
1位は軽量望遠RF 100-400mm、TOP10の9本がミラーレス用—2026年上半期 ズームレンズ取引ランキング【みんなのカメラ調べ】








みんなのカメラの2026年上半期(1〜6月)フリマ取引データを、ズームレンズに絞って集計しました。1位はCanon RF 100-400mm F5.6-8 IS USM。TOP10で最も手頃な部類の望遠ズームが、最も多く取引されました。10本中9本がミラーレス用で、一眼レフ用EFは2014年発売の1本だけ。常用の標準ズームと望遠ズームがほぼ半々で並んだのも特徴です。
この記事のサマリー

ズーム1位はCanon RF 100-400mm F5.6-8 IS USM(平均86,087円)。TOP10で最も手頃な部類の望遠ズームが首位に立った。

平均取引価格は最安のRF 100-400(86,087円)から最高のRF 70-200mm F2.8(286,031円)まで約3.3倍の開き。手に取りやすい望遠・常用ズームから大口径ズームまで幅広く並んだ。

TOP10の9本がミラーレス用ズーム。一眼レフ用EFマウントはEF 100-400mm II(2014年発売)の1本のみで、レンズでもミラーレス移行が鮮明。

常用の標準ズームと望遠ズームがそれぞれ5本ずつ。用途の二本柱がバランスよく並んだ。

メーカーはCanon4本・Nikon4本・SONY2本で拮抗。首位はCanon。
はじめに|なぜズームだけで見るのか

みんなのカメラの上半期のレンズ取引全体(ズーム+単焦点)を見ると、上位20本のうち18本がズームで、単焦点は2本だけでした。1本で画角をカバーできる汎用性の高いズームが、レンズ取引の中心にあります。そのズームだけに絞ると、「どの本体に、常用と望遠のどちらを足すか」というレンズ選びの傾向がはっきり見えてきます。
本データについて
- データソース:みんなのカメラのフリマ取引データ
- データ期間:2026年1月1日〜2026年6月30日(6ヶ月間)
- 対象カテゴリ:交換レンズのうちズームレンズのみ(単焦点レンズは集計から除外しています)
- 対象状態:商品状態を問わない
- 平均取引価格:対象期間中に成立した取引価格の平均
- 引用について:「みんなのカメラ調べ」と出典明記の上で引用可能
なお、本データはみんなのカメラ上のフリマ取引に基づくものであり、日本のカメラ市場全体を代表するものではありません。みんなのカメラにおける取引傾向としてご覧ください。
【注目ポイント】ランキングから見えた3つの傾向

注目1|価格帯は約3.3倍の幅。大口径ズームから手に取りやすいズームまで
TOP10の平均取引価格は、最安のRF 100-400mm F5.6-8 IS USM(86,087円)から、最高のRF 70-200mm F2.8 L IS USM(286,031円)まで、約3.3倍の幅があります。F2.8通しの大口径ズーム(いわゆる大三元クラス)から、比較的手に取りやすい望遠ズームやF4通しの常用ズームまで、幅広い価格帯が並びました。首位が手頃なRF 100-400mmだった点にも、ズームというカテゴリの層の厚さが表れています。
注目2|TOP10の9本がミラーレス用。一眼レフ用EFは名玉1本だけ
マウント別に見ると、TOP10の9本がミラーレス用ズームで、一眼レフ用のEFマウントはEF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(2014年発売)の1本のみでした。発売から10年を超えた定番望遠が今も取引される一方、レンズの主役がミラーレス用に移っていることが、順位にそのまま表れています。
注目3|常用標準ズームと望遠ズームが各5本。大口径F2.8も4本
TOP10は、24-105mm・24-120mm・24-70mmといった常用の標準ズーム5本と、70-200mm・100-400mm・180-600mmといった望遠・超望遠ズーム5本で、ちょうど半々に分かれました。用途の二本柱がそろっています。さらにF2.8通しの大口径ズームが4本を占め、明るさの面でも上位の顔ぶれには幅があります。
メーカー別に見る(TOP10)
CanonとNikonが4本ずつで並び、SONYが2本で続きました。メーカーごとに、上位に入る画角の傾向は分かれており面白いです。
Canonは4本中3本が望遠ズーム(RF 100-400mm・EF 100-400mm II・RF 70-200mm)で望遠が厚く、Nikonは常用のZ 24-120mm・Z 24-70mmから望遠のZ 70-200mm、超望遠のZ 180-600mmまで画角の幅が最も広く並びました。一方SONYはFE 20-70mm・FE 24-70mmの標準ズーム2本で、望遠ズームはTOP10の外でした。同じ「ズーム」でも、どの画角が上位に来るかはメーカーで異なります。
メーカー | 本数 | 主なランクイン機種 |
|---|---|---|
Canon | 4本 | RF 100-400mm F5.6-8 / RF 24-105mm F4 L / EF 100-400mm II / RF 70-200mm F2.8 L |
Nikon | 4本 | NIKKOR Z 24-120mm f/4 S / Z 180-600mm / Z 70-200mm f/2.8 / Z 24-70mm f/2.8 S |
SONY | 2本 | FE 20-70mm F4 G / FE 24-70mm F2.8 GM II |
マウント別に見る(TOP10)
ミラーレス用ではNikonのZマウントが4本で最も多く、Canon(RF)・SONY(E)が続きました。
マウント | 本数 | 対応 |
|---|---|---|
Zマウント | 4本 | ミラーレス(Nikon) |
RFマウント | 3本 | ミラーレス(Canon) |
Eマウント | 2本 | ミラーレス(Sony) |
EFマウント | 1本 | 一眼レフ(Canon) |
ズームレンズ取引ランキング TOP10【2026年上半期】

【1位】Canon RF 100-400mm F5.6-8 IS USM
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 86,087円 |
タイプ | 望遠ズーム(RFマウント) |
ブランド | Canon |
発売年 | 2021年 |
ズーム1位に立ったのは、100-400mmをコンパクトにまとめたCanonの望遠ズームでした。RFの望遠としては手頃な部類で、遠くの被写体を1本でカバーできる守備範囲の広さが持ち味です。運動会や旅行、動物園など、望遠を気軽に持ち出したいシーンで扱いやすい一本といえます。
【2位】Canon RF 24-105mm F4 L IS USM
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 132,515円 |
タイプ | 標準ズーム(RFマウント) |
ブランド | Canon |
発売年 | 2018年 |
広角24mmから中望遠105mmまでをF4通しでカバーする、RFフルサイズの常用標準ズームです。旅行やスナップ、物撮りまで1本で幅広くこなせることから、EOS Rシリーズの標準レンズとして定着し、2位に入りました。
【3位】Nikon NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 113,868円 |
タイプ | 標準ズーム(Zマウント) |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2022年 |
Nikonの常用標準ズームが3位にランクインしました。24-120mmという、標準ズームとしては望遠側にやや余裕のある焦点距離をf4通しでカバーします。旅行やスナップを1本にまとめたい場面に向く画角で、Zフルサイズの常用レンズとして手堅い選択肢です。
【4位】Nikon NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 201,825円 |
タイプ | 超望遠ズーム(Zマウント) |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2023年 |
テレコンなしで600mmに届く、Nikonの超望遠ズームです。野鳥や飛行機、モータースポーツなど、遠くの被写体を大きく写したい撮影に向いています。超望遠を1本でまかなえる利便性から、TOP10で唯一の超望遠ズームとして4位に入りました。
【5位】Nikon NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 222,441円 |
タイプ | 望遠ズーム(Zマウント) |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2020年 |
f2.8通しの70-200mm、Nikon Zの大三元望遠が5位に入りました。背景を大きくぼかせる明るい望遠で、ポートレートやイベント、舞台などで使われる定番の画角です。2026年4月には後継のNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S IIが登場しており、本機はその先代にあたります。
【6位】Canon EF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 188,639円 |
タイプ | 望遠ズーム(EFマウント) |
ブランド | Canon |
発売年 | 2014年 |
TOP10で唯一の一眼レフ用EFレンズが、6位に入りました。Canon EF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは2014年発売の望遠ズームで、発売から10年を超えた今も取引が続くロングセラーです。
【7位】Canon RF 70-200mm F2.8 L IS USM
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 286,031円 |
タイプ | 望遠ズーム(RFマウント) |
ブランド | Canon |
発売年 | 2019年 |
小型軽量にまとめた70-200mm F2.8、Canon RFの大三元望遠です。開放F2.8通しの望遠として、ポートレートやスポーツで使われます。TOP10では平均取引価格が最も高い一本で、2024年11月には別系統の新型RF70-200mm F2.8 L IS USM Zも登場しています。
【8位】SONY FE 20-70mm F4 G
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 121,543円 |
タイプ | 標準ズーム(Eマウント) |
ブランド | SONY |
発売年 | 2023年 |
一般的な24mm始まりより広い、20mmスタートの標準ズームです。風景や広めのスナップ、手持ち動画まで幅広くカバーできる、やや個性的な画角構成が持ち味です。広角に強い常用ズームを1本で持ちたい場面に向き、8位に入りました。
【9位】SONY FE 24-70mm F2.8 GM II
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 243,513円 |
タイプ | 標準ズーム(Eマウント) |
ブランド | SONY |
発売年 | 2022年 |
SONY Eマウントの大三元標準が9位に入りました。24-70mm F2.8という、静止画・動画の主力になる王道の画角を、明るい開放F値でカバーします。汎用性が高く、撮影ジャンルを問わず主力として長く使える標準ズームです。
【10位】Nikon NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
項目 | データ |
|---|---|
平均取引価格 | 183,226円 |
タイプ | 標準ズーム(Zマウント) |
ブランド | Nikon |
発売年 | 2019年 |
広角から中望遠までを明るく1本でこなす、Nikon Zの大三元標準です。24-70mm f2.8通しの常用大口径として、Zフルサイズの主力レンズの一つになっています。なお2025年9月には後継モデルのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIが登場し、世代交代が進んでいます。
ズームレンズ取引ランキング TOP10 一覧【2026年上半期】
順位 | 製品名 | タイプ | マウント | ブランド | 平均取引価格 | 発売年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1 | RF 100-400mm F5.6-8 IS USM | 望遠ズーム | RF | Canon | 86,087円 | 2021年 |
2 | RF 24-105mm F4 L IS USM | 標準ズーム | RF | Canon | 132,515円 | 2018年 |
3 | NIKKOR Z 24-120mm f/4 S | 標準ズーム | Z | Nikon | 113,868円 | 2022年 |
4 | NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR | 超望遠ズーム | Z | Nikon | 201,825円 | 2023年 |
5 | NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S | 望遠ズーム | Z | Nikon | 222,441円 | 2020年 |
6 | EF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USM | 望遠ズーム | EF | Canon | 188,639円 | 2014年 |
7 | RF 70-200mm F2.8 L IS USM | 望遠ズーム | RF | Canon | 286,031円 | 2019年 |
8 | FE 20-70mm F4 G | 標準ズーム | E | SONY | 121,543円 | 2023年 |
9 | FE 24-70mm F2.8 GM II | 標準ズーム | E | SONY | 243,513円 | 2022年 |
10 | NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S | 標準ズーム | Z | Nikon | 183,226円 | 2019年 |
本記事の主なデータポイント(引用用)

記事・メディア掲載時には、「みんなのカメラ調べ」と明記の上で引用いただけます。
注目ポイント | データ |
|---|---|
ズーム1位 | RF 100-400mm F5.6-8 IS USM(平均86,087円) |
ズーム2位 | RF 24-105mm F4 L IS USM(132,515円) |
価格レンジ | 86,087円〜286,031円(最安=1位RF 100-400 ↔ 最高=RF 70-200 F2.8・約3.3倍) |
マウント内訳 | ミラーレス用9本(Zマウント4・RFマウント3・Eマウント2)/一眼レフ用EF1本 |
タイプ内訳 | 標準ズーム5本・望遠ズーム5本(うち超望遠1本) |
メーカー内訳 | Canon4本・Nikon4本・SONY2本 |
唯一のEFレンズ | EF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(2014年発売) |
発売年の幅 | 2014〜2023年 |
編集部コメント:ズーム選びの軸は「使うマウント」と「常用か望遠か」
2026年上半期のズームは、ミラーレス用が上位のほとんどを占め、一眼レフ時代の名玉が一部残るという顔ぶれでした。レンズの取引にも、ミラーレスへの移行が進んでいる様子がうかがえます。
その上で上位は、常用の標準ズームと望遠ズームにきれいに分かれました。レンズ選びは、いま使う本体のマウントの中で、常用と望遠のどちらを厚くするか—手に取りやすいズームで広くこなすか、大口径(大三元クラス)で明るさを取るか—という選択に収れんしつつあるといえます。
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