比良林公園のサラサドウダン

比良林公園のサラサドウダンは、初夏の雑木林の中で枝先いっぱいに提灯のような小さな壺型の花を吊り下げ、近づいて見るほど可憐な表情を見せてくれます。逆光気味に構えると、薄い花弁を通した光が淡いピンクとクリーム色の縞模様を際立たせ、マクロで寄れば一輪一輪の繊細な柄も楽しめます。林内の暗部を背景に選べば、浮かび上がる花のリズムが強調され、前ボケを重ねることで柔らかな奥行きのある一枚に。新緑との色の相性もよく、初夏の森スナップに最適な被写体です。