道明寺天満宮

道明寺天満宮は、菅原道真ゆかりの天神さまで、境内いっぱいに植えられた梅が早春に咲きそろう花の名所です。紅梅・白梅・しだれ梅が石灯籠や社殿を背景に立体的な層をつくり、望遠で圧縮すれば、画面を埋め尽くすような濃密な梅景色が撮れます。参道の鳥居越しに咲く枝をフレームにすると、奥行きと物語性が生まれます。ピーク時は人出も多いですが、朝一番なら柔らかな光の下で花に集中でき、メジロやヒヨドリが訪れる瞬間も狙える、花とスナップが両立する神社です。梅の頃が過ぎれば新緑と菖蒲、秋には紅葉と、年間を通して被写体が途切れないため、同じアングルで季節ごとの変化を撮り重ねていく楽しみも味わえます。