三峰山

三峰山（群馬）は、みなかみ町と沼田市にまたがる標高1123mの関東百名山で、テーブル状の山容と三つのピークが特徴です。中腹の河内神社からは利根川の谷と赤城山方面の山並みが広がり、山頂からは谷川岳や武尊山の鋭い稜線を一望できます。春は残雪と新緑、夏は深い緑とガス、秋は紅葉と雲海、冬は霧氷と澄んだ空気が被写体。緩やかな尾根道のカーブやブナの木立を前景に広角で空を大きく入れ、望遠で谷川連峰のレイヤーを圧縮すると奥行きが際立ちます。PLで葉と空のコントラストを整えれば、上州らしい伸びやかなパノラマに仕上がります。