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瞳AF最強はどれ?Canon・Nikon・Sony対応機種を徹底比較











瞳AFは、人物や動物の目にピントを合わせ続けるためのオートフォーカス機能です。近年は精度が大きく向上し、右目・左目の優先指定や、瞳が見えない場面での切り替え動作も進化しています。一方で、設定や撮影条件によっては、意図どおりに瞳が検出されないこともあります。この記事では、瞳AFの基本的な仕組みから、外れる原因、メーカーごとの違い、設定で確認したいポイントまでを整理します。
この記事のサマリー

瞳AFは、顔ではなく目を優先してピントを合わせることで、人物や動物の表情を正確に捉えるための機能です。

被写界深度が浅い撮影では、瞳AFが安定して働くかどうかで仕上がりの印象が変わります。

瞳が出ない場面では、光の条件や被写体の大きさ、被写体検出とAFエリアモードの組み合わせを確認することが重要です。

キヤノン・ニコン・ソニーでは、右目・左目の優先指定や、瞳が見えないときの切り替え動作に違いがあります。

瞳AFは性能だけでなく設定と使い方で結果が変わるため、自分の撮影スタイルに合った挙動を把握しておくことがポイントです。
瞳AFとは目にピントを合わせる仕組み
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瞳AFは、被写体の瞳を検出し、見つかった瞳にピントを合わせるオートフォーカス機能です。人物だけでなく、動物や鳥の瞳に対応する機種もあります。顔全体にピントを合わせるAFとは異なり、目を狙ってピントを合わせる点が特徴です。ここでは、顔認識AFとの違いと、背景をぼかす撮影で瞳AFが重視される理由を整理します。
顔認識AFとの違いは優先するピント位置
顔認識AFは、顔の範囲を検出してピントを合わせる仕組みです。そのため、被写界深度が浅い設定では、鼻先や眼鏡のフレームなど、目以外の部分にピントが合うことがあります。
一方、瞳AFは瞳を検出し、目を優先してピントを合わせます。ピントを合わせる位置が明確に目になる点が、顔認識AFとの大きな違いです。人物撮影では目にピントが合っているかどうかで印象が変わるため、この差が結果に表れやすくなります。
近年の機種では、瞳が検出できない状況では顔や頭部などに検出対象を切り替え、ピント合わせを続ける設計が一般的です。ただし、瞳が検出されている間は、目が最優先でピント位置として扱われます。
また一部の機種では、右目優先・左目優先・自動といった瞳の優先設定を用意しています。正面だけでなく、横顔や片目が隠れる構図でも、どの目を基準にピントを合わせるかを指定できる点は、顔認識AFにはない違いです。
開放F値での撮影と瞳AF:ピントが合う範囲が狭い場面
F1.8やF1.4の単焦点レンズは背景を大きくぼかせますが、ピントが合う範囲が狭くなります。85mm前後で被写体に近づくほど、少しの前後移動でも目からピントが外れることがあります。
この条件では、瞳を見つけて目に合わせ続けられるかがポイントです。AF-C(サーボAF)と瞳AFを同時に使える機種では、被写体の動きに合わせてピント位置を更新しながら瞳を追います。ポートレートでは、AF方式と連写の組み合わせを先に決めておくと、撮影中の切り替えが単純になります。
暗所や逆光では、瞳の明暗差が弱くなり、瞳検出が続かないことがあります。対処としては、AFエリアを狭める、被写体検出の対象を人物に固定する、露出を調整して目元の明るさを確保する、といった方法が考えられます。
瞳AFは静止画だけでなく、動画撮影でも使える機種があります。たとえばソニーα7 IVは、動画撮影時に人物・動物・鳥の瞳AFに対応し、人物・動物では右目・左目の選択もできます。静止画と動画で設定項目が分かれる機種もあるため、動画で瞳AFを使う場合は動画側の設定も合わせて確認しましょう。
瞳AFが外れる主な原因と確認したい設定
瞳AFは、カメラが瞳と判断できていることが前提です。瞳が小さく写る、目元が隠れる、光が足りない、逆光で顔が暗い、といった条件では瞳が検出されないことがあります。ここでは、瞳が見えにくくなる条件と、瞳AFに関係が深い設定(被写体検出とAFエリアモード)に分けて整理します。
瞳が検出されにくい条件を押さえる
瞳が検出されにくい条件は、瞳の情報が足りない状態です。画面内で瞳が小さい、マスクや髪で目元が隠れる、暗所や逆光で目の輪郭が出にくい、といった状況が代表例です。このような場面では、瞳ではなく顔や頭部に枠が移ることがあります。マスク着用、横顔、逆光で顔全体が暗い状況は、影響を受けやすい条件です。
たとえばキヤノンEOS R5 Mark IIは人物検出に上半身を含み、瞳の左右優先指定に対応します。EOS R6 Mark IIも右目優先・左目優先・自動を選べます。
瞳が出ない場面では、撮影条件の見直しが必要です。シャッター速度を上げて被写体ブレを抑える、顔に光が当たる位置へ移動する、ISO感度を上げて露出を確保する、といった調整で目元の情報が増えます。
被写体検出とAFエリアモード:瞳AFの働く範囲を決める
瞳AFは、被写体検出の対象(人物・動物・鳥など)と、AFエリアモード(全域、ゾーン、シングルポイントなど)の組み合わせで動きが変わります。被写体検出を人物にして広いAFエリアを使うと、画面内の人物を見つけやすくなります。ただし、人物が複数いる場面では別の人物に反応することがあります。狙う被写体を限定したい場合は、AFエリアを狭めて合わせる範囲を絞ります。
ニコンZ9はファームウェアVer.5.30で、シングルポイントAFやダイナミックAF(S/M/L)でも被写体検出を使えるようになりました。狭いエリアで瞳AFを使いたい場面では、この違いが出ます。
次ではキヤノン・ニコン・ソニー、各メーカーの特徴を詳しく見ていきましょう。
Canon 瞳AF:EOS R5 Mark II/R6 Mark II/R50で確認したい瞳検出
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キヤノンでは、瞳AFは瞳検出(Eye Detection)の設定で動きが決まります。機種ごとに、右目・左目の優先指定ができるか、動物の瞳検出がどこまで対応するか(犬・猫・鳥・馬など)が異なります。ここではEOS R5 Mark II、EOS R6 Mark II、EOS R50を例に、瞳AFに直結する項目をまとめます。
瞳AFの設定:自動/右目優先/左目優先(R5 Mark II/R6 Mark II)
EOS R5 Mark IIは、瞳検出を無効・自動・右目優先・左目優先で切り替えられます。右目・左目を優先した場合、優先した目が検出できないときは反対側の目に切り替わります。
全域AFなどでは、タッチ操作やコントローラー操作で、狙う瞳を選べる場面があります。また、被写体検出をオフにすると瞳検出は動作しません。瞳が出ないときは、瞳検出のON/OFFと被写体検出の設定が一致しているかを確認します。
EOS R6 Mark IIも、瞳検出後に自動・右目優先・左目優先を選べます。人物撮影で左右の瞳が入れ替わりやすい場面では、優先設定の有無が違いになります。
人物の瞳AF:瞳が見えないときの切り替わり(R5 Mark IIの例)
EOS R5 Mark IIは、人物検出の対象として瞳・顔・頭部・胴体に加えて上半身を扱います。瞳が見えない状態では、顔や頭部など別の部位に枠が移ることがあります。
瞳枠が消えるのは、瞳として判断できる情報が足りない状況に入ったときに起きます。右目・左目が意図した側になりにくいときは、右目優先・左目優先の設定を使うか、狙う瞳を選べる操作がある機種ではそれを使います。
動物の瞳AF:犬・猫・鳥・馬の対応範囲(R5 Mark II/R6 Mark II/R50)
EOS R5 Mark IIは、動物の検出対象に犬・猫・鳥・馬を含み、検出パーツとして瞳・顔・全身を扱います。動物でも瞳が見えているときは瞳に枠が出ます。
EOS R6 Mark IIも、犬・猫・鳥・馬を対象に、全身・顔・瞳を追尾します。動物は姿勢や顔の向き、遮蔽物の有無で瞳が出ないことがあるため、瞳が出ないときに顔や全身へ切り替わる前提で見ておくと安心です。
EOS R50は、動物の検出対象として犬・猫・鳥に対応しますが、条件によっては瞳が検出されない、左右の瞳が意図した側にならない、といったケースがあります。動物は毛色や顔の向き、背景の状況でも判定が変わります。
Nikon 瞳AF:人物・動物の瞳検出と3D-トラッキング
ニコンZシリーズは、被写体検出(人物・動物・鳥など)とAFエリアモードを組み合わせて瞳AFを使います。対応機種では、瞳が検出できると瞳にフォーカスポイントが表示されます。
被写体検出:検出対象の範囲と、表示のされ方
例としてニコンはZ9について、人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機の9種類の被写体検出が可能です。人物検出では小さな瞳の検出に触れ、ゴーグルやサングラス越し、顔が逆さまの状態でも瞳を検出します。
APS-C機のZ50IIでも、人物(顔、瞳、頭部、胴体)を含む9種類の被写体検出ができます。検出対象を固定して撮ることも、AUTOでカメラに任せることも可能です。
3D-トラッキング:狙った人物の瞳を追う操作
3D-トラッキングは、選んだ被写体を追尾するAFです。対応機種はZ9・Z8・Z6III・Z5IIで、静止画モードかつAF-C時に使えます。
人物や動物の瞳を検出しているとき、左右の瞳を切り替える機能をボタンに割り当てられる機種があります。複数人の中で主役を変える場面では、この切り替えが役立つ場面があります。
Sony 瞳AF:リアルタイム瞳AF/被写体認識の対応範囲
ソニーはリアルタイム瞳AF・リアルタイム認識AFといった機能で、瞳検出と追尾を強化しています。モデルによってはAI処理を使い、人物の姿勢や、動物・鳥の頭や体まで認識対象に含めます。
静止画:人物・動物・鳥で「瞳」を優先する考え方
α7 Vは、AI処理を内蔵した画像処理エンジンを採用し、被写体認識を強化しています。鳥では瞳だけでなく、頭や体の認識にも対応します。α7R VはAIプロセッシングユニットを搭載し、人物の姿勢情報も使って認識します。動物と鳥をまとめて扱える動物/鳥の設定を用意し、鳥では瞳に加えて頭や体も認識対象です。
α6700も同様に、認識対象として動物・鳥・動物/鳥を選べます。静止画では優先して認識したい部位を瞳・頭・体などから選べます。
動画:人物・動物・鳥の瞳AFと右目・左目
動画では、静止画と設定が別になっている機種があります。α7 IVは、動画撮影時に人物・動物・鳥の瞳AFに対応し、人物・動物では右目・左目の選択も可能です。動画で瞳AFを使う場合は、動画側の設定で瞳AFが有効になっているかを確認します。
瞳AF最強はどれ?:選ぶときに確認したいポイント
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瞳AF対応機種を選ぶときは、誰の瞳を検出できるかと静止画と動画で同じように使えるかを分けて見ます。人物だけでよいのか、犬・猫・鳥の瞳まで必要かで候補が変わります。
確認したいポイントは、瞳検出の対象(人物・動物・鳥)、右目・左目の優先指定の有無、動画での瞳AF対応の有無です。加えて、瞳が出ないときに顔や頭部などへ切り替わるかも、撮影時の挙動に関わります。
主要モデル早見表:瞳AFで比較するポイント
これまで紹介した主要モデルの早見表です。瞳AFで比較するポイントをわかりやすくまとめています。
メーカー | 代表モデル例 | 比較ポイント例 |
|---|---|---|
Canon | EOS R5 Mark II/R6 Mark II/R50 | 人物の瞳検出で右目・左目の優先指定ができる機種がある。 動物の瞳検出は犬・猫・鳥、上位機は馬も対象。 |
Nikon | Z9/Z6III/Z50II | 人物・動物の瞳検出に対応。 3D-トラッキングなどAFエリアモードとの組み合わせで使い方が変わる。 Z9は更新で被写体検出が使えるAFエリアが増えた。 |
Sony | α7 V/α7R V/α6700/α7IV | リアルタイム瞳AF・被写体認識に対応。 動物/鳥をまとめて扱える機種や、瞳だけでなく頭・体の認識を選べる機種がある。 α7 IVは動画で人物・動物・鳥の瞳AFに対応。 |
瞳AFを使いこなす:設定の整え方と撮影手順
瞳AFは、被写体検出の対象と、AFエリアモード、瞳の優先で動きが変わります。撮影中に設定を何度も触る場合は、切り替え方法を揃えておくと操作が増えません。
カスタムボタンで瞳AFと目の優先を切り替える
被写体がはっきりしている撮影では、被写体検出を人物や動物に固定すると、瞳検出の対象が絞れます。被写体が頻繁に変わる撮影では、切り替え操作をボタンやFnメニューに集約しておくと手順が一定になります。
ニコンZ9はファームウェアVer.5.30で、被写体検出のON・OFFをカスタムボタンで切り替えられます。瞳AFが狙いどおりに出ないときに、被写体検出の切り替えがすぐできる構成にすると、対応が早くなります。
瞳AFのテスト撮影:まず確認したい3つ
新しいボディやレンズを導入したら、短いテストで瞳AFの出方を確認します。室内の暗所、窓際の逆光、屋外の木陰などで、瞳枠が出るか、顔や頭部へ枠が移る条件は何かを見ます。
次に、AFエリアモードを広い設定と狭い設定で切り替え、瞳が出やすい組み合わせを把握します。背景が複雑な場面では、狭いエリアのほうが意図しない被写体に反応しにくい傾向があります。
動画を撮る場合は、フレームアウトからの再検出や、被写体が入れ替わる場面での反応も見ます。最後に、ファームウェア更新で瞳AFの挙動が変わる場合があるため、導入後は更新内容を確認します。
瞳AFのまとめ
瞳AFは、ポートレートやスナップ撮影でピント合わせの負担を大きく減らしてくれる便利な機能です。近年は各メーカーとも改良を重ね、瞳が検出しにくい場面でも顔や頭部、胴体へ切り替えて追尾を続ける設計が広がっています。右目・左目の優先指定やAFエリアとの組み合わせなど、操作面にもメーカーごとの考え方が表れています。こうした違いを知っておくと、機材選びや設定の判断がしやすくなります。瞳AFは任せる機能ではなく、特徴を理解して活かすことで、撮影の自由度を高めてくれる存在です。
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