鹿島御児神社

鹿島御児神社(宮城)は、海に近い高台に鎮座し、松林と社殿の向こうに広がる海と空が一度に撮れる絶好のロケーション。鳥居越しに遠くの水平線を入れれば、旅情たっぷりの一枚になります。広角で参道と松の枝ぶり、空を大きく取り入れ、標準〜中望遠で拝殿や狛犬、奉納された大漁旗に寄ると“海と暮らしの神さま”が伝わります。春の霞んだ海、夏の強い日差し、冬の澄んだ青まで季節差も大きいスポット。夕景は特に美しく、逆光で紙垂が縁取りされる瞬間を少しアンダーで狙いたいところです。潮の匂いを感じる静かな時間帯を選び、耳を澄ませながらゆっくり構図を探すと、“海と神さま”というテーマが自然に見えてきます。