雄国沼湿原

雄国沼湿原は、初夏のニッコウキスゲと木道の組み合わせが圧巻の高層湿原。黄色い花の帯と青い空、遠くの磐梯山を広角でまとめるとスケール感のある一枚になります。足元の花を前ボケにしてF8前後で奥までピントを合わせれば、立体感と群生の密度が同時に表現できます。雲の影が斜面をゆっくり流れる様子をタイムラプス的に追っても楽しい。朝夕は人も少なく、霧の出る日はしっとりしたトーンで花の色が一段と深まり、長靴とレインカバーが本領発揮します。木道は濡れると滑りやすいので、機材を肩掛けにして両手を空けて歩くのが安心です。