いしかわ桜谷

いしかわ桜谷は、谷あいに桜が連なり、斜面の起伏がそのまま“花の波”になる春の風景です。見下ろせる場所ではピンクの帯が曲線を描く俯瞰が決まり、谷底の小川や道を入れるとリードラインになります。晴天は花が強く出るので露出は控えめに、柔らかい光の日は空気感重視で。朝は靄で奥が溶け、昼は色が乗り、夕方は陰影が増えるので時間帯で狙いを変えるのがコツです。望遠で奥の桜を圧縮して密度を出し、広角で谷の広がりと空の抜けを押さえると、一本調子にならない立体感のあるシリーズになります。風が止んだ瞬間の水面反射があれば、迷わず狙いましょう。