沼ノ平噴火口

沼ノ平噴火口は、荒々しい火山地形と硫黄色の地面が広がる非日常の景観。朝の低い光は凹凸を強調し、薄曇りは色の階調が残ります。広角は地割れを斜めの導線にして広がりを出し、望遠で噴気や色のグラデを圧縮すると迫力が増す。風向きで噴気の形が秒単位で変わるので連写も有効。雪が残る時期は白と硫黄色の対比が強烈で、モノクロでも地形が映える。硫黄で機材が汚れやすいので撮影後の拭き取りも忘れずに。安全範囲と立入規制は必ず守り、人物を一点景に入れてスケールを伝えたい場所です。広角は24mmで足元の亀裂を大きく、望遠は300mm前後で噴気の層を重ねると厚みが出ます。風の弱い日は煙が立ち上がりやすく狙い目です。