玉原高原

玉原高原は、ブナ林と広い草原、季節ごとに表情を変える湿原がそろった、レンズを向ける方向に迷うほど被写体が豊富な高原です。新緑や霧のブナ林は広角で見上げると幹と枝のリズムが強調され、秋は草紅葉と雲海、冬は樹氷と雪原が主役になります。木道やゲレンデ跡をリード線に、前景にシラカバや花を置けば、開放感とスケール感、季節感を一枚に閉じ込められます。野鳥や山野草も多いので、望遠やマクロを組み合わせれば繊細なカットも狙えます。夏は高原の風が心地よく、人物を小さく入れて逆光で撮れば、アウトドアの開放感たっぷりのポートレートにも仕上がります。