日野宿本陣

日野宿本陣は、甲州街道の宿場町として栄えた頃の面影を残す本陣で、通りに面した長屋門と敷地奥の主屋、土蔵が連なる構えが見どころです。街道側から広角で撮れば、電柱や看板も含めて“現代に残る宿場町”としての表情が写ります。室内は玄関間から大広間、上段の間へと続く奥行きが魅力で、畳と柱の直線を意識して構図を組むと落ち着いた画になります。庭側から縁側越しに主屋を撮れば、旅人を迎えた静かな時間が感じられます。夕方の柔らかな光や雨上がりの路面反射を利用すると、時代劇のセットのような雰囲気も出せて楽しいスポットです。