中島の地蔵桜

推定樹齢150年のベニシダレザクラが田園の真ん中に佇み、背後に残雪の安達太良連峰を従える絶好のロケーション。周囲が開けているため、満開時には枝張り30mの半円が空に溶け込み、孤高の存在感を放つ。田植え前に水鏡が現れ、夜間ライトアップ時にはリフレクションと星空が競演。昼は青空と薄紅、夕刻は茜に染まるシルエットまで刻一刻と色が変わり、タイムラプス撮影にも最適。地元有志が整備した遊歩道と東屋で三脚を安定させられ、障害物も少ない。望遠で花房を切り取ると地蔵尊の祈りが浮かび上がるなど、被写体密度が高いスポット。