 |
TOP20のうち14機種が一眼レフでした。とくにニコンとキヤノンの一眼レフが中心で、D500・D750・EOS 80D・EOS 7D Mark IIなど、発売から10年以上経っても実用性のある機種が並びます。ミラーレスは4機種で、α6000・α7 IIのような初期世代機に加え、OLYMPUS PEN-FやX-Pro2のように趣味性の強いモデルも入りました。コンパクトはIXY 650と初代RX100の2機種で、いずれも小型で扱いやすく、機種名で探されやすい一台です。
新品では各社がミラーレスへ軸足を移し、一眼レフの新規モデルは限られています。使い続けたいユーザーの受け皿として中古が機能し、実用性能の高い一眼レフが上位に集まった—ランキングの顔ぶれは、その動きを映しているとも読めます。
メーカー別に見ると、ニコンが9機種で最多
TOP20を集計すると、メーカー別の偏りもはっきりします。最多はニコンの9機種で、キヤノンが6機種、ソニーが3機種、OM SYSTEM(オリンパス)と富士フイルムが1機種ずつ続きます。
メーカー | 機種数(TOP20) | 主な機種 |
|---|---|---|
ニコン | 9機種 | D500/D750/D810/Df/D7200 など |
キヤノン | 6機種 | IXY 650/EOS 80D/EOS 7D Mark II/EOS 60D など |
ソニー | 3機種 | α6000/α7 II/サイバーショット RX100 |
OM SYSTEM(オリンパス) | 1機種 | OLYMPUS PEN-F |
富士フイルム | 1機種 | X-Pro2 |
ニコンは一眼レフの実用機・趣味機が多く、キヤノンは一眼レフに加えてIXY 650のようなコンパクトも入りました。ソニーは初期世代ミラーレスと初代RX100が入り、ミラーレス移行期の機種がレガシー帯に入り始めていることを示しています。
レガシーカメラ 取引ランキング TOP10【2026年上半期】

1位|ニコン D500 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 94,766円 |
カテゴリ | 一眼レフ(APS-C) |
ブランド | ニコン |
発売年 | 2016年 |
APS-Cのフラッグシップ一眼レフ D500 が総合1位でした。2016年発売ながら、高速連写やAF性能を重視する野鳥・スポーツ撮影の候補として、いまも検討されやすい一台です。フルサイズへ移らずAPS-Cで本格的に撮るなら、有力な選択肢です。
2位|ニコン D750 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 69,078円 |
カテゴリ | 一眼レフ(フルサイズ) |
ブランド | ニコン |
発売年 | 2014年 |
フルサイズ一眼レフの定番 D750 が2位。2014年発売で、扱いやすいサイズと安定した画質から、フルサイズ入門の受け皿として根強い人気があります。7万円前後でフルサイズを始められる値ごろ感も支持の背景です。
3位|キヤノン IXY 650
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 39,625円 |
カテゴリ | コンパクトカメラ |
ブランド | キヤノン |
発売年 | 2016年 |
コンパクトの IXY 650 が3位に入りました。2016年発売の薄型コンデジで、スマホとは違う光学ズームと軽快さを求める層に、機種名で探されやすく選ばれています。手頃な価格で気軽に持ち出せる一台です。
4位|キヤノン EOS 80D ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 52,119円 |
カテゴリ | 一眼レフ(APS-C) |
ブランド | キヤノン |
発売年 | 2016年 |
APS-C一眼レフの定番 EOS 80D が4位。2016年発売で、扱いやすさとバリアングル液晶を備え、写真も動画も気軽に始められる実用機として選ばれています。5万円前後で本格的な一眼レフを持てる価格帯が支持の背景です。
5位|キヤノン EOS 7D Mark II ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 52,103円 |
カテゴリ | 一眼レフ(APS-C) |
ブランド | キヤノン |
発売年 | 2014年 |
APS-C上位機の EOS 7D Mark II が5位。2014年発売で、高速連写と堅牢性から、望遠と組み合わせて動体を狙うユーザーに選ばれています。D500と並び、「APS-Cで本格的に撮る」選択肢として現役です。
6位|ソニー α6000 ILCE-6000 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 43,098円 |
カテゴリ | ミラーレス(APS-C) |
ブランド | ソニー |
発売年 | 2014年 |
APS-Cミラーレスの定番 α6000 が6位。2014年発売ながら、小型軽量で高速AFを備え、値ごろなミラーレスの入り口として選ばれ続けています。初めての一台やサブ機として手に取りやすい価格帯です。
7位|ソニー α7 II ILCE-7M2 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 66,245円 |
カテゴリ | ミラーレス(フルサイズ) |
ブランド | ソニー |
発売年 | 2014年 |
フルサイズミラーレスの α7 II が7位。2014年発売で、ボディ内手ブレ補正を備えたフルサイズとして、手頃にフルサイズミラーレスを始めたい層に選ばれています。オールドレンズ遊びの母艦としても人気があります。
8位|ニコン D810 ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 91,267円 |
カテゴリ | 一眼レフ(フルサイズ) |
ブランド | ニコン |
発売年 | 2014年 |
高画素フルサイズ一眼レフの D810 が8位。2014年発売で、約3,600万画素の解像力から、風景やスタジオ撮影でいまも評価されています。高画素機を手頃な価格で使えることが、取引を支える一因といえます。
9位|ニコン Df ボディ
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 130,524円 |
カテゴリ | 一眼レフ(フルサイズ) |
ブランド | ニコン |
発売年 | 2013年 |
クラシックな外装のフルサイズ一眼レフ Df が9位(平均130,524円)。2013年発売で、ダイヤル操作の趣味性と、往年のニッコールも楽しめる設計から、写りと所有感の両方を求める層に指名買いされています。
10位|ソニー サイバーショット RX100(DSC-RX100)
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 54,072円 |
カテゴリ | コンパクトカメラ(1型) |
ブランド | ソニー |
発売年 | 2012年 |
高級コンパクトの元祖 サイバーショット RX100 が10位。2012年発売ながら、1型センサーを積んだ小型ボディの先駆けとして、いまもポケットに入る高画質機を求める層に選ばれています。世代を重ねた今も初代が名指しで選ばれる息の長さが特徴です。
レガシーカメラ TOP20一覧【2026年上半期】
11位以降には、15年以上前版にも近い手頃な定番一眼レフ(EOS 60D・D7000・EOS 7D・D90・D5000)と、10年版ならではの高性能・趣味性機(OLYMPUS PEN-F・X-Pro2・EOS 5D Mark III・D800)が同居します。
順位 | 製品名 | カテゴリ | ブランド | 平均取引価格 | 発売年 |
|---|---|---|---|---|---|
1 | D500 ボディ | 一眼レフ | ニコン | 94,766円 | 2016年 |
2 | D750 ボディ | 一眼レフ | ニコン | 69,078円 | 2014年 |
3 | IXY 650 | コンパクト | キヤノン | 39,625円 | 2016年 |
4 | EOS 80D ボディ | 一眼レフ | キヤノン | 52,119円 | 2016年 |
5 | EOS 7D Mark II ボディ | 一眼レフ | キヤノン | 52,103円 | 2014年 |
6 | α6000 ILCE-6000 ボディ | ミラーレス | ソニー | 43,098円 | 2014年 |
7 | α7 II ILCE-7M2 ボディ | ミラーレス | ソニー | 66,245円 | 2014年 |
8 | D810 ボディ | 一眼レフ | ニコン | 91,267円 | 2014年 |
9 | Df ボディ | 一眼レフ | ニコン | 130,524円 | 2013年 |
10 | サイバーショット RX100(DSC-RX100) | コンパクト | ソニー | 54,072円 | 2012年 |
11 | D7200 ボディ | 一眼レフ | ニコン | 43,101円 | 2015年 |
12 | EOS 60D ボディ | 一眼レフ | キヤノン | 18,540円 | 2010年 |
13 | D7000 ボディ | 一眼レフ | ニコン | 21,586円 | 2010年 |
14 | EOS 7D ボディ | 一眼レフ | キヤノン | 15,657円 | 2009年 |
15 | OLYMPUS PEN-F ボディ | ミラーレス | OM SYSTEM | 131,954円 | 2016年 |
16 | X-Pro2 ボディ | ミラーレス | 富士フイルム | 141,286円 | 2016年 |
17 | EOS 5D Mark III ボディ | 一眼レフ | キヤノン | 55,405円 | 2012年 |
18 | D90 ボディ | 一眼レフ | ニコン | 13,324円 | 2008年 |
19 | D5000 ボディ | 一眼レフ | ニコン | 10,206円 | 2009年 |
20 | D800 ボディ | 一眼レフ | ニコン | 49,553円 | 2012年 |
「15年以上前」版との違い|同じ本体でも、5年で上位の価格帯が変わる
前回の「15年以上前(2011年以前)」ランキングも本体のみを対象としており、上位はEOS 60DやD7000など、2万円前後のAPS-C一眼レフ入門機とコンデジが中心でした。上位5機種に取引の約85%が集中する、はっきりとした「定番集中型」だったことも特徴です。
一方、今回の「10年以上前」版では、上位に並ぶ価格帯そのものが変わりました。2万円前後が中心だった前回に対し、D500(約94,766円)やD810(約91,267円)のような9万円級の実用機が上位に並び、TOP20にはDf・PEN-F・X-Pro2といった13万〜14万円台の趣味機まで入ります。取引が上位5機種に集中する度合いも約85%から約47%へ下がり、“古すぎない古さ”から一歩、“まだ現役”へと近づいたことが、5年ぶんの違いに表れています。
本記事の主なデータポイント(引用用)

記事やメディア掲載時には、「みんなのカメラ調べ」と明記のうえ、自由にご利用・掲載いただけます。
項目 | 内容 |
|---|---|
対象 | 発売から10年以上(2016年7月以前発売)のカメラ本体 |
総合1位 | D500 ボディ(ニコン/2016年/平均94,766円) |
2位 | D750 ボディ(ニコン/2014年/平均69,078円) |
上位のミラーレス | α6000・α7 II(ともにソニー/2014年) |
TOP20の構造 | 一眼レフ14機種・ミラーレス4機種・コンパクト2機種/メーカーはニコン9機種・キヤノン6機種・ソニー3機種・OM SYSTEM1機種・富士フイルム1機種 |
高価格帯の指名買い | X-Pro2(約141,286円)・OLYMPUS PEN-F(約131,954円)・Df(約130,524円) |
15年版との違い | 上位の中心価格帯が2万円前後→9万円級(実用機)〜13万〜14万円台(趣味機)へ/上位5機の集中度も約85%→約47%に低下 |
集計期間 | 2026年1月1日〜6月30日 |
編集部コメント:レガシーは「古さ」ではなく「使う理由」で選ばれる
10年以上前のカメラが今も取引される理由は、値段の安さだけではありませんでした。本格的に撮るための一眼レフ、手頃にフルサイズを始められる初期世代ミラーレス、所有感で選ばれるクラシック機や高級コンパクト—いずれも「今も使う理由がある」ことが選ばれる条件です。
中古市場は、製品の古さそのものではなく、そこに残る「使う理由」に価値をつけています。実用性能、システムとしての拡張性、所有する満足—それらが残るかぎり、カメラは年式を問わず選ばれ続けます。レガシーカメラのランキングは、その選別の結果を映し出すものといえます。
あんしん保証について
みんなのカメラでは、全ての商品に「あんしん保証」が付帯します。受け取り後7日以内の不具合に対する返金対応や、購入後6ヶ月以内の修理保証など、中古カメラの状態確認に不安がある方でも安心して取引しやすい仕組みを整えています。また、全ての商品を専任スタッフが動作確認し、動作確認の基準をクリアしたもののみお届けするので、安心して取引いただけます。
ランキング機種をお持ちの方へ
フリマでは状態や付属品、タイミングによって買取店より高く売れる場合があります。まずは現在の相場を確認してみてください。
→ [ あなたのカメラの売却相場を確認する ]
→ [ はじめてガイドを見る (1分で完了) ]
関連記事
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
みんなのカメラは、カメラ・レンズに特化したフリマサービスです。すべての取引で専任スタッフによる動作確認を実施し、全商品に6ヶ月のあんしん保証(初期不良7日間返金・自然故障保証)が無料でつくので、はじめての中古カメラ・レンズも、安心してお選びいただけます。
カメラを探す / レンズを探す / カメラ・レンズを売る
撮影テクから最新の機材情報まで、"次のステップ"を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram)でも毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!














