下頓別のハルニレ

下頓別のハルニレは、広い牧草地の中に堂々と立つ一本木で、四方に大きく広がった枝ぶりが道北の空の大きさを強く感じさせます。広角で低い位置から狙えば、樹冠と雲が画面を埋め尽くし、人物や車を小さく入れるだけでスケール感のある一枚に。朝霧や夕焼けと組み合わせれば、シルエットだけで成立するドラマチックなカットが撮れます。冬の樹氷、夏の深緑、秋の黄葉と通い撮りにも向く被写体で、一本の木をテーマに作品づくりをしたい人にぴったりのロケーションです。風の強い日は枝の揺れを生かし、スローシャッターで動感のある表現にも挑戦できます。