人面岩

海岸に突き出す奇岩が人の横顔に見える“人面岩”は、角度と光で表情が変わる遊べる被写体です。干潮時は足場が広がり、寄って岩肌の割れや苔、波しぶきを描写できます。広角で海と空の余白を取り、望遠で顔の輪郭だけを切り取ると一気に説得力が増します。夕方は逆光シルエットが強く、波が穏やかな日は水面の反射もアクセントに。長秒露光で波を滑らかにすれば岩の造形が際立ち、冬は雪や氷が付くと質感が増してモノクロも映えます。満ち引きで“顔の見え方”が変わるので、時間を変えて同じ構図を試すと面白いです。太陽の位置を変えて影を作ると、鼻筋や顎のラインがくっきり出ます。