金冠塚古墳

金冠塚古墳は、樹木に包まれた墳丘と周囲の静けさが魅力。広角で参道や小径をリード線にして墳丘へ視線を導くと、“ここに眠る時間”が写真に乗ります。落葉期は地形が読みやすく、春は芽吹き、秋は紅葉で背景が彩りに。望遠で稜線の曲線だけを切り取れば抽象的にも強く、雨上がりは土と苔のトーンが深まって渋い仕上がりになります。逆光なら草の穂が光り、露出を少し落としてハイライトを守るのがコツ。最後に足元の落ち葉や土の粒を寄りで拾うと、シリーズが締まります。24–70mmで空間、85–135mmで稜線と質感を狙うと安定。夏は光が硬くなりやすいので薄曇りが当たりで、人物は後ろ姿くらいが“静けさ”を保てます。