神田神社（神田明神）

高層ビルと電線の気配の中に、朱の随神門と拝殿がどんと立つ“都会の神社写真”の代表格。昼は朱と空のコントラスト、夕方は斜光で彫刻の陰影が深まり、夜は提灯の灯りが背景ボケになって粋。春は桜、夏は祭りの熱、秋は澄んだ空、冬は乾いた光で輪郭が締まる。広角で門越しに街を入れて対比を作り、標準〜中望遠で狛犬、扁額、絵馬の文字を切り取ると物語が濃い。人が多い時間は1/10秒前後で流し、参拝のリズムだけ残すのもおすすめ。雨上がりは石畳の反射が効き、東京らしい艶が出る。秋葉原側のネオンや看板をあえて背景に入れると、神田明神らしい現代感が出る。