大日杉登山小屋

朝日連峰の玄関口に建つ大日杉登山小屋は、ブナ林と沢音に包まれた静かなベース。春は遅い芽吹きと残雪、初夏は新緑の光芒、秋は錦の斜面と朝霧、冬は深雪と樹氷が主役。小屋前の広場や橋を前景に、広角で森のスケール感を表現し、望遠では谷筋のレイヤーを圧縮。薄曇りは色が転ばず、雨上がりは苔と木肌が艶を増す。夜は星景や月明かりのブナが美しい。朝は谷から靄が上がり、木立の隙間に柔らかな光が射す。長秒で沢の流れを絹に描けば静けさが際立ち、PLで葉の照り返しを整えると色が締まる。四季の移ろいを間近で感じながら、登路の表情も丁寧に追える。