白水の滝

群馬の白水の滝は、石灰岩質の岩肌を冷たい水が静かに流れ落ちる伏流瀑タイプの滝で、派手さはないものの繊細なラインと苔むした斜面が印象的な被写体です。日差しの強い日でも谷底はしっとりとした光に包まれやすく、長秒露光で流れを柔らかな白糸のように描けば、周囲の緑とともに落ち着いたトーンの作品に仕上がります。駐車スペースから歩いてすぐアクセスできるので、広角と中望遠の二本だけ持って身軽に訪れ、構図やシャッタースピードの違いを試しながら滝撮影の基礎練習にも向く場所です。季節や天候を変えて何度も通いたい一枚向きのスポットです。