大内宿

大内宿は茅葺屋根の家並みが江戸期の宿場景観を残す重要伝統的建造物群保存地区。未舗装の街道両側に30余軒の商家が並び、赤提灯やねぎそばの湯気が旅情を誘う。早朝は川霧が宿場を包み柔光が茅を透かし、秋は紅葉、冬は厚雪と雪灯籠が幻想世界を演出。小高い見晴台からは屋根越しに山並みを俯瞰でき、星空やライトアップイベントも狙い目。時間と季節ごとに変わる光と和の色彩を一筋の通りで多彩に切り取れる。