たかつえそば畑

たかつえそば畑は、夏の終わりに小さな白花が一面に揺れ、山の雲と相性がいい高原の被写体。広角で畝のラインを手前から奥へ通すと奥行きが出て、空の表情も入れやすい。花は小さいので中望遠で前景の花を大きく置き、背景の山並みを柔らかくぼかすと立体感が出ます。朝露の早朝は白が透け、薄曇りは白飛びしにくい。夕方は花が少し影になって階調が残りやすく、逆光で“白いベール”のようにも撮れます。畑に入らず周縁から、風の日は速めのSSで。刈り取り前後で雰囲気が変わるので、畝の整った時期を狙うと写真が締まります。周辺の牧草地や道標を少し残すと“高原に来た”実感が写真に乗ります。