流星の滝

層雲峡のV字谷を貫く石狩川支流に懸かる流星の滝は、落差90mの直瀑が岩壁を滑り落ちる様が流れ星の軌跡に例えられる名瀑。対岸の駐車場から正面撮影が可能で、望遠で絹糸状の流れを切り取れば周囲の柱状節理が際立ち、雨後の増水時は飛沫と轟音が圧巻。6月は新緑と雪解け水、10月は赤・黄の錦絵、1月は凍結した氷瀑と四季の変化が劇的で、朝日が滝上部を照らす時間帯は虹が出現することも。遊歩道を10分登って双瀑台まで行けば、銀河の滝と双子構図で写せ、広角パノラマやドローン無しでも峡谷全景が収まる。夜は星空と滝音だけが残り、長秒露光で水の流れと星の軌跡を同時に描く幻想的なショットが狙える。