子宝湯（江戸東京たてもの園）

子宝湯は、昔ながらの銭湯建築とタイル絵、脱衣場の高い天井まで“昭和”が詰まった被写体。外観は銭湯看板と唐破風屋根を広角で大きく入れ、周囲の住宅を少し残すと当時の街並みが想像できる。内部は番台やロッカー、富士山のタイル絵を標準〜広角で低い目線から撮ると臨場感が出る。光は窓からの柔らかい自然光がメインなので、露出をやや明るめにして木の質感を残したい。細部をマクロで拾うと、ノスタルジーの情報量が一気に増える。