特別史跡旧閑谷学校

特別史跡旧閑谷学校は、瓦屋根が幾重にも重なる講堂と石塀、備前焼瓦の深い色が印象的な学問の場。広角で石段と講堂を入れると導線が生まれ、周囲の樹木が自然な額縁になります。曇天や雨上がりは土壁と瓦の階調が柔らかく、教室の格子窓から差し込む光もきれい。望遠で屋根の反りや鬼瓦、机や硯の質感を寄れば、江戸の学びの空気まで写せます。紅葉シーズンは黄や朱が瓦に映え、春は若葉が石垣をやさしく包みます。　三脚が使えない場面も多いので、ISOを少し上げつつ、構図を決めてから落ち着いて数カット押さえると、旅の記録と作品カットの両方が揃えやすくなります。