しょうぶ七福神

下町の水路や商店街を縫うように寺社を巡る“七福神めぐり”。福神像の表情、扁額の文字、手水鉢の水面、朱の鳥居や狛犬など被写体が途切れません。早朝は人が少なく提灯や石段の影が伸び、初夏は菖蒲や新緑が差し色に。広角で路地の消失点、標準で境内の空気、望遠で刻字と頬の陰影を寄る二段構えが◎。雨上がりは石畳が艶っぽく、夜は街灯で渋いモノクロも決まる。24-70mm一本でも回れますが、マクロがあるとお守りの織りや水滴まで狙えます。御朱印の赤を一点入れると“巡った感”が仕上げに効きます。 休憩ついでに水辺や橋から引きで撮ると、巡礼ルートの流れも一枚で残せます。