やながわ希望の森公園「湿性植物園」「さくらの森」

別宮の大カツラは、標高730mの東鉢伏高原の谷あいに立つ、樹高約27m、株の周囲約14mの巨大なカツラで、兵庫県指定天然記念物にもなっている清冽な水の神木です。根元からは湧き水がこんこんとあふれ出し、その水が下流の棚田を潤しているため、大木と棚田、背後の氷ノ山を一枚に収めるとこの土地の暮らしまで伝わる画になります。新緑の頃は柔らかな黄緑の葉が滝のように垂れ下がり、紅葉期には金色のカーテンに変化。広角で見上げて幹と枝ぶりをダイナミックに、望遠で枝先と棚田だけを切り取ると、幻想的な山里の風景写真が撮れます。