函館山

標高334mの山頂展望台から望む函館湾と津軽海峡に挟まれた街並みは、夜景の美しさで世界三大夜景と称される。ブルーアワーから完全な夜へ色が移ろう時間帯は光量差が小さく、肉眼では見えない淡いグラデーションまでセンサーに収めやすい。ロープウェイやバスでアクセスでき機材が多くても負担は少ない。冬季は澄んだ空気と積雪で光が拡散し、夏とは一味違うクリスタルな輝きを放つ。三脚は禁止時間帯があるため軽量機材と高感度を駆使し、縦構図のパノラマ合成にも挑戦したい。天気が不安定でも山腹に雲が絡むと幻想的な光芒が射し込みチャンスが生まれる。